岩波文庫 ゲーテとの対話
1822年〜1832年のエッカーマンの追補、ゲーテ年譜、人名索引など 下巻が一番充実している。下巻はまた読みたい
上中巻同様に格言は秀逸。神について、天才論など長めの論調も読み応えある。
ゲーテが神の恩寵を受けた 天才と認めたのは、モーツァルト、ラファエロ、シェー
...続きを読むクスピア。ゲーテが影響を受けたのは、シラー、ナポレオン、バイロンだと思う。
ゲーテ自身、自分の作品のうち「親和力」を最も高く評価している?読んでみたい。
ゲーテ曰く「本の読み方を学ぶのに〜私は八十年費やした。まだ今も目的に到達しているとはいえない」とのこと。
格言
*名声は労苦の泉、隠世は幸福の泉
*本質的なことに金を惜しむくらい無駄な金使いはない
*探究と過ちを通して、人は学ぶ
*同類のものは、われわれを安心させる。反対のものは、われわれを創造的にする
*人間の蒙昧さと開悟がその運命をつくる
*天才的な人物には、反復する思春期がある
神について
*神は、人々にとって〜たんなる呼び名
*神の偉大さを確信している人は〜畏敬のあまりその名を呼ぶことさえ憚るだろう