桜場コハルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先日、ここでレビューを書かせて貰った、桜場先生のもう一つの代表作『みなみけ』とは一転し、ちょっとだけファンタジックな内容になっており、こちらにも癒される
ライトファンタジーと帯にあるけれど、主役のミツキちゃんとアカネちゃんが、異能持ちとは思えないほど、どこにでもいる『普通』の女の子として日々を過ごしている内容になっているのが非常にいい
異能だろうと、それは単に彼女らの性格や生き方を表す形を構成している一つのピースに過ぎない、そんな思いが先生にあるかどうか、は私には判らず、勝手にそう解釈をしているだけだが、恋に友情に真剣に対峙している学生らを見ると、ホントに和む
何っつーのか、大人が「恵まれすぎだろ」と思うほど日常がイベントに満ちた、高校生らしい高校生活を登場人物らが、何の気負いもなしに、イイ意味でダラダラ過ごしている姿を構えずに、私ら読み手に晒してくれるからこそ、「リア充爆発しろ」的な清々しい負け惜しみも言いたくなるのだろう
どの話も、それこそ、二度とは訪れない、と決まり文句は言えても、ごくごく普通の、とりたて感慨深いものを感じるモノじゃないってのもイイ
あえて一つ印象に残った話を挙げるなら、vol.34の『びっくり箱』
日常コメディを得意とする漫画家の桜場先生の本領発揮、って感じがする、ちょっとピンクな内容になっていたので -
Posted by ブクログ
あくまで、これは多くいる『みなみけ』ファンの中でも私だけだろうが、ふとした一瞬、自分を取り巻く人間関係に煩わしさを感じ、黒い澱が心の器の表面にくっついたのを自覚した際に読むようにしている
一分の隙間もなく、読み手の前に羅列させて、世の中の不条理に対し、真っ当に「NO」を突きつける正論や綺麗事をぶつけて、読み手の高くなっていた鼻っ柱をへし折って、コテンパンに伸す訳でもなく、逆に現実で直面するトラブルより遥かに酷く、陰惨で、気も滅入るほど気分が落ち込み、それで却って読み手に「まだ、これよりはマシか」と変な前向きさを持たせる訳でもない
どこでも起こっている緩い日常、ぶっちゃけた言い方をすれば、これでよく漫画として成り立つな、と思わせるくらいの『ありふれた』感に癒されるっつーか、余計な事を考えないで済む?
唐突に動物園に行って、何も考えていなさそう(に見えるだけかもしれない)な動物を一日中、ボケーッと眺めていたくなる衝動を生むストレスを、じわじわ消すには、これくらいが丁度、いい
どうしてなのか、理由は定かじゃないが、濃い線でキャラが描かれており、ドラマを見ている時にもある不可思議なリアリティを感じるかでは、そんな自己分析はある
まぁ、先にも言ったが、『みなみけ』をそんな薄汚れた気持ちで読んでしまうのは私だけかもしれないなぁ
どの娘も個性が強く可愛いが、個人的にツボなのは、マコちゃん
藤岡の恋路は同じ男として応援はしており、想いが成就する事も祈ってはいるも、夏奈の「女子力が低い」とツッコミたくなるくらいの恋愛アンテナの感度の低さから生じている、小悪魔的な奔放さに、イイ感じで振り回される現在の、微妙な距離感も気に入ってしまっている