エッカーマンのレビュー一覧

  • ゲーテとの対話 上
    素敵な記録。
    ゲーテ更年期の朗らかな人柄がエッカーマンの文章からよく伝わってくる。
    目の前にゲーテがいるかのような読書体験。
    その聡明さと多角的な視点から物事を語る近代文学の大家に接近できて嬉しいです。
    中、下も早く読みたい。
  • ゲーテとの対話 中

    ひとかどのもの

    一部ご紹介します。
    ・「君に打ち明けておくのだが、私の作品は世にもてはやされることは無かろうよ。そんなことを考えてみたり、そのために憂身をやつしたりすることは間違ってる。私の作品は大衆のために書いたものではなく、同じようなものを好んだり、求めたり、同じような傾向を取ろうとしている、ほんの一握りの人...続きを読む
  • ゲーテとの対話 下

    探求と過ち

    一部ご紹介します。
    ・「ある外国の改革を導入しようとする試みは、自国民の本質に深く根ざした要求でない限り、全て愚かなことだ。そうした故意に企てられた革命などは一切成功しないものだよ。なぜなら、そこには神がいないからだ。神はそういったいい加減な仕事には手を出されないからだ。しかし、ある国民の中に、大...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上

    目標に通じる歩み

    一部ご紹介します。
    ・「誰でも自分自身が一番よく知っていると思い込んでいる。それで多くの人が失敗し、長いこと迷わなければならない」
    ・「いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と進んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値あるものでなければならないよ」
    ・「どの詩の下にも...続きを読む
  • ゲーテとの対話 下
    感嘆させられることが多くて、その度にそれをせっせと書き留めた。
    水木しげるさんが戦場でお守りは落としても、この本だけは肌身離さず持ってたらしい。
    あの人もきっと、ゲーテの優れた、有益な言葉に励まされたんじゃないかと思った。
  • ゲーテとの対話 下
    こうした古典を読みつけてないため、読破するのは難しいかと思っていたが、1ヶ月かかって読破した。

    この本を開く前は予想もしなかったが、おもわずふふっと笑ってしまったり、読みながら涙したり…… 様々な感情が自分自身の中で渦巻いた。ゲーテとエッカーマンの戻らないかけがえのない時間がこの本には詰まっている...続きを読む
  • ゲーテとの対話 下
    一貫して、
    永遠真理、普遍の法則を探究しているゲーテの深遠な洞察が光るエッカーマンとの対談。

    幸福について
    学びについて
    生きるということについてなど語られる。

    「私は、作家という天職についているが、大衆が何を求めているとか、私が全体のためにどう役立っているかなどということを決して問題にしてこな...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    この本の特異なところとしては、
    「対話」とありながら、プラトン著作集のような人物同士の「」の応酬ではなく、
    一貫してエッカーマンの視点から、エッカーマンの心情をも織り交ぜて、ゲーテと対話を行なっている点だ。

    このエッカーマン自身の文章の面白さに加えて、着眼点が非常に良い。
    お陰でゲーテという人物か...続きを読む
  • ゲーテとの対話 中
    ゲーテとの対話(上)を読み終わってから、半年以上が経ってしまった。
    文章を読むことも、咀嚼して理解することも、時間がかかるけれど、時間をかけ、何度も読まなければ、到底理解できない。その上、何度読めば、どのような経験を積めば理解できるのかもわからない程、かなり高次な著書である、、ということは理解できる...続きを読む
  • ゲーテとの対話 中
    デモーニッシュ

    文学、芸術、音楽、そして宗教的なものが、師弟の対話の記録として残され、最高の高いレベルの思想が弟子に受け継がれていく。
    この本では、師の突然の死までが書かれている。
    死によって師弟によるデモーニッシュなる物についての対話が途切れてしまったが、この何かについて考える事が、出発なのかな...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    ゲーテとの対話の全三巻のうち第一巻に相当する。
    ゲーテの御宅にお邪魔した経緯と、聞いたことと,感じたことを書き留めたもの。

    ゲーテの作品を読んだことがある人には興味深い内容。
    ゲーテをよく知らない人には、あまり興味が沸かないかもしれない。
  • ゲーテとの対話 上
    「どの詩の下にも、いつ作ったかという日付を書いておくことだね。~心の状態の日記として役立つことになる。」この文章が読メを始めるきっかけになった。エッカーマンがゲーテと出会い10年間ゲーテの下で過ごした時の対話を日記形式で記録した本。目の前でゲーテが語りかけているようで貴重な本だと思う。芸術、文学、自...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    貧しくて教育を受けられなかったエッカーマンが、絵画を求め、学問を求め、ついにゲーテと出会う。彼は、ゲーテの仕事を手伝うことで、さまざまなことを学んでいく。ゲーテの人柄、語った言葉、考えなどなど、素敵な言葉と豊かな感覚にあふれるゲーテに触れられる一冊。

    とてもおもしろかった!ゲーテの言葉は、どれも素...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    齋藤孝先生おすすめ本。上>中>下の順で面白いので、最後まで読みとおすのに時間がかかりました。斎藤先生の本で要約本で良いのかも。
  • ゲーテとの対話 上
    ドイツ語題名Gespreche mit Goethe in den letzten Jarens Seines Lebensのとおり、生のゲーテと親交があったエッカーマンによる、ゲーテ最後の9年のなかで交わされた対話の集大成。対話本といってもそのほとんどがゲーテの言葉から成り、ゲーテという人物の生き...続きを読む
  • ゲーテとの対話 下
    岩波文庫 ゲーテとの対話 

    1822年〜1832年のエッカーマンの追補、ゲーテ年譜、人名索引など 下巻が一番充実している。下巻はまた読みたい

    上中巻同様に格言は秀逸。神について、天才論など長めの論調も読み応えある。


    ゲーテが神の恩寵を受けた 天才と認めたのは、モーツァルト、ラファエロ、シェー...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    岩波文庫 ゲーテとの対話 上巻。1823年〜1827年のゲーテの言葉をまとめた本。


    ゲーテの人生戦略がよくわかる。仕事にしても、人生にしても、対象を小さく絞ったり、自分を限定して他から隔離したり、一つの専門に限定し通暁したり、小さいことからコツコツやる感じ。


    芸術論にも 差別戦略がよく現れて...続きを読む
  • ゲーテとの対話 下
    ついに読み終わった。初めて上中下巻読み通した。難しかったし分からないことは多々あったがとりあえず初めて世界有数の偉大なもの、崇高なものと繋がることができた。単純に嬉しい。もちろん今回読んだだけですぐに何かが変わる訳ではないが、今後繰り返し再三再四読んでいく(ニーチェ)ことで少しでもゲーテに近づいて行...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    前々から読んでみたいと思っていたが難しそうなのでついつい敬遠しがちだったのだが、三島由紀夫のインタビューをYouTubeで見たときに「畏敬の念を抱く作家は誰ですか?」と聞かれた時にまず最初にゲーテの名前が出てきたのでそんな事もうっすら気になってついに初めて手にとって読んでみた。エッカーマンがゲーテと...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    エッカーマンが9年にわたる、ゲーテとの対話の数々を蒐集し、自身が価値ありと、あるいは珍しいと思ったものを文字で書きうつしたもの。
    世界的名著。

    一度読むだけでは到底理解の及ばないもの、これからも読み続けなければいけないし、その価値がある本。

    以下抜粋です。
    ...市民もまた、彼が生まれあわせた身...続きを読む