松本恵子のレビュー一覧
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この翻訳は以前、角川文庫に収録されていたもの。紙の本をOCRで読み込ませて作成したらしく、誤植がかなり多い。(「ポワロ氏」の「ロ」が漢字の「口(くち)」になっていたりとか。)前後関係で判断できるので実害は無いけれども。早川書房版には、本文の途中のページにあった2枚の図版(アクロイドの家の見取り図とア...続きを読む
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表題作「情婦」は、映画の邦題に合わせたもの。他社の版では「検察側の証人」という題になっていることが多い。この版は翻訳に少し癖がある。とくにポワロやヘイスティングズの台詞の言葉遣いが丁寧すぎて、他の訳者の訳で読み慣れている人は少し戸惑うかも。
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大ドンデン返しというやつです。
その後も幾つの小説がこの展開を援用していますが、やはりオリジナルには独特の迫力を感じます