三遊亭円朝のレビュー一覧

  • 怪談 牡丹燈籠

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    歌舞伎座で観た牡丹灯籠(~お峰殺しまで)で、私が知ってた牡丹灯籠(お露新三郎‐お札はがし)は序章に過ぎないことを知り俄然興味が。
    手に取ってみてびっくり。これって人情話だったのね。
    知っている“つもり”の話をちゃんと読んでみようという気にならされた一冊。
    いつか落語でも通しで聞いてみたい。

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    2010年07月29日
  • 怪談 牡丹燈籠

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    わっ。岩波文庫を一気読みすると思わなかった。有名な『カランコロンと下駄の音がして…』というのは殆ど物語の発端。そこから始まる巡る因果の糸車。愛欲と金銭欲のしがらみは巡り巡ってお主殺し親殺しの敵討ちへ。因果応報南無三。

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    2011年08月19日
  • 真景累ケ淵

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    噺として聴くべきものを文字起こししてあるので、少し読みにくいかも。しかし繋がる怨嗟と因縁のすさまじいこと。終幕に向けて畳み掛けるような観音堂であらゆる事実が明らかになるシーンは、是非とも実際に聴いてみたい。
    こんな話が頭の中で生まれるなんて、円朝師匠が落語の神様と呼ばれるのも首肯。

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    2018年09月15日
  • 怪談 牡丹燈籠

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    七月大歌舞伎の予習に。
    同じ円朝の「真景累ヶ淵」に比べると話もシンプルだし、怪談要素も少なめ。かわりに舞台にした時の見せ場は多そう。

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    2016年03月06日
  • 怪談 牡丹燈籠

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    生きている人間メインの人情話というかなんというか。
    泣かせるわけでも笑わせるわけでもなく(いや、泣かせる意図はあったのかな?)ご主人様がスゴク良い人でした。
    だから、余計にお国さんがムカつくというか(にして典型的なお妾さんだ)敵討ちは成功したのよね?
    かなり緻密に作られた良い話だったと思いますです。
    読みやすかったし。
    ただ、怪談ではないですよ!

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    2009年10月04日