細田守のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
映画「サマーウォーズ」の小説版。
「時をかける少女」の細田守さんが監督しているということで、話題性が抜群に高い作品だ。
映画の内容について、ほっしゃんが「行き過ぎた電脳社会への警鐘」と言っていたが、まさにその通りだった。
世の中のあらゆるサービスがネットを経由して提供されるというのはすごく怖い気がするけれど、世界は着実にそういう方向へ進んでいる。
僕の乏しい想像力ではにぎやかなOZの様子やラブマシーンの姿をイメージすることが難しかったので、これはぜひとも映画を見てみたいと思った。
健二と夏希の恋がどんなふうに描かれているのかも楽しみだな。 -
Posted by ブクログ
ハツラツで美人で学校の人気者である夏希先輩に密かに憧れる主人公。
臆病な自分を変えたくて、告白する勇気を持つために、
数学オリンピックに出場し、惜しいところで日本代表を逃してしまう。
そんな彼が、ふとしたことから夏休みに夏希先輩の「彼氏役」として先輩の一族の集まりに顔を出すことになる。
時代は、ネットを通じた仮想空間OZが流行する世界。
人々は自分のアバターを介してOZの中で商業活動をし、大企業でさえもOZを通じてビジネスを成り立たせている。
そんなとき突如、主人公の携帯に謎の暗号が送られてくる。
数学バカな主人公はその問題に真剣に取り組み解読するが、
実はそれはOZのセキュリティ制御を解除する暗号だった…。
OZが混乱に巻き込まれる中、
「自分のせい」と責任を感じる主人公は、
夏希先輩のクセある一族と共に、OZを取戻し世界を平和に導く…!
ストーリーは非常に面白いです。
既に世界的に重要な位置付けとなりすぎてるOZを一族のみが救う…
という点ではつっこみたい部分が多々ありますが、
物語として非常に面白いと思います。
だけど。。。
なんかなぁ、好みの問題ですが、文章の構成というか、
描き方が好きになれませんでした。
だけど、夏を感じられる爽やかな一冊です! -
Posted by ブクログ
ネタバレ妹ができて世界が新しくなって、それに馴染めない(馴染みたくない)くんちゃんの、一歩ずつ前へ進むための物語だった。
大きなエンターテイメント性はないけれど、いくつかの不思議な体験がくんちゃんを確実に少しだけ大人に近付けたように見えた。
わたしは3つ下と4つ下に妹がいて、くんちゃんみたいな時期があったかどうかわからないけど(母の話だとたぶん初めからお姉ちゃんぶってた(笑))、わたしの母は8歳まで一人っ子で育って妹ができたから、突然できた妹に戸惑って好きくない時期もあって大変だったと聞いた。
きっとくんちゃんもそうだったんだろう。
それでも妹は妹で、これからずっと妹だから、上はそれを受け入れる以外にない。
くんちゃんはこれから、くんちゃんが会った未来のくんちゃんみたいになるかもしれないし、もっと違ったお兄ちゃんになるかもしれない。
不思議な体験を越えたくんちゃんが、未来ちゃんとたくさん笑う今をどんどん過ごしていけたらいいと思う。