坂口玲子のレビュー一覧

  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    トミタペシリーズ短編!冒険好きなタペンスとそれに付き合うトミーが、国際探偵事務所を開設し、退屈な日々への鬱憤を晴らす。犯人のトリックはそこまで大掛かりなものはないが、キュートなタペンス、時々頼りになるトミーのコンビが心地よい。時々ワトスン、ポアロのの物真似が出てきたりでクリスティのサービス精神にニヤニヤ。一番印象に残ったのは「目隠しごっこ」という短編。2人が遊びで目を隠し眼鏡をかけて出かけ、なんと、出会った男が、なんと目が見えない(ふりをしていた)トミーを誘拐。トミーは絶体絶命の吐息に威力を発揮する。⑤↑

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    2025年04月15日
  • おしどり探偵

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    トミー&タペンスシリーズはシリーズ通して初めて読んでいるが面白い。今作もやっと手に入り、読めずにとっておいた二作品も近々読むことにしよう。
    今作は秘密機関の後、夫婦となった二人の物語どであり、アルバートも彼等に従事してシリーズの登場人物として成長していく。クリスティはスパイスリラーの様な小説も多く、その中でも面白く魅力的なシリーズだ。
    アパートの妖精
     トミーはトミー、タペンスはタペンスだ(笑)タペンスの冒険への渇望は読者からすれば笑っていられるが、トミーにしてみれば気が気では無いだろう。何より本当に無茶をしかねないタペンスにトミーは振り回されている様だ(笑)
     夫婦の元にとある指令が

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    2023年11月09日
  • おしどり探偵

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    クリスティー読み直しはまたまた変化球かよ!というね
    この前、次あたりは王道『オリエント急行』あたりをなんて言ってたのにね!

    それにしても面白かったです
    普段から評価ゆるゆるの私も短編集となると評価が低くなりがち、でもこのトミーとタペンスのおしどり探偵の短編集はどれもこれも面白くての高評価

    クリスティー作品のレビューで何度も触れてますが、クリスティーの最大の魅力は登場人物たちの軽妙なやりとりにあると思うんですね
    そしてその最大の武器を活かすためには、クリスティーの生み出す名探偵たちにはどうしても「話し相手」が必要になってくるんです
    ただそれが助手であったり支援者であったりだと、どうしても主従

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    2023年02月15日
  • おしどり探偵

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    シャーロックやブラウン神父など名探偵達の手法を真似ながら謎を解いていくミステリー短編集。
    トミー&タペンスの中で一番好き。

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    2016年01月25日
  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスの会話が小気味良くて楽しい!あらためてクリスティーの多彩ぶりにも感動。
    この作品と「火曜クラブ」はalltime Bestだが、そう考えると、クリスティーは短編集もハイレベル。
    特にトミーとタペンス物は全5冊で、毎回趣きが異なる。この作品のような思いきり遊んで楽しい雰囲気はこの二人にピッタリなので、もっと書いてほしかったな~。

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    2015年10月20日
  • おしどり探偵

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    他のトミーとタペンス作品同様、派手なアクションなんかは無く、
    ややもすると淡々と話が進む感じもするんだけど、
    相変わらずな二人の会話とキャラクターに味があって独特な面白さ。
    また読みたくなる面白さ。クセになる。

    解説(?)にもあるように、中には「そりゃないよ」
    っていうトリック(と呼べるのか)もあったりするけど(笑)、
    それ以外はクリスティ巧いなーと感心しきり。

    トミーとタペンスの距離感がすごく好き。
    憎めない二人。理想の“おしどり探偵”。

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    2013年06月29日
  • おしどり探偵

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    自信家で慎重だがやるときはやる漢トミーと、好奇心の塊でアグレッシブすぎる行動派タペンス夫妻が、ミステリー小説で培ったノウハウを活かして様々な事件を解決するシリーズ第2弾。

    さすが夫婦揃ってミステリーマニアだけあって、要所要所にリスペクトキャラが登場します。
    誰もが知ってるベイカー街のコカイン探偵から、日本では翻訳されていない元ネタ誰かわからないですよ探偵まで。さらに自身が生み出したベルギーの自惚れ屋まで登場します。

    全編軽いノリですが謎解きはしっかりしてますし読み応えは充分あります。何より読後の余韻は心地よくちょっと幸せな気分になります。

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    2012年08月19日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    タペンス&トミーが活躍します。
    特に、タペンスは、とても溌剌として、前向きで、困難に立ち向かう姿がすばらしい。
    アガサクリスティがこうなりたかったという性格の女性を描いているようだ。

    都市をとってからの2人もすごいが、若い時代もすごい。

    もっとたくさん2人の物語があるとうれしかった。
    本筋に関する事項が、他の作品における小説家、発掘などの経験のある事項とは違い、
    情報局のような経験のないものだからなのだろうか。

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    2011年08月14日
  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスが初々しい。
    いろんな探偵もののパロディを面白おかしく短編にまとめる。
    クリスティーどんだけ芸風広いんですか。
    は~楽しかった、と思える一冊。
    (トミーとタペンスはドラマ化もされてたんですね。
    ドタバタ風味で面白そうでした。こちらブルームーン探偵社っぽかった)

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    2010年07月11日
  • おしどり探偵

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    トミーとタッペンス2作目
    アタシが持ってるのは創元文庫で書名も違います
    「二人で探偵を」
    アタシはこっちの表題のほうが好きですが・・・
    秘密機関で登場した二人が結婚してトミーがブラント氏として探偵事務所を開きます。(もちろん成りすましてってことですが(笑))
    二人は探偵のノウハウを求めて古今東西の名探偵シリーズにチャレンジします。
    二人の活躍がとても楽しめる一冊です。

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    2009年11月07日
  • おしどり探偵

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    トミー&タペンスが活躍するシリーズ第2弾です。
    短編集ですが、「ビック4」と同じ感じで、大きな流れはあります。なるほど、こういう短編にヒキを増やして書いたのが「ビック4」だったわけだと理解できました。

    読んでみて、わたし、やっはりこの2人、大好きです。
    もう、むゃくちゃ生き生きしています!!
    短編て、けっこう苦手で、連続で読めない方なのですが、この本に関してはOKみたいな感じです。

    ポワロより、ミス・マーブルより、この2人の活躍が読みたいです。
    きっと、推理マニアには、物足りないのかなぁ……どうしても、冒険よりになってしまうから。

    しかし、「おしどり探偵」という題名は、どうよ(笑)まあ、

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    2011年12月26日
  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスのコンビがいろんな探偵の物真似をしつつ事件を解決してしまう短編集。これを読んで、思わず「隅の老人」を買ってしまった。(元を知らなくてもじゅうぶん面白いです)

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    2009年10月04日
  • おしどり探偵

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    クリスティの作品でも特に好きな本作は、好奇心旺盛な若夫婦が素人ながら探偵事務所を開いて"探偵ごっこ"を楽しむ姿がとても楽しい。ウィットに富んだ掛け合いも大好き。同タイトルでドラマ化もされていて、これがまた素晴らしい出来栄え!

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    2023年10月24日
  • おしどり探偵

    A

    購入済み

    面白かった

    短編集で、隙間時間に読み進めるのにちょうどいいと思います。
    鮮やかな推理とは言えないケースもあるけれど
    かえってそれが良いところだと思います。
    慎重な男と言いながら
    結構危ない橋をわたってるぞトミー。

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    2021年07月18日
  • おしどり探偵

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    2人が可愛い。
    新訳だそうだけど、ところどころ変な表現があった。だめじゃん。
    昔読んだ時も感じたけど、古さがないな〜
    面白かった‼︎

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    2015年06月26日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    トミー&タペンスシリーズ、第2作目。
    短篇集。

    ふたりの何気ない一言がひらめきを生み出し、事件を解決していく。
    “探偵ごっこ”。
    様々な文学上の有名探偵を模倣してみたりしているので、海外のミステリ好きはそういう面でも楽しめるかも。
    勿論、ずーっと仲良くああだこうだ言って終わりの物語ばかりではなく、シリアスな事件も…。

    トミーもタペンスもとても可愛らしく、親しみの持てるキャラクター。
    なんだかんだで探偵業をこなしていく二人。
    トミーは「一、二度は幸運にめぐまれたおかげだ」と言いますが、タペンスは「バカみたい。すべてはちいさな灰色の脳細胞のおかげだわ」と一蹴。
    こんな二人のやり取りが微笑ましい

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    2012年07月06日
  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスが魅力的で、とても楽しめた。
    おふざけ話も本格推理もいけるなんて、アガサ・クリスティー恐るべし。

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    2011年08月03日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    前作「秘密機関」で結婚したトミー&タペンスが短編で登場。
    独自の探偵方法はないものの、たくさんの探偵小説を読破していることから本の中の探偵達を模倣することで様々な事件を解決する。

    …と、あらすじ的なものはこんな感じになるが、とにかく2人(+忠実なるアルバート)の掛け合いがおもしろい。
    クリスティの他の名だたる探偵達とは一線を画すキャラクターが魅力的。

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    2011年05月10日
  • おしどり探偵

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    アガサクリスティは良い~。短編ばかりだから気軽にサクサク読めて、読みごたえもあり、この間見たのとは偉い差だわ…あんまり、本屋推薦とかに踊らされないようにしよう~。ともあれ、これはさすが。夫婦のコミカルな掛け合いや、その時代の雰囲気等、すべて楽しかった♪

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    2011年04月18日
  • おしどり探偵

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    冒険心があふれる元気一杯な女性と、普段は紳士だけどやるときゃやる男性という組み合わせは、安定感があって、読んでいて楽しい。パートナーシップによって結ばれているトミーとタペンスだけど、この作品では随所でラブラブな感じが伝わってきます。

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    2010年02月22日