鬼塚りつ子のレビュー一覧

  • 新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など

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    100年以上前の作品だが、現代にも通ずる人間の真理が端的に分かりやすく表現されている。新美南吉は29歳の若さで亡くなったとの事だが、この若さで様々な角度から物事を観察できるなんて、深い思考力の持ち主だったのだろうと思う。

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    2025年12月07日
  • 新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など

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    こちらは文庫本より大きく、文字も大きく挿絵もある。
    個人的には挿絵なしの文字だけで読める文庫本の方が、堪能できる気もしたけれど、「貝殻」の詩は大きな頁で読むのも良いなと思った。

    傑作選には載っていない作品もあり、最後にそれぞれの作品解説があるのもまたよかった。

    「去年の木」と
    「牛をつないだ椿の木」、
    「一年生たちとひよめ」が
    とくによかった


    どれも素敵で、繊細で、それでいてまっすぐな、新美南吉さんの心そのもののようなものを感じた。

    「牛をつないだ椿の木」は亡くなる前年
             一九四二年(昭和一七年)作

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    2025年11月21日
  • 宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど

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    宮沢賢治記念館に行く予定があり、予習の為に購入。文庫本で読んだことのあるものもあったが、今回は小学生の子どもでも読めるようにとこちらを購入。

    挿絵もあり、字も大きくとても読みやすかった。

    子どもの頃は正直よくわかっていなかった宮沢賢治。大人になっても読み返してみるととても深くて面白い。
    よだかの星でちょっと泣きそうになった。
    宮沢賢治の育った岩手の情景や匂いや色まで感じられそうな作品がたくさんで、とてもよかった。

    記念館に行くのが待ち遠しい。

    【宮沢賢治 童話集】
    注文の多い料理店/どんぐりと山猫/オツベルト象/ツェねずみ/やまなし/よだかの星/水仙月の四日/雪わたり/虔十公園林/セロ

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    2025年04月06日
  • 宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど

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    心がほっこりする本。殺伐とした生活に慣れきった大人こそ読むべき1冊だろう。その一方で、宮沢賢治が今の時代に生きていたら、こんな本が書けたのかなと考えると、病んだ今の日本がなんだか悲しくなる。

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    2024年01月26日
  • 新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など

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    4年から。表紙も綺麗で、子ども達も手に取りやすい。新美南吉さんの作品が時系列で載っていて、幼少期や病気の話と絡めて作品が見れるのが○。子どもに馴染みのない表現で解説のない部分もあるが、言葉としては解説入りで読める良い作品集になっている。他のシリーズも素敵。

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    2023年10月20日
  • 新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など

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    何回読んでもごんぎつねと手袋を買いにが大好きです。
    何世代にわたっても読み継がれる、新美南吉ワールド。

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    2023年03月10日
  • 新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など

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    新美南吉童話集。子どもの頃の教科書に載っていた、『ごんぎつね』『手袋を買い」の作者さん。
    『牛を繋いだ椿の木』『でんでんむしのかなしみ』など、読んでいて寂しくもあり、しみじみしてしまった。
    大人でもスラスラ読めて、心にじーんとくるものがあります。 
    巻末の 『明日』がウルっときました。
    プレゼントにもオススメです。
    あと、表紙のキツネの絵が好きです。

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    2022年04月27日
  • 宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど

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    いろんな短編が入ってる。最後には解説までついていていい。
    文章上にも、言葉の意味が書いてあって読みやすい。
    挿絵が多いので、想像もつきやすくてよかった!

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    2025年08月05日
  • 芥川龍之介 名作集 心に残るロングセラー

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    芥川龍之介の名作を10話収録。短編なのでサクサク読める。
    小学生向けに注釈や作品解説もついているので、より深い理解ができる。
    この本には収録されていない『羅生門』『芋粥』『地獄変』『河童』『或阿呆の一生』なども読みたくなった。

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    2019年01月29日
  • 太宰 治 名作集 心に残るロングセラー

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    面白かったのは『失敗園』で、『雪の夜の話』はきれいなお話だったよと。
    言葉や言い回しがやや難しいが、注釈があって助けになる。
    (読んだ時期:9歳)

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    2016年01月18日
  • 宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど

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    本書は子供向け童話集であるため、漢字は少なくルビもふられている。
    それでも内容を知るには充分だった。

    10話おさめられていたが、その中の幾つかの感想を。


    『オツベルと象』
    始めの1文の視点はどこなんだろう。
    「ある牛飼いが物語る」の1文。
    その1文の発言者が牛飼いならば、自分の事を「牛飼いが物語る」とは言わないはず。
    この1文だけは賢治の言葉で、つまりメタフィクション??
    それとも、作中には現れない、作者(賢治)でもない誰か??
    例えば、菩薩様とか。

    急に菩薩様を出してみたのは理由があって、白象だからなのだけど。
    普賢菩薩が乗っているとされるのが白象。
    普賢菩薩は生きとし生けるもの全て

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    2023年12月08日