石田ゆり子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再読。
俳優の石田ゆり子さん出演のNHKの番組「世界の犬と猫を抱きしめる トルコ編」を観て、以前読んだことのある石田ゆり子さんの本を再読してみた。
石田ゆり子さんは、大の動物好きで現在ゴールデンレトリバーの雪ちゃんや愛猫ハニオたちと暮らし、保護犬や保護猫の支援活動にも取り組んでいる。
この「天然日和」は、石田ゆり子さんが2001年の春から約1年間、幻冬舎のホームページに連載した日常を思ったままに書いた日記を本にしたものである。
石田ゆり子さんのふんわりとした雰囲気とは違う芯の強さ、日常生活の中で考えたこと、飼っている猫4匹と犬1頭への愛情など、石田ゆり子さんの魅力が詰まっている。
石田ゆり子さんは子どもの頃から文章を書くのが好きだったらしいが、30代前半にこんな素敵な文章を書けるなんて! 石田ゆり子さん自身の根本の考え方や生きる姿勢がぶれていないからだと思う。
愛猫びびの死について書いた「びびのこと」を読んだ時には、昨年8年間飼っていたゴールデンレトリバーのモモが亡くなったときのことと重なって涙があふれてきてしまった。
心に残った言葉
・誉めるのも、謝るのも、怒るのも、本心から。
心からの言葉を話そう。
言葉をもっともっと大切にしよう。
私は自分にも言い聞かせている。
・今、子供たちに本当に必要だと感じているのは、
「大丈夫、あなたはちゃんとやっていける」
と本気で伝えることだ、と。
・真実は、伝わる。本当に本気で伝えようとすることは、伝わると思うのだ。
子どもたちに本気で、伝えること。大丈夫だよ、と。それができる大人たちは一体、どれだけいるのだろうか。
・犬は、愛だ。犬とは、と聞かれたら、私はそう答える。存在そのものが、愛。愛されるために、愛するために。それが、犬だと思ってしまう。
・もっともっとシンプルに、好きなものは好きだといいたい。そぎ落として、そぎ落として、それでも残っていくものに気づきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<備忘録・ネタバレあり>
私が憧れている人。
30代前半くらいのときに書いたものなのに、思慮深くて感性が豊かで研ぎ澄まされ、言語化能力も高くて驚いた。
自分とよく向き合い、自分自身のこと、自分は何が好きかをよく理解している。私なんて未だにわからないのに…
逃げずに内観し、乗り越えて、どんどん自分と仲良くなれている人なのだなとかんじた。
一貫して「自分は自分でいたい」という芯を感じた。自分のことがあまり好きではなく、常に「あの人のようになりたい」と思っている自分との格の違いに愕然とする。
そもそも「人と比べたり負けたくないと思ったことがなく、ただ自分自身にだけ負けたくなかった」、といえるところがすごい。元々の性分もあるだろうけど、読んでいくと母親の教えも影響しているんだろうな。「一番じゃなくていいから、あなたのベストを尽くしなさい」素敵な言葉。
柔らかいけど芯があるたくさんの豊かな思考、文章に触れることができて、とても嬉しい。
いつか聴いたラジオで「体に馴染んだものがすき。新品の普段着ぽくない衣装もあえて着て家事などし、自分になじむようにしておく」みたいなことを言っていた。ほんとうに自分の軸がしっかりしている。私なんか新品が大好きだよ・・・(新品の手帳とか、書くのを躊躇するタイプ)
全然違うステージにいる私は、この本を読んでまずは言語化力をつけていきたいなと思った。
あと、作中にでてくる「ラブ・レターズ」という舞台を観てみたい。とても観たい。今年の目標。
▼印象に残った文章
・(自分にとって文章を書くということは)懺悔と浄化
・スランプの報酬は「自分とちゃんと向き合った自分」になっているということ。前より、自分と仲良くなっているということ。これ、すごい贈り物だと思いませんか?
・私は、本当に一度も、「あの人に負けたくない」と思ったことがないのだ。誰かと競うという意識が、最初から欠落していた。私の性分なんだろうなとも思う。ただひとつ、自分に負けたくなかった。自分の中にいるもうひとりの弱くてずるい、自分に。自分に対して、胸を張っていられる自分でいたかった。
・私の中には10歳のころの自分が住んでいて、悩んだり、迷ったりするとふいに思い出すのだ。あのころの自分が嫌いだった大人、になっていないだろうかと。
・不思議なのは、自分を所有すると、他の物や人を「所有」したいとは思わなくなることだ…と私は思う。なんとも不思議な「所有」の法則。私は自分自身でいたい。
・人間は、たくさんの煩悩に日々踊らされているので、ばかなことで悩んだり、浮かれたり。だけど動物たちは、もっともっと本能で知っているのだ。幸せというものが、何なのかを。本当の優しさとは、何なのか。 -
Posted by ブクログ
家の向かい側にある古本屋さんで出会った一冊。ゆり子さんのファンではなかったが、毎回テレビで観たとき「ゆり子さんみたいな歳の重ね方したい」と心の底から思う。柔らかい雰囲気のなかに芯を通ったしなやかな強さを持つ。こういう人間になりたいし、こういう人間でありたいなぁ。
ゆり子さんが持つその強さは、おそらく何回も「誠実に」自分と向き合い、自分の気持ちや言葉を大事に胸に締めているからこそ、生まれたものではないかと、この本を読み終えて思った。
私も、文章の中で誠実で嘘のない心からの言葉で語れる人は素敵で、理由なくそういう人に惹かれる。
私はなかなかまっすぐに自分に向き合えないから、いつも大量の比喩を使いがちなのだ。こういうところを直したいと、大学2年生の頃から思っていたが、結局書くこと自体をあきらめ、書けない4年間を続いていた。
ゆり子さんが紡いだ言葉たちは私の「書きたい」気持ちを喚起した。「『そこに行ってみたいから』自分の気持ちを、文字で、文章で表すということの先にある、まだ行ったことのない場所に行ってみたいから。」私も、もう一回ペンを拾って(いまはほとんどパソコンかスマホだが)自分の想いを紡ぎたい。
心から発したことばが翼になり、私をどこに連れて行くのだろう。楽しみばかりだ。ゆり子さんの本に出会って嬉しかった。大事なことを思い出させてくれることに大きな愛と感謝を。 -
Posted by ブクログ
とてもよいです。
優しいです。
石田ゆり子さんはばりばり運転されるんですね。ちょっと意外でした。
テレビでお見掛けするときで印象に残っているのは安住さんとじゃれているところ。なんともよいです。安住さんが人から何かを引き出す力があるのかもしれないですね。恋ダンスもすごく印象的でしたね。。。
日ごろの過ごし方、お忙しいとは思うのですが、やさしい毎日を送られています。
おすそ分けをいただいた感じですね。
著名な方がたくさんお話にでてこられるので、やっぱり違う世界を生きていらっしゃる、ということがひしひしと。
養老孟司さんのバカの壁、よまなくっちゃ。