秋乃茉莉のレビュー一覧
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近頃の錬金術というと(ハガレンからの~)ちょっと違った方向に行ってますけど、ここで描かれるのは中世からの本来のもの(たぶん)。
主人公が賢者の石を探す先々で出会う物語のオムニバスのようです。服装が中世イタリア風なの好み。
グラナダ陥落を絡めた表題作のもの哀しさが読後に残りました。 -
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シリーズその12
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「堕天使の城」→ローマ法王庁の密書。ジャンヌダルクの生まれ変わりと目される聖女の正体。青髭公の再来?!周囲を探る内にとある錬金術師の孫に出会いますが……。妄執おそろしや。
「ルネッサンス・狂詩曲」→画家のラファエロと仲良くなったロレンツォ。大広間の壁画制作中のダヴィンチとミケランジェロの見張りをするも遅々として進まず。そこでロレンツォが機転を利かせて……めでたしめでたし。 -
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シリーズその11
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「黒鷲の系譜 Scene1・2・3」→神聖ローマ帝国に賢者の石を探しに来たロレンツォ。ロマの一行に加わり旅をすることに。しかし何やら訳ありの様子のロマの首領。いつものごとく巻き込まれながらも、大活躍にて次の場所へ向かいます。マックスが中々良いキャラ。しかし賢者の石とローザは何処? -
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シリーズその10
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「薔薇の戴冠」→黒太子のルビーを求めてイギリスにやって来たロレンツォ。薔薇園で出会った訳ありの二人。リチャードを守るためロレンツォが動きます。
「聖地1187」→テンプル騎士団の末裔の持つ赤い玉。ロレンツォが案内された先は罠で……。見事な機転を効かせて(違う意味では狙われていましたが)全て無事解決。
「ピカレスクでロマン」→無人島に漂着した近衛兵と姫とロレンツォの三人。争う二人にロレンツォは……? -
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シリーズその9
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「デス・ストーカー Scene1・2・3・4」→賢者の石を探し求めてアララト山に向かうロレンツォ。訳あり隊商と砂漠の民であるデスストーカー達と共に行動することに。争う白羊朝とサファヴィー朝。しかし実際はその二つを潰すのが目的?それで犠牲になるのは雇われたデスストーカーたちと言う悲しさ。それでも最後の最後で少し救われた人もいましたが……。やりきれなさが残ります。 -
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シリーズその8
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「ブラッドレス・コート~無血の法廷~」→賢者の石を求めてシャイロックと言う金貸しの所に行くロレンツォ。ジェシカが騙され→自死。何も死ななくても……。ポーシャの方がよほど強い。
「マスカレード」→ロレンツォは元首の命でミスコンの教育係をするはめに。金と欲望が動く中、ロレンツォが取った方法とは?さすが丸め込みました。
「水上の迷路」→ミスコンの結果、紅蓮の帝王に恨まれ狙われたロレンツォ。そんな状況下、キリスト教のステラとユダヤ教のヨシュアが愛し -
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シリーズその7
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「カルブンクスの瞳」→イタリアで出会ったミケランジェロ。そこで起こる復讐劇。新たな道を模索できず、ジョルジョは死ぬことでしか安らぎを得られなかったのかも。
「沈黙の島」→転覆した船から陸へ漂着したロレンツォとサリム。その島の祠には供物と生贄。しかし隣の島は貧富の差のない場所。そこからロレンツォたちは脱出を図りますが……。サリムはそこで幸せに暮らしたと思いたい。
「森翠く 海碧く 夢深く」→通称幽霊島と呼ばれる所へ行くロレンツォ。そこで出会っ -
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シリーズその6
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「楽園の疵 Scene1・2・3 Last scene」→ロレンツォがキプロスの王になることに?弟が死去し、歯を食い縛りながら辛い思い出のある故郷へ帰るロレンツォ。未だ謎のローザは何者なのか?賢者の石を見つけることはできるのか?方々から命を狙われる中、ロレンツォが出した答えは? -
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シリーズその5
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「千の夜の旅人」→スペインで賢者の石を発見?!ロレンツォは謎の村へ到着。村人達は何者だったのでしょうか?
「白百合の魔女達」→コンラート村の三聖女。本物か魔女か?無意識の罪と自覚のない悪意が魔女を生む……。皆を助けたのはロレンツォなのに修道師が感謝するのは神のみで少々もやもや。
「アルテミスの戴冠」→権力争いに巻き込まれたロレンツォ。戦った王子は全てを背負い、王として君臨し……。本人の幸せは犠牲にして国を維持する悲しい未来でした。 -
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シリーズその4
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「赤と黒の婚礼」→赤の花嫁=生け贄に選ばれた女。シャルルの記憶。黒の伯爵。化け物。実の孫。悲しい結末でした。
「メルクリウスの罠」→姫の病気を治癒した錬金術師に褒美が与えられるため、賢者の石を作りますが……。ロレンツォが石を作り出す?
「オフィウクスの系譜」→奴隷として売られたオフィウクス人の謎。彼らは本当に呪うことができるのか?結局迫害の結果力を得て、そしてまた迫害のループ……。 -
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シリーズその3
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「ゴシックアナトミア」→ロレンツォの通う大学で行方不明者続出。しかも彼らはバラバラになって発見。犯人の目的とは?
「銀波の彼方 金砂の果て」→明からヴェネチアへ来た一行。何やら怪しい動きを見せ、何かを探している様子。結局血で血を洗うことに……。
「光と闇の十字路」→ハーレム内で隠居と言う名の囚人生活を送る王子。彼の父である国王が亡くなり大混乱。……王子は正気であり、また違うのかもしれない。 -
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シリーズその2
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「薔薇よりも赤く 雪よりも白く」→猛吹雪の中、倒れていた少女を保護したロレンツォ。同じく天候不良でとある城へ避難した男たちが次々に殺され……吸血鬼の仕業?
「碧玉の花嫁」→姫の身代わりとして高級娼婦が嫁ぐことに?!付き添いで乗船したロレンツォでしたが、海賊船に襲われて……。最後はハッピーエンド。
「死都の聖女」→ローマで起こる殺人事件。ルクレツィアの表と裏の顔。そしてチェーザレの真の目的は何だったのでしょうか。 -
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シリーズその1
キプロス王家の血を引きながら、悪魔の子として十字架にかけられた後、錬金術師に救出されて弟子となったロレンツォ。そして賢者の石を探す旅を続けています。
「暁と黄昏の女神」→大学の友人フェデリコと双子の対照的な妹。彼の家では代々女が家を継ぐ決まり。財産問題と亡霊……。
「柘榴の迷宮」→グラナダ王国を手に入れて、とある書物をゲットしたいロレンツォでしたが……。陰謀策略うずまいていました。
「琥珀の廃園」→師匠ローザの手紙をもらい急ぐロレンツォ。しかし館は焼失し、そこにいたのは訳ありの子供。賢者の石とローザは何処? -
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怪盗VS警部その八
十九世紀末。表の顔は家庭教師、裏の顔は怪盗アレキサンドライト。怪盗を逮捕しようと躍起になるお坊っちゃま警部のアンリ。
八巻のお話は三編。実在人物伝「カロリーヌ・オテロ」、実在人物「シュザンヌ・ヴァラドン」、都市伝説「サンジェルマン伯爵」。
良くも悪くも欲のない踊り子のカロリーヌの秘密、女流画家の母と息子のモーリスの愛憎と孤独。そして最後にあちこちでアレキサンドライトからの予告が来て、アンリは誰を選ぶのか?アレキサンドライトの行く末は?結局何者だったのか?強引かつ曖昧に終結。