ハロルドジェニーンのレビュー一覧
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私の苦手な経営者の一人、柳井正氏の推薦という点もあり、なかなか読まなかった1冊でした。が、これは素晴らしい本です。
特に、共著として名を連ねているアルヴィン・モスコー氏というベストセラー作家の筆のさえもあり、読み物としても面白く仕上がっています。
経営者としてはまさにたたき上げのジェニー氏の体験談からくるエピソードは説得力があり示唆に富む。
例えば、事実にも種類がある・・
表面的な事実(一見事実のようにみえる)、仮定的事実(事実とみなされている)、報告された事実(事実として報告された)、希望的事実(願わくば事実であってほしい)などはほとんど事実ではない。(P108)
第6章の「リーダーシッ -
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ネタバレ・購入背景
ある本(確かストーリーとしての競争戦略)で引用されていたのをきっかけに知る。
58四半期連続増収を成し遂げた男ハロルド・ジェニーンの社長としての日々を通して経営者としての重要なマインド・スタンスが、具体的な事例を伴って書かれている。
ファーストリテイリング代表柳井正さんが「私の最高の教科書」と絶賛していることもあり、購入した。
・この本を読んで自分がどう変わったか?
ビジネスにとどまらず人生を歩んでき上で持つべきマインドのヒントを得た。まだ働いていないため具体的にイメージしにくい部分もあったので、社会人になってから読み返すことでより一層理解を深められると感じる。手元に常においてお -
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不純な動機というかミーハーというか、ユニクロの柳井正が擦り切れるくらい読んだ本だというので興味を持って手に取った。別に柳井氏に憧れているわけでもないのに。そんなモチベーションだったので、物見遊山みたいな読書。少し古い本というのもあって最新の研究というよりも経営論なのか精神論なのかその両方の基本編という印象。
経営とは目標から逆算するものである。自分は何をやりたいのかをしっかり見定め、それをやり始めよ。そして数値化して計測し、体制を整え、責任を与えて任せよ。
最高経営者を中心としたトップ・マネジメント・チームの性格の反映として、どんな企業の中にもあって、それぞれの会社の個性をつくり出している -
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「58四半期連続増益の男」との副題からアグレッシブでバイタリティに満ち溢れた人物像を思い浮かべた。実際はかなりクレバーで分析力高く何より数字のロジックをもとに人々の意識の深いところへ訴えかけていくものだった。
最高の経営者像とは
自ら決断し目標、やるべきことを明言し失敗リスクを100%背負える
何をしたいのかを定め行動に移す
自らの行為と日常の態度により心から支持していることで人々を鼓舞する
最高の経営者に必要な資質とは
事実を客観的にとらえ、情報とノイズをはっきり区別し知的好奇心や根性も必要
事業計画と予算を定め達成の願望だけでなくやりきる推進力
論理だけでなく深いところの情緒により行動 -
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ファストリの柳井さんも監修?の書籍です
13の経営に関わる内容、真髄が書かれている本となります
正しくは14(全14章構成)
個人的に勉強になったのは
・帯にも書かれている第二章
三行の経営論
本を読むときは初めからおわりへと読む
ビジネスの経営はそれとは逆だ
終わりから始めてそこへと到達するためにできる限りのことをするのだ
・三章
ニューヨーク大学の教授が言っていた
成功したいのであれば、みずから選んだにせよ巡り合わせだとしても
自分が属する場所て上位20%のグループに入ることが必要
・五章
マネジャーは、
結果を達成したいと思うだけでは不十分
達成すると誓ったことを成し遂げること -
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経営とは逆算。目標から逆算して何をやるか決め、実行すること
ビジネスの対価は報酬か経験。まず経験をとれ
目標に達するまで挑み続ける事が経営
達成しなければ経営でない
ビジネスは競争相手に勝てればよい
リーダーシップは学ぶ事は出来るが、ほとんどが自身の経験でしか学べない。
ビジネスの成功がリーダーをエゴチスムに追いやり、組織を衰退に追いやる。
数字は行動へのシグナル、思考の引き金。
肝心なのは数字の背後で何が起きているか突き止めること
マネジメントの良否は自ら設定した目標を達成するかどうかで判定され、目標が高ければ高いほど良いマネジメント。
あまりに低い目標は誰でも達成できるから -
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楠木建の「戦略読書日記」で紹介されていた本。名経営者の著書はだいたい外れがないので、相当期待して読んだが、「真面目かっ!」と突っ込んでしまいたくなるほどまじめすぎる内容で、正直面白くなかった。
尋常ない勤勉な人で驚くほかない。
唯一、面白いなあと思ったのは、エグゼクティブの机は汚い、と言い切っていること。これは楠木氏も解説者の柳井氏も触れていた。
「私が反対するのは、きれいな机のエグゼクティブのオフィスの様子とか机の上の状態よりむしろ、彼の心的態度に対してである。きれいな机は科学的経営への、ビジネス・スクール仕立ての方式への、データ整理保存への、過度に厳格な時間配分への、機構化した権限委譲へ