益川敏英のレビュー一覧

  • 科学者は戦争で何をしたか

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    ノーベル賞を受賞した著者。
    最近安保関連のデモのニュースでよく見る著者。
    なぜデモに参加するのか、この人の考え方が
    よく書かれている内容です。
    科学者の社会的責任を考える、暴走する政治に懸念する
    著者の考えが面白いと思いました。
    ある意味まっとうな意見だと思いました。
    ただ、科学者で社会になじめない、社会から利用される
    弱者的な科学者をなんとか救うことも考える必要も
    あるのではないかと思います。

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    2015年11月27日
  • 科学者は戦争で何をしたか

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    平易な言葉で、熱く平和を、反戦を、現政権の危うさを語る。「物理の研究と平和運動は二つとも同じ価値がある」という信念を恩師・坂田昌一先生から受け継ぐ反骨精神には励まされる。

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    2015年11月19日
  • 科学者は戦争で何をしたか

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    戦火を体験しているだけに、科学のデュアルユースに対するジレンマと憲法9条への想いがひしひしと伝わってくる。科学者である前に人として、名古屋大学の平和憲章を愚直に守り続ける精神には敬意を表したい。ただ、原子力研究にお金をかければかけるほど安全性は高まると主張している一方で、潤沢な資金を調達できている研究機関程、腐敗や不正を生む、という見解はいかがなものか?まぁ、それは置いといて、やはり益川先生の姿勢と先見に感銘を受けたことには変わらない。今度名大の記念館のぞいてみようかな。

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    2015年11月07日
  • 科学者は戦争で何をしたか

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    ノーベル賞受賞者でありながら,学問と社会の関係を真摯に考える人であることがわかった。ただ,執筆された時期も影響しているだろうが,反政府運動における若者の評価が不当に低いように思う。企業別の労働組合なんていまどき,政権のチェックにはたいして役に立たないと思っているので。

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    2015年10月01日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    かなり、面白かったぁ。
    専門的なお話をされてる時は、む、難しい…という所もあったのですが(それでも専門外の人にも分かり易いよう説明されてます)お二人の歩んで来た道や、思考法なんかの話はとても興味深く読みました。お二人の人柄が伝わってきました。

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    2014年04月17日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    対談形式だったので、読みやすく一気に読めた。印象的だったのは、回旋型の生き方と益川先生の抽象化記憶術。研究に対する態度も勉強になった。私もがんばろう。

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    2014年03月26日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ノーベル賞を受賞した山中伸弥先生と益川敏英先生の対話形式の本。

    「iPS細胞の開発はタイムマシンを発明したのと同じ」(立花隆)という益川先生の引用が印象的だった。

    文化した細胞を未分化の状態に戻せるなんて、よく考えたら凄まじいことだな。でも細胞レベルの話であって、人間まるまる一人分が若返る技術ではない(そうなったらエライことだけど)。SFのネタとしては良いかもしれない。

    iPS細胞に期待するのは、病気の解明とそれに対する創薬。患者が痛い思いせず、倫理的にも許される範囲で実験が簡単にできるそうなのは魅力。

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    2013年07月11日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    山中伸弥先生と益川敏英先生の対談を本にしたものです。
    対話形式でとても読みやすいです。

    この本が出たのは、山中先生がノーベル賞をとる前の年(2011年)。
    益川先生は、すでにノーベル賞をとった後です(2008年受賞なので)。

    益川先生は、いかにも研究者ですね。
    山中先生は、研究者以外でも成功できたんじゃないでしょうか。

    一流の研究をするためには、ひらめきが必要ですが、それは決して偶然ではなく、論理や経験の積み重ねによって得られるものなんですね。
    そのことを改めて感じました。

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    2013年07月08日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ネタバレ

    益川敏英物理学者とiPS細胞、生みの親である山中伸弥先生との対談。ノーベル賞受賞者のお二人のこれまで歩んでこられたご様子が、とても面白く対談されてるお話だった。
    先ず、iPSのネーミングが人気の「iMac」「iPod」にあやかろうと名づけられたのには、フフフと笑えた。
    そして、お二人とも教育熱心なご家庭でなく自営業の家でほったらかしだったという環境、運動は好きだが国語は苦手、フラフラ癖と浮気性の山中先生。
    研究一筋ではなかったエピソードが凄く親しめた。
    一見無駄なものに豊かな芽が隠されているお二人の生き様が流石。

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    2013年06月27日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    対談です。
    お二人の研究に対する真摯な態度に好感が持てました。

    専門的なことは難しかったが、学生のときの話など楽しく読めた。

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    2013年03月01日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ネタバレ

    山中教授と益川先生の日本の研究者のあるべき姿がたくさん詰まった一冊。
    自分は研究者を技術者に置き換えて読みました。
    挙げればキリがないですが、下記などは共感しました。

    ・今は効率が最優先される社会ですが、一見遊びに見えたり、無駄に見えたりすることの中に、実は豊かなものや未知なるものがたくさん隠れているのかもしれないですね。無駄なものを削ぎ落とそうとして、そうした未来の種まで捨て去ってしまわないようにしたいものです。(山中教授)
    ・坂田先生は、「最良の組織と最良の哲学があれば凡人でもいい仕事ができる」という考えを持っておられました。「研究は一人の天才によって行われるのではなく、組織的に行われる

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    2013年02月11日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    話の具体的内容が高度過ぎた。でも、益川先生、山中先生が生命、自然に対して真摯に立ち向かっているのが分かりました。

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    2013年02月09日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    最近のノーベル賞受賞者のお二人の対談。
    科学をテーマに語り合っているが、やはり視点が興味深い。
    やっぱり二人とも努力家で、物好きだ。お二人の見えてる世界は別世界なんやろうなあ。
    時々、研究の説明をしている箇所とかあるけど、全然わからなかったりする。ムズカシイ。
    対談で読みやすく、いい本です。そうなんだーと思わされるところが多かった。

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    2013年01月30日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    ネタバレ

    iPS細胞の山中教授、素粒子物理学の益川教授という
    ノーベル賞受賞者による対談。
    ふたりともいわゆる「天才」ではない。
    むしろ挫折や遠回りをした後にそこに偶然辿り着いたという。
    一般には最短距離で効率よく欲しいモノを手にする、
    というのが善とされがちだけれども、少なくとも学術の世界では
    必ずしもそうではないようだ。

    若い山中教授が難病患者を救うという使命に燃えているのに対して、
    年配の益川教授は好きなことを勝手にやっているだけ、というコントラストも面白い。けっこう世相を反映しているような気がする。

    なんだかまだまだこの世界も捨てたもんじゃないという期待を抱かせる一冊でもある。

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    2013年01月16日
  • 「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子

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    科学の基本は、言語力である。読んで、聞いて、その世界を正しく頭に思い浮かべられるかどうかが、すべての基本となる。その後は、吸収した知識も用いて、その考えを、頭の中で発展させていけるか。
    具体的な客観データを集めた上で、徹底的に抽象化してシンプルにして推論するのが理論化である。

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    2018年10月14日
  • 15歳の寺子屋 「フラフラ」のすすめ

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    興味を持つことが、とってもだいじだなーと思いました。興味を持つことでいろいろなことに気づくことができる。
    特に印象に残ったことは、科学をやることは、いろいろな責任があったりするから、何をするにもいろいろなことを考えないといけないと思った。
    「世界の中に関心を持つことがだいじ」の言葉が印象に残った。

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    2010年03月07日
  • 15歳の寺子屋 「フラフラ」のすすめ

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    益川節の原点がここに・・・?

    一見、「銀の匙」からは程遠いお育ちのようにも見えますが、
    お父さまの科学談義、小さい頃からの読書好き、小学校での素晴らしい先生との出会い等々、
    ノーベル賞受賞に多かれ少なかれ貢献したであろうと思われる
    数々の素晴らしい思い出が、この本に紹介されています。

    益川先生からのメッセージは、この本の最後にある言葉に集約されているように思います。

    「日本がすすんでいく方向に賛成するのも反対するのも、それはみなさんの自由です。
     ただ、自分の意見をはっきり言えるだけの力は養っておいて欲しい。
     ぼくはみなさんに、何も考えず、意見も持たず、行動もせず、ただ何となく生きてい

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    2009年10月07日
  • 科学者は戦争で何をしたか

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    「科学者である前に人間たれ」
    「新しい発見や開発は必ずしも福利だけを生み出すとは限らず、害毒を生み出すこともある。
     科学は使う人間に依存する面もあり、平和に利用されるつもりが、軍事に利用される可能性もある。」

    研究や技術(あと投資)にはやたら関心を示す割に、世の中の社会問題に何ら関心を示さない理系人間って結構多い気がしていて、
    そんな中で益川先生の本書はそういった研究者・技術者を明確に否定し、社会的関心の高い”生活者”であるべしだと諭してくれている。

    その他、資本による意図せぬ科学技術の巨大化(ブラックボックス化)に対する憂慮、デュワルユース、安倍政権の問題、憲法9条等について書かれてお

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    2025年09月01日
  • 科学者は戦争で何をしたか

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    もともと国際政治には興味がありましたが、戦争を科学者の視点から見た事はなかったので、この本の内容は新鮮でした。

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    2023年05月08日
  • 科学者は戦争で何をしたか

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    ノーベル科学賞を受賞したという
    著者が過去の戦争を振り返えり、
    将来を危惧して書いていました。

    後半は 科学者と戦争という内容というより
    著者の戦争反対という思いが沢山つまっていました。

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    2022年07月06日