田代省三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
日本の深海探査技術は世界のトップレベルになったと言われるが、その陰で毎日のように未知の深海に黙々と潜り続けるパイロットたちがいることはほとんど知られていない。
そんな深海探査船のパイロットたちにスポットを当てる。
[ 目次 ]
第1部 深海には面白いエピソードがいっぱい(どうやって海底を調べたらいいの?-潜水調査技術が確立するまでの苦労話、裏話 海底探検へのライセンス申請はこちら-潜水調査船パイロットが一人前になるまで 潜水調査船の上手な動かしかた教えます-マニュアルには書かれていないテクニック ほか)
第2部 パイロットが語る「しんかい六五〇〇」の世界(日本と世界の深海潜水調査船の歴史 「しんかい六五〇〇」の仕組み 太陽の光と海 ほか)
第3部 「しんかい二〇〇〇」がもたらした十大発見(「しんかい二〇〇〇」の科学への貢献 なぜ有人の潜水調査船が必要なのか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
深海は,宇宙とは別に未知とロマンが詰まった未開拓領域と考えられる.しかし,常に大きく脚光を浴びる宇宙関連と比べると,深海への挑戦・冒険については,それほど広く関心をもたれて知られているわけではなさそうだ.本書では,そういった状況に風穴を開けてくれることを期待したくなるような,数多くの興味深い話が語られている.深海調査船の元パイロットや深海調査で活躍した科学者らの実体験談にはすごい臨場感がある.日本海溝の底で「スーパーのビニール袋」がたくさん見つかったという話には,人間活動が影響を及ぼしている範囲の広漠さに,慄然とさせられた.また,わが国の深海研究・開発史も楽しめる.ぜひ,広く読まれて欲しい一冊なので5点.
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Posted by ブクログ
筆者の書くように、同じパイロットでも旅客機や宇宙飛行士の認知度と、深海調査船のパイロットの認知度には大きな隔たりがある。
もちろん、その分母の違いもあるのだろうが、もっと大きな違いは、メディア受けするコンテンツかどうかということに尽きる気がする。
大空は見上げれば、その彼方まで思いをはせることができるが、深海は海面を見ても、その深淵を思い描くことは難しいだろう。
そんなコンテンツに挑んだのが本書だ。
全3部構成からなり、藤崎というライターが深海という概要にスポットを当て、後にパイロットの説明が2部続く。
文章は平易でつまらない。正直、パイロットの文章は面白くないから、飛ばし読みした。
でも、なんか「読んでおきたい」という気持ちになるのである。
それは、自分が深海というコンテンツに、一般メディア以上の興味を持っているからに他ならない。
ただそれだけのことなのだが、逆に、ただそれだけのことで、読書ができるというのは、新たな発見であった。