怒りに振り回されて苦しむポポリに大共感。
理不尽に怒りまくって、ふつーに周りから嫌われて一人ぼっちになるポポリ、ここ、子どもの世界ではあるあるなんじゃないかなぁと思います。
また、展開の中で、ポポリは怒りをコントロールできるようになるんですが、そこに水をさすように冷たく皮肉を言ってくるヤな奴登場。
ここの山の乗り越え方は涙を禁じえませんでした。
巻末の作者の言葉も優しく勇気づけられるもの。
怒り・癇癪で悩んでいる人に一度読んでもらいたい一冊。「大丈夫だよ。一緒にれんしゅうしよう。」というメッセージ性が心に沁みます。