エッカーマンのレビュー一覧

  • ゲーテとの対話 上
    エッカーマンによる晩年のゲーテの言行録。一八二三年から一八二七年まで。当時の文学に対するゲーテの見解、色彩論にはまりこむゲーテとエッカーマンの様子、ゲーテが見聞した政治的事件についての感想など、「はざま期」(コゼレック)を生きた人間による貴重な証言が豊富に詰まった作品。「いちばん合理的なのは、つねに...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    文豪ゲーテの晩年に約10年身近で過ごした若き詩人エッカーマンが、ゲーテとの談話や対話を日記のように書き綴った手記。1823年6月~1827年9月を収めた、三分冊の上巻。
    そのテーマは、文学、芸術、科学から人生の過ごし方に及び、優れた上達論として読むことができる。
    「一方をやれば、他方はおろそかになり...続きを読む
  • ゲーテとの対話 下
    文豪ゲーテの晩年に約10年身近で過ごした若き詩人エッカーマンが、ゲーテとの談話や対話を日記のように書き綴った手記。1822年9月~1832年3月を収めた、三分冊の下巻(中巻とは年月日が前後している部分あり)。
    そのテーマは、文学、芸術、科学から人生の過ごし方に及び、優れた上達論として読むことができる...続きを読む
  • ゲーテとの対話 中
    文豪ゲーテの晩年に約10年身近で過ごした若き詩人エッカーマンが、ゲーテとの談話や対話を日記のように書き綴った手記。1828年6月~1832年3月を収めた、三分冊の中巻。そのテーマは、文学、芸術、科学から人生の過ごし方に及び、優れた上達論として読むことができる。
    「ひとかどのものを作るためには、自分も...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    偉大な芸術家の日常を目の当たりに出来る本。
    まだ途中までしか読んでいないけれど、
    世界的に名を遺した人たちが、どんな世界観を持っていたか、
    現代人が踏襲するべきことなど、少し読んだだけで圧倒される。
  • ゲーテとの対話 下
     上巻中巻下巻、数年かかってやっと読み終えた。文体が難しいというわけでもなく、内容も退屈というわけではないが、「のんびり」「こつこつ」「とぎれとぎれ」取り組んでいるうちにかなりの歳月が過ぎ去ってしまった。日記形式なので1日1日少しづつ進めていこうと思ったのだが、数行で終わる短い日もあり、十数ページに...続きを読む
  • ゲーテとの対話 下
    上中巻ではカバーできなかったゲーテとのエピソードを盛り込む。
    全巻とおして、日付でやりとりを克明に記録しているところから、時代背景を読み解ける面白さがある。
  • ゲーテとの対話 上
    ゲーテの書生として、薫陶を受けたエッカーマンが、
    師と過ごした年月を語る。若々しい恋の歌であるマリーエンバート悲歌を
    作ったときのエピソード、老いたゲーテが語るところなど、
    やりとりがなかなか面白い。
    まとめると『老ゲーテ 若い才能 ほめ育て 文学史の中 足跡刻む』といったところでしょうか?
  • ゲーテとの対話 中
    エッカーマンが、ゲーテと死別するまでを語る。
    聖書の矛盾点を問う若い青年に、聖書から読み取るべきは、
    己の倫理的向上と強化をうながすことだとを諭す、
    など教育的指導と老いの知恵が垣間見える気がした。
  • ゲーテとの対話 上
    ゲーテとの対話部分も面白いですが、筆者自身の半生部分も面白い、というか、驚かされます。色々揶揄されたりしていますが、彼自身の才能がなければ、この本はできていないと思います。
  • ゲーテとの対話 上
    若い時期にゲーテと出会い、彼をとりまく人々との親交から多くを学ぶエッカーマン。スコットのアイバンホーなどゲーテがお薦めする本はこれから読みたいと思う。偉大な人物が何を考えどう暮らしていたのがわかる貴重な本。また人の成長はかかわる人物によるところが大きいことを感じさせる。この本に10代のころに出会って...続きを読む
  • ゲーテとの対話 中
    これ程の偉人であるゲーテの言葉を一つ一つ記録し後世に伝えてくれた著者に礼を言いたい。日々の悩みや疑問に思っていることをこの本が解決してくれる。あと、ゲーテ本人から難解な「ファウスト」の解説をしてくるのがとても有り難い
  • ゲーテとの対話 上
    基本的にゲーテの発言のみを読みましたが、分量はそれなりにあります。詩についての解釈が多い中にもわれわれに直接響く言葉があります。賢人ゲーテの存在が当たり前なエッカーマンを多少羨ましく思ったり・・・。
  • ゲーテとの対話 中
    岩波文庫 ゲーテとの対話 

    1828年〜1832年のゲーテの言葉。

    中巻はゲーテが死んで終わる。下巻はどうなるのか?


    ゲーテの晩年は 自然から人間を見る傾向が強くなっている。生命と自然が一体になっている感じが 死生観へつながっている。


    自然科学的な著書「色彩論」が評価されていない点につい...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    読みつつ思ったことは、ゲーテの話が妙に鼻につくと言うところ。
    もちろん偉大な作家であり、詩人であり、科学者でもあるゲーテのことを知ろうと思って読んだのだが、合わないなと感じた。
    所々ではっとするようなことを言っていると思うことも多いし、豊富な人脈、鋭い洞察力、そして人間味がゲーテを魅力的な人物にして...続きを読む
  • ゲーテとの対話 上
    はっとする良いことをそこかしこで言ってるんだが、基本的に芸術家向けの内容だと思う。これを読んで水木しげるさんは自分の創作活動に影響を受けたのだなあ。会社員が読んでも役に立つわけではない^^;
  • ゲーテとの対話 下
    エッカーマン以外の視点も入ってきているので、上巻中巻よりは熱狂的ではありませんが、ゲーテの人間としての素晴らしさが伝わります。
  • ゲーテとの対話 中
    筆者のゲーテに対する思いが浮かび上がる一冊です。才能溢れる人はたくさんいたけれど、可能だったかどうかは別として、ゲーテの全てを理解しようとした人の凄さを感じられます。
  • ゲーテとの対話 上
    エッカーマンが晩年のゲーテとのやりとりを収めたもの。日記という形式を取っている為、やや冗長のきらいがある。また、200年近くも前の出来事なので、知らない人が一杯出て来ていまいちピンと来ない。
    しかし、詩人であり芸術に関する造詣が深く、光や植物の研究など自然科学に関しても一流と言われる鉄人じゃなかっ...続きを読む