城山英巳のレビュー一覧

  • 日中百年戦争

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    菊池寛が始めた文芸春秋の100年間の中国報道をベースに日中現代史を切り取る。現在の中国も変わらない、帝政、覇権国家の状況を示す。
    裏歴史として、敗戦後天皇を認めた蒋介石/国民党への恩義を感じた日本国軍人が、本土撤退線、台湾にわたり60年代までアドバイザーとして活躍していたというのは知らなかった。いちいち現習政権が昔と同じ強権国家だという念押しが入らなければより中立的に読めた。その部分はマイナス。

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    2022年12月08日
  • 中国人一億人電脳調査 共産党より日本が好き?

    購入済み

    詳しく知らされた

    歴史的背景など中国民衆の実態や両国の根本的相違点等知らされました。

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    2017年03月30日
  • 中国人一億人電脳調査 共産党より日本が好き?

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     中国のネットユーザー(罔民)に,中国版ツイッター(新浪微博)を通して意識調査。その結果を紹介。反日の声が大きかった中国のネット世論に,大震災後,日本見直しの動きもある。
     中国では共産党が情報を独占してきた。しかしこれもネットの普及により変わりつつある。民衆もネットを通して伝統的メディアより先に情報を取得し,吟味できるようになってきた。当局は検閲を強化するが,なかなか追いつかず,ネットの中には共産党の支配が及びにくい言論空間が広がっている。
     「官」の下で「民」がうごめく中国社会。中国の検閲システムは「防火長城」と呼ばれ,中国でツイッターをやるには特殊ソフトでその壁を越えなくてはならない。こ

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    2011年11月30日
  • 中国人一億人電脳調査 共産党より日本が好き?

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    どの本を読んでも、中国の身勝手さ、日本の無責任さは感じますな。
    「電脳調査」自体は若干出汁のように感じるところもあるけども、共産党という王朝のほころびを感じるのもいい。

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    2011年08月28日
  • 中国共産党「天皇工作」秘録

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    毛沢東、〓(とう)小平、胡耀邦、江沢民、そして胡錦涛…中国の指導者達はなぜ「天皇」にこだわったのか―。
    日中両政府中枢をはじめ、百五十人に及ぶ関係者への取材により初めて浮かび上がった日中外交の最奥部。

    [ 目次 ]
    第1章 胡錦涛来日秘話(深夜の早大訪問;「トキ談義」裏の政治問題 ほか)
    第2章 昭和天皇と〓(とう)小平(新幹線に見た近代化;お言葉に「非常感動」 ほか)
    第3章 天皇訪中への道(宮沢首相の「極秘指令」;中国の天皇観 ほか)
    第4章 毛沢東の天皇観(陛下によろしく;「日の丸を守れ」 ほか)
    第5章 天皇が最も遠かった時代(目を潤ませた江沢民;「大東亜戦争総括」に激

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    2011年04月17日
  • 中国共産党「天皇工作」秘録

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    んー。
    秘録と言うがよく分かんなかった。
    結局、中共は、天皇をただ工作の材料として見ていたのか、それなりに「敬う」気持ちがあったのか。
    結局のところ日本を、自分たちのために利用するためで、そのために天皇を利用することが目的だったのか。

    後半は、靖国問題へのこだわり一辺倒だったし。
    本当に、日本のポピュリズム新聞の御注進が、国益をも左右するって馬鹿な話だと思う。ただ日本に対するカードとして使ってんのかと思ったら、案外自縄自縛でどうにもなんなくなってるようだ。

    この著者、客観的にと言ってはいるが、日中友好とは、チャイナの言うことを素直に聞き、チャイナの前に大人しく傅く日本のことであるというのが

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    2024年02月26日
  • 天安門ファイル 極秘記録から読み解く日本外交の「失敗」

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    公開された、天安門事件をめぐる日本の外交文書に基づく分析。

    日本は、RPCの孤立を避けることを最優先に動いた。
    ある意味、日本が自らの意思で世界を動かした事例であるのだが、米国がさらにその裏で動いていることを知らなかった間抜けさ。
    もあるのだが、まあ頑張った。

    1番の問題は、相手が、RPCだったってことだな。

    感謝もしなければ、謙虚にもならない。
    ただの成功体験。
    結局、全て彼らに利するままに動いたことになった。

    で、結局現在どうなったのか。

    ちゃんと分析して活かせと言っても、もう、どっぷり首根っこ掴まされてるからどうしようもないんだろうね。
    本当に、この時がチャンスだった気がする。

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    2023年12月14日