倉田百三のレビュー一覧

  • 出家とその弟子
    信心には一切の証は無い。

    面白かった。古い言葉が多いし脚本調だったのもあって、最初は中々進まなかったけど、半分くらいまでいくと一気に読めた。

    親鸞がいいこと言いすぎて困る。
    そして登場人物全員涙もろ過ぎる。

    左衛門が改心するのではなくその息子の若松が親鸞に弟子入りする設定が良かった。

    仏でも...続きを読む
  • 出家とその弟子
    救い難い極悪人であると自覚して生きていく親鸞に共感。
    ここまでストイックに信じることが出来るか、今、自分自身を試したい。
  • 出家とその弟子
    親鸞の後半生を、弟子の唯円の視点から綴った戯曲。20世紀初頭にあって、浄土真宗の教えとキリスト教的慈愛と赦しとが通ずることを見抜いていた倉田百三の慧眼に感服します。

    親鸞の教えは、とても純情です。

    印象的だったのは恋愛に関する箇所。親鸞と唯円とのやりとりは、現代人の感覚でいえばウブだと思われるか...続きを読む
  • 出家とその弟子
    厳しい物語だ。
    生きることも、残ることも逝くことも。
    否とも是とも言わぬラストの言葉をどうとらえるのか。
    それがすべてだろう。
    キリスト教では是でなければならず、浄土真宗では・・・・ふうむ。深い。
  • 出家とその弟子
    非常に有名な戯曲作品だが、これまで読んだことがなかったのは、戯曲自体がさほど好きではないためと、宗教がテーマになっているのでつい敬遠してしまったためかもしれない。
    しかしこれは日本文学が誇るべき傑作だった。誰もが読んでおくべき本である。
    親鸞が登場し、一応浄土真宗の思想をベースにしているが、厳密に史...続きを読む
  • 出家とその弟子
    ・・・・・書きかけ・・・・・

    倉田百三は、ちょうど120年前の1891年(明治24年)2月23日に広島県の北東部にある庄原市で生まれた劇作家・評論家。

    この本は、かつて教養主義的な香りたっぷりに、真剣に人生とは何かと真正面から問いかけ、悩み苦しんで感受性と思索を鍛え上げて自己を確立していこうとし...続きを読む
  • 出家とその弟子
    「悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をや」に有名な悪人正機説(の解釈の一つ)を理解できたような気がする。
    キリスト教の価値観を織り交ぜるなどにより、普遍的な作品となっている。
  • 出家とその弟子
    お も し ろ い !
    え〜〜なにこれ?出家?弟子?なんか怪しい…とか思いながら読んでちょっとびっくりした
    軽い!楽しい!そしておもしろ!
    「他力本願」の本来の意味をこの本で知ったんだ…
  • 出家とその弟子
    親鸞の教えを独創的に解釈。キリスト教の味付け。ロマン・ロランが感動してフランス語版の序文を書いたという。他力本願、悪人正機、

    古い本かつ戯曲で、読みにくいと思ったが、実際はスルスルと読めて面白い。

    ・信心に証拠はない。証拠を求めるのは信じているとは言わない。
    ・南無阿弥陀仏、愛しなさい、許しなさ...続きを読む
  • 出家とその弟子
    初めて読んだのは高校生のときだった。圧倒されるような感動を覚えた本。その後も、何度か読み直しているんだけど、今回読んでみて、やはり心に食い込むものがありました。圧倒されるような・・というのとは違う印象になったんだけど、心洗われるような。それぞれの人物の想いがすごくすんなりと読者に伝わってくる。

    ...続きを読む
  • 出家とその弟子
     浄土真宗の祖である親鸞とその弟子である唯円の苦悩を軸に、人間が向き合わねばならない様々な業や哀しみやその救いを描いている。自分も読んでいて色々と考えてしまった。
     唯円は純真な心を持った遊女に恋をし、仏法と恋との間で悩み苦しむ。師である親鸞も義絶した息子に対して葛藤を抱えている。この作品の親鸞は決...続きを読む
  • 出家とその弟子
    心の葛藤の描き方が優れている。
    カラマゾフの兄弟を思い起こさせる。

    親鸞という人間像 そして 唯丹。
    そこはかとなく人を愛することに徹する。
    すべてを許すという立場は、
    複雑な迷いと悩みのうえにあり、
    超越しきっていないところが ステキだ。

    善鸞という人間像
    苦難の道を つねに 意識しているかい...続きを読む
  • 出家とその弟子
    「読書力」の35ページにある本…
    法政大学第一中・高等学校で岩井歩教諭が実践した、定期テストに読書問題を取り入れた実践。

    10冊目…高2の定期テストに

    読みにくい本だった気がします。
    文体が、古文?旧かな遣い?