歌田明弘のレビュー一覧

  • 茂木健一郎の脳科学講義
    茂木健一郎は、梅田望夫との対談で、
    「ダーウィン的な仕事をしている」と言っていて、
    よく分からないが、面白そうだと思っていた。

    そしたら、今度は「アインシュタインの相対性理論だ」と言う。
    何という、ビッグ・マウスだろう!

    それが嫌味にならないのが、
    茂木さんの不思議なところ。

    と言うか、現実世...続きを読む
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    電子書籍関連の本を年末から何冊か読みましたが、一番秀逸だったと思います。
    1章電子書籍の問題はどこにあるのか
    2章グーグルは電子書籍を変えるか
    3章「ネットは無料」の潮目がかわろうとしている
    あとがき
    という構成ですが、3章とあとがきは非常によかった。自分の思っていたことをきれいに整理して書いてくれ...続きを読む
  • 茂木健一郎の脳科学講義
    基本的には彼の出世の本懐たる「クオリア」の探求がテーマなのだが、脳が電気信号を発信するだけの装置と考えることと「意識」というものの存在がどれほどマッチしないか?しかし、未だ電気信号として考える脳科学の進歩に頼らざるを得ないのが脳科学の現状であることの説明等、非常に読み応えのある内容だった。
    しかし、...続きを読む
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    電子書籍に1990年代から携わってきた著者が、電子書籍について述べたもの。電子書籍端末をめぐる日本の進展について(1章)、世界中の既刊本と電子化しようとしているグーグルのプロジェクトについて(2章)、新聞の課金の試みについて(3章)、書かれている。電子書籍の専門家だけあって、経験豊かで内容は詳しい。...続きを読む
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    「電子書籍元年」と言われる2010年も年末を迎える時期になりました。話題が少ない日本のネット業界ではバブルと揶揄されるほどのブームになっていますが、騒いでいる割には電子書籍についての実情がそれほどわかっていないことに気が付きます。
     本書は新旧メディアに深くかかわってこられた歌田明弘氏が、これまでの...続きを読む
  • 茂木健一郎の脳科学講義
    非常に面白かった。5年前と比較的古い内容でありながら、現在の脳科学がどのあたりに位置しているのかというマッピングがはっきりとできたように思う。単純に知識を得たということよりもさまざまな示唆を得られた。
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    この著者の電子出版とそれにかかわる(電子ペーパーの話など)著作はこれまでも読んできた。今回は、実際に「ブーム」となっている現状をどう理解するか、そしてこれからどういった展開をするか、ということについて、著者の予測が書かれている。
    これから先どうなるかという答えを持っている人はまだいないと思う。その意...続きを読む
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    電子書籍の沿革から現状までコンパクトによくまとめられている。読むなら早いうち。第2章のグーグル問題は、ややこしい著作権問題をわかりやすく解説している。あとがきにある再販制度と電子書籍の関係は示唆に富む。
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    記事売りの可能性の部分は非常に参考になる。

    ユーザーメリットで考えれば、記事売りは今後も増えていくと思われるが、
    書店側、プラットフォーム側からするとカード決済手数料の
    パーセンテージが高くつくので割りにあわない。

    ロングテールとして成功するかどうか、気になる部分。
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    過去何度も訪れた電子書籍の時代。
    過去の課題がきちんと分析、説明され、如何に難しいかがよくわかった。
    特に、米国と日本の書籍取次ぎの仕組みの違い、
    課金制度の課題から、日本の時代の幕開けは世界に遅れること、
    まだもうちょっと先なのかなと危惧してしまいました。
  • 茂木健一郎の脳科学講義
    茂木さんの話は面白い。
    レベルが違う、というか、次元が違う、という表現が正しい、と思う。
    脳をめぐる研究の過去─現在─未来
    対談形式で分かりやすく説明されている。

    まだまだ未知の器官である脳…
    今後どのような研究が展開されるのか、楽しみである。
    大きな壁を一人の天才が打破してくれるのか、それとも…
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    『電子書籍一般論』1998年以降の日本における電子書籍の歩みを解説。特にどこかの陣営に偏ることなく、日本の読書端末、キンドルの売り方、グーグルの文化からアップルの値付けまで万遍なく抑えた良書。電子書籍に夢を見過ぎるわけでも悲観するわけでもなく、現実の事実の延長から目の前にある次の一歩を探る論述は刺激...続きを読む
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    今後近い将来の動向について考えさせられる。
    一過性ブームの単なる再来なのか、本当に大きな変化が来るのか。
    可能性は秘めているものの、実際にどうなるのかは誰にも分からないのかも知れない。
  • 茂木健一郎の脳科学講義
    茂木健一郎が、13回に渡っておこなった脳科学講義の記録です。雑誌『ユリイカ』の編集長を務めた歌田明弘が、聞き手を務めています。

    局所機能説的な脳科学研究ではクオリアの問題に踏み込むことはできないということが、脳科学研究の歴史を簡単に振り返りながら、分かりやすく語られている前半は、おもしろく読みまし...続きを読む
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    電子書籍について書かれた本。この本の中で一番気になった部分はgoogleのブック検索に関して。日本で刊行された書籍はブック検索の対象にならなかったわけだが、そのことがローカル言語である日本語で書かれた書籍にとって、最終的には不利益になるのではないか、という論旨はこれまで触れなかった視点でおもしろかっ...続きを読む
  • 電子書籍の時代は本当に来るのか
    電子書籍の歴史というかこれまでの経緯について、海外の流れ、日本の流れがコンパクトにまとめられていると思う。日本において電子書籍が海外(アメリカ?)ほどブームにならないのは、コンテンツがコミックが主で、それをわざわざ高い端末を購入して読むことはないという点は納得。
    と考えるとやはり、学術書はかなり電子...続きを読む
  • 茂木健一郎の脳科学講義
    ちょっと難しかったですが「脳はともかく自分の脳を満足させることを考えている」というのが印象に残りました。脳はいつでも味方してるよ。