益川敏英のレビュー一覧

  • 科学者は戦争で何をしたか
    戦火を体験しているだけに、科学のデュアルユースに対するジレンマと憲法9条への想いがひしひしと伝わってくる。科学者である前に人として、名古屋大学の平和憲章を愚直に守り続ける精神には敬意を表したい。ただ、原子力研究にお金をかければかけるほど安全性は高まると主張している一方で、潤沢な資金を調達できている研...続きを読む
  • 科学者は戦争で何をしたか
    ノーベル賞受賞者でありながら,学問と社会の関係を真摯に考える人であることがわかった。ただ,執筆された時期も影響しているだろうが,反政府運動における若者の評価が不当に低いように思う。企業別の労働組合なんていまどき,政権のチェックにはたいして役に立たないと思っているので。
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    かなり、面白かったぁ。
    専門的なお話をされてる時は、む、難しい…という所もあったのですが(それでも専門外の人にも分かり易いよう説明されてます)お二人の歩んで来た道や、思考法なんかの話はとても興味深く読みました。お二人の人柄が伝わってきました。
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    対談形式だったので、読みやすく一気に読めた。印象的だったのは、回旋型の生き方と益川先生の抽象化記憶術。研究に対する態度も勉強になった。私もがんばろう。
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    ノーベル賞を受賞した山中伸弥先生と益川敏英先生の対話形式の本。

    「iPS細胞の開発はタイムマシンを発明したのと同じ」(立花隆)という益川先生の引用が印象的だった。

    文化した細胞を未分化の状態に戻せるなんて、よく考えたら凄まじいことだな。でも細胞レベルの話であって、人間まるまる一人分が若返る技術で...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    山中伸弥先生と益川敏英先生の対談を本にしたものです。
    対話形式でとても読みやすいです。

    この本が出たのは、山中先生がノーベル賞をとる前の年(2011年)。
    益川先生は、すでにノーベル賞をとった後です(2008年受賞なので)。

    益川先生は、いかにも研究者ですね。
    山中先生は、研究者以外で...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    益川敏英物理学者とiPS細胞、生みの親である山中伸弥先生との対談。ノーベル賞受賞者のお二人のこれまで歩んでこられたご様子が、とても面白く対談されてるお話だった。
    先ず、iPSのネーミングが人気の「iMac」「iPod」にあやかろうと名づけられたのには、フフフと笑えた。
    そして、お二人とも教育熱心なご...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    対談です。
    お二人の研究に対する真摯な態度に好感が持てました。

    専門的なことは難しかったが、学生のときの話など楽しく読めた。
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    山中教授と益川先生の日本の研究者のあるべき姿がたくさん詰まった一冊。
    自分は研究者を技術者に置き換えて読みました。
    挙げればキリがないですが、下記などは共感しました。

    ・今は効率が最優先される社会ですが、一見遊びに見えたり、無駄に見えたりすることの中に、実は豊かなものや未知なるものがたくさん隠れて...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    話の具体的内容が高度過ぎた。でも、益川先生、山中先生が生命、自然に対して真摯に立ち向かっているのが分かりました。
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    最近のノーベル賞受賞者のお二人の対談。
    科学をテーマに語り合っているが、やはり視点が興味深い。
    やっぱり二人とも努力家で、物好きだ。お二人の見えてる世界は別世界なんやろうなあ。
    時々、研究の説明をしている箇所とかあるけど、全然わからなかったりする。ムズカシイ。
    対談で読みやすく、いい本です。そうなん...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    iPS細胞の山中教授、素粒子物理学の益川教授という
    ノーベル賞受賞者による対談。
    ふたりともいわゆる「天才」ではない。
    むしろ挫折や遠回りをした後にそこに偶然辿り着いたという。
    一般には最短距離で効率よく欲しいモノを手にする、
    というのが善とされがちだけれども、少なくとも学術の世界では
    必ずしもそう...続きを読む
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    科学の基本は、言語力である。読んで、聞いて、その世界を正しく頭に思い浮かべられるかどうかが、すべての基本となる。その後は、吸収した知識も用いて、その考えを、頭の中で発展させていけるか。
    具体的な客観データを集めた上で、徹底的に抽象化してシンプルにして推論するのが理論化である。
  • 15歳の寺子屋 「フラフラ」のすすめ
    興味を持つことが、とってもだいじだなーと思いました。興味を持つことでいろいろなことに気づくことができる。
    特に印象に残ったことは、科学をやることは、いろいろな責任があったりするから、何をするにもいろいろなことを考えないといけないと思った。
    「世界の中に関心を持つことがだいじ」の言葉が印象に残った。
  • 15歳の寺子屋 「フラフラ」のすすめ
    益川節の原点がここに・・・?

    一見、「銀の匙」からは程遠いお育ちのようにも見えますが、
    お父さまの科学談義、小さい頃からの読書好き、小学校での素晴らしい先生との出会い等々、
    ノーベル賞受賞に多かれ少なかれ貢献したであろうと思われる
    数々の素晴らしい思い出が、この本に紹介されています。

    益川先生か...続きを読む
  • 科学者は戦争で何をしたか
    もともと国際政治には興味がありましたが、戦争を科学者の視点から見た事はなかったので、この本の内容は新鮮でした。
  • 科学者は戦争で何をしたか
    ノーベル科学賞を受賞したという
    著者が過去の戦争を振り返えり、
    将来を危惧して書いていました。

    後半は 科学者と戦争という内容というより
    著者の戦争反対という思いが沢山つまっていました。
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
    日本人ノーベル賞二人の対談
    二人の学生時代の話や科学に対する姿勢まで、と幅広い内容

    ダーウィンの進化論も証明されている訳ではない
  • 科学者は戦争で何をしたか
    デュアルユース…一般の科学、技術の成果が、人々の生活にも役立つし、軍事にも利用できる両義性を持つこと。
  • 科学者は戦争で何をしたか
    ノーベル賞科学者の立場から大東亜戦争を語っている。実用的な発明は軍事目的に応用される。科学者はすべてが平和主義者ばかりではない。