各務三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んだことが無かったので大人になって今更読んでみました。
シャーロックホームズが探偵ということは知っていましたが、こうも独特な人だとは…推理パート後の「犯人がわかった」からの物語は最初、あれ?読んでる本変わった?というレベルの変わり様でしたがだんだんと事情が分かって面白い展開でした。ホープの無念が晴らせて良かった一方で、そもそもこんなことか起きなければ…という虚無感も残りました。とはいえ、そうじゃないと物語にならない訳で…
無色のかせ糸に混じった緋色の糸を白日の元に晒すこと。カッコいい言い回しでした!
大人が読んでも面白いです!もっと早めに手を出せば良かった… -
Posted by ブクログ
この本は、本当に夢中になって読んでしまった。
ホームズとワトソン博士の出会いのきっかけも書いてあったし、人を二人も殺した犯人の昔の物語も書いてあった。
私が心に残ったのは殺人者の昔の物語だ。その昔のことがきっかけで復讐するために二人もの人を殺したのだが、ある女性やその父親のためにやったことなのだ。長い間、女性やその父親を殺した二人を追いかけて、やっと復讐を果たせたと知って、私は感動してしまった。人を殺すのは悪いことだけど、その女性への思いに胸を打たれたからだ。
今まで、読んだホームズの話とは違って、一つの事件が一冊の本になっていて、こっちの方がよかった気がする。続きがあったら読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
シャーロックホームズシリーズには数多くの名言がありますが、自分の考え方に影響を与えたと言える名言が二つあります。この本で語られた「屋根裏部屋」の理論はその一つ。
『人の記憶には限界があり、見たこと聞いたことをすべて覚えていては本当に大切なことを忘れてしまう。また雑多に保存して必要な情報を取り出すのに時間が掛かってしまっては機を逸する。だから記憶は丁寧に整理しておく必要があるし、余計な記憶は "忘れる努力" をしなくてはいけない。』
このような話だったかと思います。小学生当時読んだときに衝撃を受けました。余計な情報で溢れた世の中から、自分に必要な情報を見極める能力の必要性、