田畑あや子のレビュー一覧

  • 微妙な違いがスーッとわかる 英単語使い分け図鑑

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    わかりやすくて、読みやすくて、見やすくて、なにげなく頭に残る感じです。良いと思います。気楽に眺めることもできるし、しっかりと読みこむのもオススメかと。

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    2020年12月05日
  • サバイバルマインド

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    Megan Hineというイギリス人女性を通して、人間の秘めた能力の凄さにただただ驚嘆させられた! 生死の境目という極限での自然との一体感の述懐はスピリチャル体験そのもので、羨望を禁じ得なかった。

    〈本から〉
        ミーガン・ハイン  A &FBOOKS

    この一万年のあいだに人類の文化は進化し、知識やスキルをみにつけてきたが、体はそうではない。テクノロジーにあふれた都会を原始的な脳で歩きまわっているせいで、ときおり現代の生活に予想外の反応をしてしまうことがある。

    わたしたちと火のあいだには深く原始的なつながりがある。

    ストレスとは緊急の際に体を始動させるためのサバイバルのメカニズムなのだ。

    直感はよく、「虫の知らせ」とか「第六感」という表現をされるが、そこには科学的な根拠がある。無意識が、過去の経験から蓄積した情報を使ってあなたを守ってくれ、意識的な脳に危険信号を送っているのだ。

    観察すればするほど、多くのことが学べる。

    よく聴き、よく観察するほど、あとで使える情報が蓄積されていく。

    昆虫が天候の変化を最初に教えてくれることはよくある。

    本物のサバイバルの状況では、パニックが最大の敵になりうる。(略)
    “犠牲者モード”
    犠牲者モードに入らないための私が知っている最良の方法は、自分に悪いことが起きたのを受け入れることだ。
    (略)
    自然は中立の存在だということだ。あなたに個人的な恨みなど持ってない。あなたが生きようが死のうが気にしない。あなたの敵でも味方でもない。自然が自分をとらえようとしているのではなく、自分が犠牲者だと感じる心は自分の内部から起こっているのだということに気がつくと、自分がいる場所を受けいれやすくなる。
    (略)
    受容によって感情的な重荷がなくなり、思考がクリアになるが、それは現実と闘ってエネルギーの無駄遣いをしなくなるからだ。(略) 誰のことも(自分を含めて)責めず、トラブルを解決する自分なりの方法を見つければいい。現実を変えられないのなら、残された道は自分の態度を変えることしかない。

    興味深いことに、自然の中では、人は手に負えないことを受け入れやすくなることに気がついた。

    「人を助けるまえに自分を助けなさい」という言い回しは、サバイバルの現場ではとても大事だ。

    “サミット・フィーバー(頂上熱)”というのは、安全でないとわかっていても頂上に着きたいという過度に不合理な欲求で、経験を積んだ登山家でもそんお病気にかかってしまうことがある。

    わたしがかなり早く落ち着くことができた理由の一部は、自分の能力を充分信頼していたからだ。(略)
    深呼吸は誰にとっても拙速な決断をするのをやめさせてくれるすばらしい方法だ。

    オープンマインドによって、わたしはすばらしくスピリチュアルな体験をしてきた。その体験では、自然のエネルギーが体に流れこんできて、頭に打ち寄せてくるのを感じた。それが自然のなかで過ごす大きな理由のひとつだ。自我を捨てて、より大きく普遍的なものの一部になると、自分の周囲が広がり、普通なら手が届かないままだったはずの可能性を感じられるようになる。それは災害時に自分の命を救うことが出来るタイプの超覚醒だ。

    自然の中にいるときは、まわりの環境と自分を切り離して考えないほうがいい。環境とともに作業すればするほど、自分の目の前にある大事なものが見え、聞こえ、理解できるようになる。オープンマインドを持つことで、現在の瞬間にあるすべてのものを体験できるようになり、過去にこだわったり、次に起こることを心配したりしなくなる。

    出来るだけ明晰に考える方法 STOP sit down, think, observe, plan

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    2020年01月15日
  • アメリカン・スパイ

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    1992年、元FBI捜査官のマリー・ミッチェルが自分の双子の息子たちに語る手記という形で進行する物語。
    黒人としてニューヨークに生まれ、警察官の父と、別離してしまった母親。いつも勇敢に自分を守ってくれた姉のエレーヌ。今は二人の息子と暮らしているが、そこを正体不明の暴漢に襲われ、身の危険を感じてフランスにいる母親の元に息子たちとともに身を隠す。
    1960年代から70年代、80年代と手記の話は時代を行き来する。
    自分の少女時代、慕った姉がCIAに入って諜報活動にかかわるようになることを知り、自分もFBIに入るものの白人・男性が上位の世界において、才能がありながら不遇な状態がつづく。
    そこから話は80年代の実在するアフリカの小国ブルキナファソの指導者だったトマ・サンカラに接近する指示をマリーが受ける話へとなっていく。
    トマ・サンカラは若くしてクーデータによりブルキナファソの大統領となるが、軍人、公務員の給与を削減し、一方で国民の教育やワクチン接種などに注力して識字率や乳児死亡率を下げるなどの政策を実行し、国民の絶大的な支持をうけた。国連で演説をするためにニューヨークを訪れるが、アメリカの黒人の間でも人気は高かった。
    しかし、そのサンカラの政策は親社会主義、反米国帝国主義であったがために、当時の米国の諜報機関から妨害工作を受けていて、その中にマリーも巻き込まれていくという物語だ。
    女性黒人スパイを主人公としたスパイ・スリラー小説であり、人種差別や性差別に対して或る種の諦めも感じつつ反抗していく女性の物語でもある。
    淡々と自分の行動を語る中で、時折二人の息子に向ける愛情表現が切ない。
    ちなみに、本書はバラク・オバマ元大統領が毎年発表する読書リストの2019年のリストに取り上げられている。

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    2021年03月28日
  • アメリカン・スパイ

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    ネタバレ

    オバマ元大統領の読書リストは信頼できると再確認した。

    めちゃくちゃ好みだった。

    スパイの素養を持って生まれた人(語り手ではない)の成長していく様を描いたものが好きなこともあるが、察して何も聞かずにただ助けてくれる愛に泣ける。

    そしてまさかのラブストーリー。
    ここはネタバレなしでびっくりしてほしい。

    あとがきによると作者はル・カレが好きとのこと。
    納得。

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    2021年03月12日
  • アメリカン・スパイ

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    1980年代後期。FBIニューヨーク支局で捜査官として働くマリーは、黒人女性であるがゆえに能力を発揮する機会を与えられずにいた。そんな時、ブルキナファソの共産主義政府の弱体化を狙うCIAから、若き革命家トマ・サンカラにハニートラップを仕掛ける役目を言い渡される。自身の才能ではなく容姿を買われたのだと悟りつつも役目を引き受けたマリー。そして、さらにハイリスクな任務の見返りとして、幼少期から共にスパイに憧れて育った姉の謎の失踪について鍵を握る人物との接触を約束される。しかし、国民のための改革を推し進めるサンカラの人柄を知るほどに、任務に対する信念は揺らぎ始め……。舞台はアメリカ、ブルキナファソ、そしてマルティニークへ。史実を元に冷戦の知られざる一面を描き出すスパイ小説。

    スパイスリラーの側面もあるが、それだけで終わらない。母の子に対する深い愛情が描かれるなど、家族小説としても読める。

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    2021年02月28日
  • 55

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    二人の容疑者に、振り回される展開は、とても面白いく、途中で挟まれる過去の事件?問題?が、どこで繋がるのか、ワクワクしながら読めた!最後は、まぁそうですか!って感じは、あったけど…………

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    2020年10月30日
  • 統計的な? 数字に騙されないための10の視点 STATISTICAL

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     これを読むとありとあらゆる数字に「ん?」と一旦立ち止まるようになります。メディアで報道される数字はとにかく疑うことになりますが、メディア自体がそもそも選択された情報なので、それくらいは必要になると思います。義務教育で習った数学的な知識も実は意外と生活の中で活かせてなかったことに気付きました。与えられたものをそのまま何も考えず呑み込むのでは、あまりにも危険です。一旦、匂いを嗅いだり、触ってみたり、焼いてみたりする一瞬の習慣を持つことで、正しく恐ることや正しく利用することができるようになります。

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    2020年05月23日
  • アメリカン・スパイ

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    リアルなスパイっぷり   ★★★★★
    リアルなアメリカの歴史  ★★★★★


    冷戦下のブルキナファソでアフリカのチェ・ゲバラことトム・サンカラへのハニートラップを仕掛ける役目を言い渡された女性スパイを史実を元に描いた歴史スパイ小説

    翻訳小説ならではの読みにくさはあるけども、アメリカの歴史や社会情勢をリアルに感じることができた

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    2022年04月04日
  • 55

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    出だしは面白かった。が、モヤモヤしたまま物語が進み、スッキリしないままで物語が終わってしまう。
    後に残ったのは、オーストラリアの強烈な暑さと、宗教と言うものの大きさと恐ろしさ、そして「親子」という、はかり難い関係性だったように思う。

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    2022年01月11日
  • アメリカン・スパイ

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    ネタバレ

    冷戦下 アフリカのチェ・ゲバラと呼ばれた トマ・サンカラを誘惑する任務を与えられた黒人女性のスパイ小説でした。

    文章が スパイの女性の手記という形だったので
    ちょっと読みにくかったけど 
    途中から 慣れていきました。

    色々な 悩みなどを抱えていって
    成長していく主人公は
    家族の悩み、姉妹の悩み、
    肌の色、女性という事など 多くの事が絡んでいました。

    日本人なので 肌の色とかの差別など感じた事がないせいか 感情移入はあまりできませんでしたが
    アメリカという国で悩んでいる
    多くの人達それぞれの気持ちを代弁しているような感じなのかな?

    お姉さんの件は 今ひとつはっきり書かれていなかったけど その事で 打ったって事は 主人公の中できちんと誰のせいか 納得できたって事ですよね。

    ラストははっきり書かれておらず
    この手記が 子供たちの手で読まれる事がない
    結末になってて欲しいなぁと 思いました。

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    2021年09月19日
  • 55

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    2人の男が互いにシリアルキラーの「55」番目の被害者になりかけ、お互いを犯人だと主張していて、どちらが犯人かを捜査していく・・という話。このあらすじを読んで、色んな糸口を辿って捜査・推理を進めていくかんじかなと思ったけど、なんだか推理のシーンというか、ミステリーっぽさはあまりなく、かといって警察物という組織だったかんじがなく(主人公と同僚の結びつきが感じられない)、それでいて主人公がパッとしない。そして本編と並行して過去の失踪事件の話が進められていくのだけど、この何が、というか誰が本編とつながりがあるのか初っ端から大体予想がついてしまう。
    主人公の嫌悪する幼なじみの警部補がヒールとしてずっと出てくるのだけど、この人がほんとに胸糞悪くてイライラしてくる。かといって主人公も好きになれるわけじゃない。警察署のもともとの同僚の描写もうすくて、好きになれるキャラが一人も出てこない。あまり今まで登場人物を重視してこなかったけど、登場人物の中でいい人が全然いない、というかここまでイライラさせる人物揃いだとストーリーさしおいてあんまり楽しめなくなるんだなというのを実感して、人物描写って大事だなと思いました。冒頭から、幼なじみの刑事が嫌なやつなんですよ!ほんとうんざりだわ(実際その通りだと後でわかるんだけど)って一方的な主人公の被害者妄想(?)を押し付けられ、読者おいてけぼりっていうか、なんかシリーズものの途中で前提情報を読者が知ってて当然って感じなんですよね。
    たしかにページターナーではあるんだけど、イヤミスではないのにどこにも救いがないし、設定自体はとても魅力的で期待値が高かっただけにがっかりです。

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    2020年09月16日
  • 55

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    「55」という数字が、被害者の数らしいというあらすじからの憶測を元に読み始めた。シリアル・キラーは大好物なので(笑​
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    序盤の展開は至ってシンプル。ふたりの容疑者(=自称被害者)は、相手こそが殺人鬼だと言い張り、しかもふたりともあからさまに挙動が怪しい。振り回される捜査チームだが、チームリーダーの幼馴染のキャリア刑事が合流したことで、さらに捜査は迷走。小さな火種をあちこちにばらまきながら展開するストーリーは面白いが、刑事同士の確執シーンがわかり過ぎのやり過ぎで若干辟易した。​
    ​
    サスペンスとしては秀作だと思う。真犯人の予測は可能だが、そこに至るドラマと、謎解きのプロセスがとても興味深かった。全体的には好きな系統の作者なのだが、ベタな回想やエピソードでいい雰囲気を壊してる気もする。賛否両論必至のラストもどうなんだろ。機会があれば次回作も読んでみたいですね。​

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    2020年05月19日
  • 55

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    購入して読み出す前に、ここに登録している他の人のコメントを参照した。あまりの評価の悪さにガッカリして、これでは読むのをやめようか、とさえ思った。しかし読みはじめると、そんな心配は杞憂であった。犯人と被害者が、時をおいて、それぞれ自分が被害者だと警察に現る。それだけでも結構独創的ではないか。他の評者は舞台がオーストラリアという文学的過疎地だということに惑わされたのかも知れない。因みに、作者は北アイルランド人だ。この人もアイルランド人の饒舌さを受け継いでいて、物語はどんどん進行する。登場人物の人物描写も適切で、幼なじみの現在の地位による確執も面白い。終末近くになって、二人の容疑者の一方の仮面が剥がれていく過程も、それほど不自然でもない。結末は、ハッピーエンドとも正反対とも受け取れるが、その解釈は読者に任されているのだろう。

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    2020年01月29日
  • 55

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    ジェイムズ・デラーギー『55』ハヤカワ文庫。

    そんな結末ってありか。刺激的なテーマで始まったミステリーは二転三転し、2つの意味で愕然とさせる結末へと辿り着く。

    オーストラリア西部の警察署に土埃と血にまみれた状態で駆け込んで来た謎の男は連続殺人犯から命からがら逃れて来たと主張する。その後に警察署に駆け込んで来た男も、自分も55番目の犠牲者になる前に連続殺人犯から逃れて来たと主張する。

    全く理解出来ない事件の背景と救いの無い結末とその結末をきっちり描かない著者の情けなさ。最近のハヤカワが発掘する新人作家はハズレが多く、なかなか次作まで辿り着かないように思う。

    本体価格1,160円
    ★★★

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    2019年12月28日