益川敏英のレビュー一覧

  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    個性的な二人の大科学者の対話で非常に良かった。ノーベル賞を受賞したご二方ともにいわゆるがり勉の優等生型でないところが興味深い。

    益川先生が問題に集中するとき、大学まで3時間くらい歩いて問題を考えるというのが興味深かった。細かい計算をするときは机に向かうが構想を立てたりは歩く時のが集中できるとのこと...続きを読む
  • 僕はこうして科学者になった 益川敏英自伝
     ノーベル物理学賞を受賞した益川さんの自伝です。収録されている文章の初出は,2016年1月~3月まで『東京新聞』『中日新聞』に連載したものです。
     益川さんと言えば,受賞当時には歯に衣着せないもの言いで,なかなかユニークな談話を発表していました。ノーベル賞のスピーチの際に過去の日本の戦争に言及したと...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    人間らしいエピソードが印象的
    発見秘話とか子供の頃のこと
    山中先生は特に
    定まってない頃を聞くと勇気をもらえる
    益川先生は、やっぱり特殊で天才的かも(^_^)
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    ノーベル物理学者の益川教授とiPS細胞発見者の山中教授の対談をまとめたもの。日本を代表する学者の考え方が分かる面白い本であった。両者ともユニークな性格の変わり者で、変わった経歴を持っていることがわかった。印象的なフレーズを記す。
    「染色体の端っこには「テロメア」と呼ばれるしっぽのような部分があって...続きを読む
  • 科学者は戦争で何をしたか
    安倍首相よりも日本会議と日本会議国会議員懇談会が強力な力を持ってる限り憲法改正も問題は終わらないと思うし、益々勢いが増してきている。

    それに関して益川教授がユニークな提案をしている。
    「早いとことノーベル委員会が、憲法九条にノーベル平和賞をあげて、それを安倍首相に受け取らせる。。。憲法九条のノーベ...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    まるっきり文系の自分にも、科学の面白さを感じさせてくれた一冊。まだメカニズムが解明されてないことが、こんなにあるのか、と純粋に驚いた。
    もっと生命科学や物理科学のことについて知りたい!という気持ちになる。
    対談形式の本って読みやすい。特に馴染みのない分野に踏み出したいときはまず対談の本から入ってみる...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    共にノーベル賞を受賞している2人の著名研究者が、自分たちの研究を振り返りながら、様々なトピックについて話している本書。

    言わずもがな、示唆に富んだ発言の連続であるが、特に印象に残った発言は以下の通り。
    「研究はフェアである。(山中 p.98)」
    「実験の結果が予想通りだったら、それは基本的に「並」...続きを読む
  • 科学者は戦争で何をしたか
    ノーベル賞を受賞したとき「たいして嬉しくない」と言った益川博士だが、受賞して本当に良かったと思う。
     理論物理学は一般人にはよくわからない人が多いから、たとえ学会で認められていても、ノーベル賞がなかったらこういう本は出せなかっただろう。世界が認める一流の科学者だからこそ、政府やマスコミなど気にするこ...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    益川先生の恩師 坂田昌一研究室
    坂田先生の言葉
    「最良の組織と最良の哲学があれば,凡人でもいい仕事ができる」
    「研究は一人の天才によって行われるものではなく,組織的に行われるものだ」
  • ノーベル物理学者が教える「自分力」の磨き方
    シンプル2000自叙伝シリーズ「THE益川敏英伝」
    益川先生がこうやって生きろ,と教えてくれる本.
    やはり,他の著者に比較してこういう文章を書き慣れていない感じがする.
    メッセージは,
    「自分の夢を追い求めてください」
    「自分自身をみつめてよく考えてください,何が好きで何に興味があって何をやりたいの...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    対談でわかりやすい。iPS細胞と小林・益川理論の概要も理解できる。

    <iPS細胞>
    分化して皮膚や筋肉になった細胞を受精卵ができた瞬間まで戻す。皮膚などの細胞に「ヤマナカファクター」と呼ばれる4つの遺伝子を放り込むと、iPS細胞になる。膨大な数の遺伝子からこの4つの遺伝子を発見したことがすごい。(...続きを読む
  • 僕はこうして科学者になった 益川敏英自伝
    軽妙洒脱な語り口で繰り出されるエピソードの面白さに引き込まれ、一気に読んだ。型にはまらない自由奔放さ、父親から知らずに受けていた科学者としての薫陶、得意分野に対する徹底した注力、大学での恵まれた交友環境等、ノーベル賞受賞へのセレンディピティの積み重なりを感じた。生き様としてのダイナミズムが素晴らしい...続きを読む
  • 僕はこうして科学者になった 益川敏英自伝
    益川先生の本は、以前、読んだことがあり、それと大きな違いはありませんでした。
    が、ノーベル賞受賞時のエピソードとして、ノーベル賞の連絡を受けたときの話は、益川先生らしいな、と思い、印象に残りました。

    今の時代、益川先生のような人は育ちにくいような気もしますが、本当にできる人は、どのような環境に...続きを読む
  • 僕はこうして科学者になった 益川敏英自伝
    ノーベル賞の会見からも、とても魅力的な人だと感じていました。研究の内容はタイトルくらいしか分かりませんが、ユーモアあふれる人間性にとても好感が持てますね。
  • ノーベル物理学者が教える「自分力」の磨き方
    一流の人の一流の思考力がわかりました。一流の人はみんな同じことをしている気がする。

    一流の一流のたる所以をもう少し研究してみたい。
  • 科学者は戦争で何をしたか
    共感できる話が盛りだくさんの好著だ.マンハッタン計画で多くの科学者が原爆の開発に携わったいきさつはよくまとまっている.また,先生自身が先頭に立って活動した話は読んでいて楽しかった.これからもどんどん発言してもらいたい.今の政治状況を改善するために.
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    ノーベル賞を取ったお二人の対談本で非常に読み易かった。山中先生の挫折してきた人生がとてもためになった。増川先生の天才肌も。お二人とも素敵な人で研究者として尊敬できる部分が多くある。
    共感できる部分はまだ少ないけど、少しずつ目指していきたい。
  • 科学者は戦争で何をしたか
     著者の益川敏英氏は、2008年ノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者です。受賞時のインタビューに対するコメントを聞いたときからちょっと気になっていた方でしたが、この著作も大変興味いものです。
     取り上げているテーマの流れで極めて政治的なイシューにも言及していますが、そこには「科学者」であると同時に...続きを読む
  • 科学者は戦争で何をしたか
    ノーベル賞を受賞した著者。
    最近安保関連のデモのニュースでよく見る著者。
    なぜデモに参加するのか、この人の考え方が
    よく書かれている内容です。
    科学者の社会的責任を考える、暴走する政治に懸念する
    著者の考えが面白いと思いました。
    ある意味まっとうな意見だと思いました。
    ただ、科学者で社会になじめない...続きを読む
  • 科学者は戦争で何をしたか
    平易な言葉で、熱く平和を、反戦を、現政権の危うさを語る。「物理の研究と平和運動は二つとも同じ価値がある」という信念を恩師・坂田昌一先生から受け継ぐ反骨精神には励まされる。