福山隆のレビュー一覧

  • 兵站―重要なのに軽んじられる宿命
    積読解消!
    軍事の話は槍の先(戦闘部隊)や頭(戦略・作戦司令部)が真っ先に思い浮かぶ。
    本書は戦闘部隊が戦闘を行う為に必要になる物資やその輸送の話だ。
    旧日本軍やアメリカ軍を例題にして兵站の重要性を説く。この縁の下の力持ちがいればこそ槍の先が動けるのだ。
  • 防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織
    【日本の国益という観点から、防衛と外交の「両輪」をバランスよく統括するシステムを築かなければ、日本という国そのものがまっすぐに進むことができなくなってしまうのです】(文中より引用)

    外交・安全保障に関するインテリジェンスを大きく握る防衛省と外務省。両組織の扱うインテリジェンスの違いに考察するととも...続きを読む
  • 防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織
    この本が一大ブームにならなかったこと自体がアメリカのインテリジェンスの成果なのかもしれないと、余計なことを考えるほど、読んでよかったと思える新書。防衛省・外務省での経験に裏打ちされた防衛の世界を、わかりやすくまとめていて、読後感が非常に良い。

    菅首相を例に、リーダーの資質を述べた部分も白眉である。...続きを読む
  • ロシア・中国・北朝鮮が攻めてくる日
    やはり日本国憲法の改正は避けて通れない。地震を始め、災害は忘れた頃にやってくる。そんな頃に我が国を狙うのは…。災害復旧の現場をお願いしてるのだから、予備自衛官含めてもっともっと定員増やさないと!

    いつやるか、今でしょ!
    ぐらいの喫緊の課題。
  • 兵站―重要なのに軽んじられる宿命
    兵站について、これまでは後方支援能力と理解していたが、その実は地政学と深い関わりのあるものであることが新たな視点となった。

    以下、ポイントを記す。
    「日露戦争の勝利に関しては、日露戦争当時の陸軍参謀本部や海軍軍令部中枢の高級軍人たちは、情報と兵站の重要性を深く理解・認識していた点も注目に値する。」...続きを読む
  • 兵站―重要なのに軽んじられる宿命
    テーマがテーマなので、ややマニアックな内容。基本的には終始、各戦役の詳述・分析。なかでも、太平洋戦争と日露戦争の章がほぼ半分を占めた。かなりその2つについては深く掘り下げているので、初めて知る内容も多く、教養として知れたことは良かった。兵站以外が勝敗を左右した場面もあったので、もう少し総括的な章があ...続きを読む
  • 防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織
    おれの抱くイメージとおりの元自衛官の文章で、突っ込んだ話、専門的な話には触れられていない。
    インテリジェンス機関は国家の防寒着で、取り巻く環境が寒くなれば厚手になる。第二次大戦から厚着した米国と違って敗戦で厚手のコートを脱いだ日本。戦後は日米安保条約を所管する外務省が第一国防省、自衛隊を所管する防衛...続きを読む
  • 防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織
    先日、高校の同窓会で自衛隊で働いている友達と話した。そのタイミングで書店で目にしたので買ってみた。著者の福島隆さんは、防大を卒業後、陸上自衛隊に入隊。その後外務省に出向し、駐在武官としてインテリジェンスに関わる。陸将も歴任された方のようだ。

    インテリジェンスについては、ボクの中では佐藤優の本を読ん...続きを読む
  • 兵站―重要なのに軽んじられる宿命
    元陸将である著者が、過去の戦役を事例にあげながら、ランドパワー・シーパワーといった地政学的視点を交えつつ、兵站について論考する本。
    兵站という比較的ユニークなテーマを扱う入門書である。

    どういった部分に補給の無理が見られたか、どのように兵站を維持するのか、という戦争の事例研究としては面白かった...続きを読む
  • 兵站―重要なのに軽んじられる宿命
    元自衛隊の陸将である著者が書いた「兵站」に関する本ということで興味深く読ませていただいた。

    兵站とは、武器弾薬をはじめ、数々の戦争必需品等を補給する方法やその補給路を確保することである。

    さすが自衛官が書いた本ということで、現在の日本が世界的にどのような立ち位置にあるかということが如実に示されて...続きを読む
  • 兵站―重要なのに軽んじられる宿命
    兵站とはなんぞや、という問いに発して手にした書。古今東西の戦役の分析から、その問いへの解を得る。現代ビジネスへの応用に期待したが、そこまでは語られず、ある意味ストイックな領域に留まる内容。
  • 兵站―重要なのに軽んじられる宿命
    現代の日本の自衛隊ではそうでは無いと思いますが、太平洋戦争当時の軍隊では、補給(兵站)はそれほど重要視されていなかったようです。

    この本では元陸上自衛隊員である福山氏が、現代の戦争においてもいかに兵站が重要であるかを具体例を示して解説してくれています。戦争という国を挙げての一大イベントを成功するに...続きを読む
  • 防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織
    著者の言うとおり、二つの省のインテリジェンスに対する歪みが良くわかる一冊。
    ただ、いんてqの特性上すべて協力できる訳ではないが、日本という国家のアイデンティティを考えて動く組織としてはもっと協力し合わないと、これからの隣国との情報戦で優位に立つことは難しい
  • 防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織
    防衛省と外務省。二つの『機密情報』を扱う組織を経験した筆者だからこそ書ける本です。経歴の関係上、防衛省、軍事関係よりの話になっておりますが、「インテリジェンス」の重要性がよくわかります。

    本書は防衛省から外務省に出向し、大韓民国駐在武官として朝鮮半島のインテリジェンス業務にかかわり、93年にはあの...続きを読む
  • 2013年、中国・北朝鮮・ロシアが攻めてくる  日本国防の崩壊
    日本の周りの軍事的・地政学的な環境を概観し、今の自衛隊による国防の課題と対応策を考察する本。タイトルは釣りなので、タイトル通りそのまんまの内容を期待する人にとっては満足できないだろうと思う。北朝鮮はよく分からんけどね。
  • 2013年、中国・北朝鮮・ロシアが攻めてくる  日本国防の崩壊
    何が起こるかわからない
    色々な想定をしその時、自分と家族だけでも守るためにはどうするか
    思考実験をしとく