田中将賀のレビュー一覧
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ君の名はのova。本編では描かれなかったシーンが良かった。特に三葉の父親は本編の核心に近いぐらいの内容だった。厳格な父だったかと思いきや、(そんな過去があったのか..)、と同情した。三葉の一族や周囲の人々は昔から続く文化のせいか、宗教っぽさがある上、三葉の祖母も意味不明なことを言っていた。本編自体が謎めいた表現で包まれたり。三葉の父親は、そんな世界に反した現代人に見える。代々続く風習を嫌い、普通の生活を望む人。何事の価値観にも染まりたくない僕ら現代人にそっくり。結局、最後の最後で三葉の父親は祖母が言っていた言葉を理解したが、複雑だなぁ。誰も理解してくれない中で生きてきた。そもそも三葉の母親と結
-
-
-
-
Posted by ブクログ
映画『君の名は。』本編と絡めてサブキャラクターを掘り下げる、オムニバス形式の外伝。三葉と入れ替わった瀧がブラジャーについてアレコレする「ブラジャーに関する一考察」、テッシーこと勅使河原の悶々とした日常をえがく「スクラップ・アンド・ビルド」、四葉が体験するふしぎな"ムスビ"の物語「アースバウンド」、そして三葉の父・俊樹の主役編「あなたが結んだもの」からなる。
三話目までのコミカルなノリはもちろん、連城三紀彦の短編を思わせる重くシリアスな四話目もおもしろい。映画を気に入った人には是非とも手にとってほしい、最高のサブテキストである。
あ、映画気に入らなかった人はどうせコレ読ん -
Posted by ブクログ
ネタバレほしかった物語がここにあった。三葉のお父さんの物語!
これを読んで本当に「君の名は…まさか…!?」がわかる。おすすめ!!
映画シナリオ協力者が書いているからホンモノである。
ありがたい物語の補完編である。
新海誠が作品をつくるにあたって、もっと深くシナリオを描きこんでいるんだろうと思っていたのだが、公式ノベライズでもそれほど語られなくって、フラストレーションがたまっていた。でも、この本のおかげでカタストロフィを迎えることができた。
なんというか、組紐によってつながる「縁-えにし-」が映画本編のようなPOPな軽いものじゃあないよなぁと思っていたのである。しかし、文化人類学者のお父 -
-
-
ネタバレ 購入済み
君の名は。
映画も見て小説も読んでいたが、どうして三葉の父が全住人を避難させる説得に応じたのかわからずずっと疑問に思っていたが、この本を読んでようやく全ての謎が解決しスッキリしました。ここまで読んでようやく全てが結びつく、1人1人の物語があって、それで物語が完成する。ひさしぶりにハマる映画・小説に出会えました。
-
-
-
-
-