坂口玲子のレビュー一覧
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トミー&タペンスシリーズはシリーズ通して初めて読んでいるが面白い。今作もやっと手に入り、読めずにとっておいた二作品も近々読むことにしよう。
今作は秘密機関の後、夫婦となった二人の物語どであり、アルバートも彼等に従事してシリーズの登場人物として成長していく。クリスティはスパイスリラーの様な小説も多く、その中でも面白く魅力的なシリーズだ。
アパートの妖精
トミーはトミー、タペンスはタペンスだ(笑)タペンスの冒険への渇望は読者からすれば笑っていられるが、トミーにしてみれば気が気では無いだろう。何より本当に無茶をしかねないタペンスにトミーは振り回されている様だ(笑)
夫婦の元にとある指令が -
Posted by ブクログ
クリスティー読み直しはまたまた変化球かよ!というね
この前、次あたりは王道『オリエント急行』あたりをなんて言ってたのにね!
それにしても面白かったです
普段から評価ゆるゆるの私も短編集となると評価が低くなりがち、でもこのトミーとタペンスのおしどり探偵の短編集はどれもこれも面白くての高評価
クリスティー作品のレビューで何度も触れてますが、クリスティーの最大の魅力は登場人物たちの軽妙なやりとりにあると思うんですね
そしてその最大の武器を活かすためには、クリスティーの生み出す名探偵たちにはどうしても「話し相手」が必要になってくるんです
ただそれが助手であったり支援者であったりだと、どうしても主従 -
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自信家で慎重だがやるときはやる漢トミーと、好奇心の塊でアグレッシブすぎる行動派タペンス夫妻が、ミステリー小説で培ったノウハウを活かして様々な事件を解決するシリーズ第2弾。
さすが夫婦揃ってミステリーマニアだけあって、要所要所にリスペクトキャラが登場します。
誰もが知ってるベイカー街のコカイン探偵から、日本では翻訳されていない元ネタ誰かわからないですよ探偵まで。さらに自身が生み出したベルギーの自惚れ屋まで登場します。
全編軽いノリですが謎解きはしっかりしてますし読み応えは充分あります。何より読後の余韻は心地よくちょっと幸せな気分になります。 -
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トミー&タペンスが活躍するシリーズ第2弾です。
短編集ですが、「ビック4」と同じ感じで、大きな流れはあります。なるほど、こういう短編にヒキを増やして書いたのが「ビック4」だったわけだと理解できました。
読んでみて、わたし、やっはりこの2人、大好きです。
もう、むゃくちゃ生き生きしています!!
短編て、けっこう苦手で、連続で読めない方なのですが、この本に関してはOKみたいな感じです。
ポワロより、ミス・マーブルより、この2人の活躍が読みたいです。
きっと、推理マニアには、物足りないのかなぁ……どうしても、冒険よりになってしまうから。
しかし、「おしどり探偵」という題名は、どうよ(笑)まあ、 -
購入済み
面白かった
短編集で、隙間時間に読み進めるのにちょうどいいと思います。
鮮やかな推理とは言えないケースもあるけれど
かえってそれが良いところだと思います。
慎重な男と言いながら
結構危ない橋をわたってるぞトミー。 -
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ネタバレトミー&タペンスシリーズ、第2作目。
短篇集。
ふたりの何気ない一言がひらめきを生み出し、事件を解決していく。
“探偵ごっこ”。
様々な文学上の有名探偵を模倣してみたりしているので、海外のミステリ好きはそういう面でも楽しめるかも。
勿論、ずーっと仲良くああだこうだ言って終わりの物語ばかりではなく、シリアスな事件も…。
トミーもタペンスもとても可愛らしく、親しみの持てるキャラクター。
なんだかんだで探偵業をこなしていく二人。
トミーは「一、二度は幸運にめぐまれたおかげだ」と言いますが、タペンスは「バカみたい。すべてはちいさな灰色の脳細胞のおかげだわ」と一蹴。
こんな二人のやり取りが微笑ましい