坂東智子のレビュー一覧

  • 悲しみの力 「悲しみ」と「切なる思い」が私たちを健全な人間にする

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    読む人を選ぶ本かもしれません。
    気になる方は”はじめに”を読んで判断するのがいいかもしれません。

    全部で3部構成になってまして、興味深かったのは第2部と第3部です。

    スクールカースト上位に所属するために、それが自然な姿であるようにふるまう学生。
    学生生活が充実しているように見える彼らも、実は、心がお疲れ気味なんですよ、というお話です。
    そもそも、スクールカースト上位の人(根っからのスクールカースト上位者)に認められないと、そこに所属できないってのが馬鹿らしいと私は思ってしまうのですが、学生だとそうじゃないんでしょうね。。。
    上位にいた方が何かと得で、何かと有利な事が多いからなんでしょうけど。(自分もそうだったかも)

    自身の弱みを認められず、キラキラになるべくもがいて苦しいんだけど、それさえも受け入れられず、キラキラであろうとする。
    (弱みを認める=他人にバレる=スクールカースト上位にいられない、だから素の自分はないものとする)

    そりゃ、心が折れるよ。
    暗黒時代と言われる黒歴史も、自分が好きになれない性格も、全部なかったものとしてるんだから。
    でも、それらは消えないし、忘れられないし、なくならないし。心にずーーーとあり続ける。
    否定すればするほど苦しくなるんですよね。
    (さらに昔の自分を思い出した)

    それらの心の悩みを少しでも和らげてくれるのが、”書くこと”だそうです。
    弱みや人に話したくない感情や出来事を紙に書き出すのです。それを同じ境遇の人と共感すると更にいいようですが(自分だけでないとわかる)、これはハードルが高いかと思います。なので、書くだけでも十分ではないかと思います。
    実際、私は毎日心の毒吐き(ノートに書く)をしてますが、それだけでも効果はあります。

    第3部は「死」という重いテーマを扱ってます。
    大切な人の「死」をどのように受け入れるか?
    ここで小林一茶の短歌が登場します。
    このパートを読んでいて思い出したのが、「樽とタタン」(中島京子著)の”ぱっと消えてぴっと入る”です。

    その人(亡き人)が生きていた事実は消すことはできない、忘れようと思っても忘れることはできない。
    その人との記憶は胸の中で生き続ける。
    私とその人は、そのようにしてつながることができるし(自分一人ではない)、その人を知る人とも同じようにつながることができる。だから私は大丈夫。
    そういう事なんだと思います。

    「死」と「弱点」は全く異なるものですが、第2部と第3部をつなげてみると、対処の仕方は一緒になるのではないでしょうか。
    「死」や「弱点」を一旦認め、それらと共に自分という一人の人間が生き続ける。
    すると、下記のように自分自身を取り扱う事が上手くなっていく。
    ”私たちは「生まれ持った性質」を受け入れれば受け入れるほど、それをうまく扱う可能性が高くなる。”

    なかなか難しい事ですが、時間をかけてゆっくり取り組んでいこうかと思いました。

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    2023年08月31日
  • CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法

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    DEO:デザイン・エグゼクティブ・オフィサー
    ■DEOの6つの特徴
    ・変化を起こす
    ・リスクを冒す
    ・システム思考をする
    ・直感力が高い
    ・社会的知性が高い
    ・さっさとやる(GSD:get shit done)

     イノベーションのためにリスクを冒すのは、会社にとって不可欠だと思っています。特にテクノロジー関連の会社にとって、そしてこれからは、すべての会社に不可欠なものとなるでしょう。人生は短世の中の変化は早い。私たちは急いで変わっていかなければなりません。ところが、大きな会社ほど現状を維持するようにできています。会社の性質上、自分たちを守るために、あるいは少なくとも方向性を保ち続けるために戦う何百万人もの力があるのです。それと違うことをやろうと促す人は、会社のなかにはほとんどいません。
     変化の波にうまく乗れなかった会社を調べてみてください。たとえばコダックとかゼロックス、自動車のロータス、ソフトウェアのコーレルコーポレーションなどです。今では、ヤフーも加えていいかもしれない。コダックなんかは、どうしてデジタルカメラのチャンスを逃したのだろうと思いますよね?彼らはすべての特許を所有してたんですよ。すべてのテクノロジーを所有してたんですからね。こうした会社が、まわりで起こっている変化に気づいてなかったとは思えません。こうした会社の経営陣が間抜けだったとは思えないんです。では、何が悪かったんでしょう?
     悪かったのは、経営陣への風通しのようなものだったのではないでしょうか。彼らは結局間違ったものを見ていたわけです。そして間違った判断を下した。たとえばオートデスクではこんなことがありました。2年前、ある社員が、消費者は創造力やイマジネーションに興味をもっていて、そういう創造や想像ができるスケッチツールをほしがっていると予測しました。彼はこう言いました。「そういうツールを作ったら、会社は1億人のユーザーを獲得できると思います」。ですがその時点では、うちのソフトのユーザーは、会社の創業からその年までの数を合計しても1千万人でした。ですから、社員のそんな話は、もし私がメガホンを持っていたら、「ふざけないでくれ!」と叫んでいた話の1つでした。オートデスクでは、初のアプリケーションとしてiPhone対応のスケッチアプリを作っていました。そういうものがあるのに、大きな画面に指で絵を描きたい人がいるでしょうか?
     でも私たちは彼の話を前に進め、今ではオートデスクの一般向けアプリのユーザーは1億3500万人に達しました。は間違っていなかったばかりか、市場のサイズまで見積もっていたのです。ですが、コダックのような道を選ぼうと思えば、それも簡単にできたのです。


     DEOは、日常的に社員たちとつながりを持っている。つながりを持つことがあまりにも日常的になっているので、本能的な行為になっているくらいだ。新入社員を迎え入れるときも、顧客と話をするとき、ビジネスパートナーと打ち合わせをするとき、メンテナンススタッフを迎え入れるときも、時間を作ってつながりを持ち、相手とアイコンタクトを取り、相手を受け入れ、相手のメッセージに注意深く耳を傾ける。DEOは苦もなく実りある関係を築き、楽に影響力を広げている。ほかの人たちとの関係が、DEOの足を地につかせ、舗装されている道はなく、標識もほとんどないような場所で、先頭に立って社員を率いる自信を築いている。
     DEOの社会的知性は社員たちにも伝染し、社員たちの情熱や幸福感、創造力、ワクワク感が高まり、落ち着きが増すなど、さまざまな影響を及ぼしている。DEOが社員たちに影響を及ぼせるのは、1つには自らがお手本を示しているからだが、もっと根本的な理由がある。DEOの態度がそのまま社員たちに伝染しているのだ。ハッピーで、社交好きで、社会的知性の高いDEOは、まわりの人たちの気分を変え、社員の創造力、協調精神、業績を高め、彼らの収入を増やしている。
     あなたがDEOと1日行動をともにしたら、どうしてDEOがそうした影響力を持っているかががわかるだろう。DEOは、「誰にでもインタビューする」「自分との違いを知ろうとする」「庶民の生活をする」といったことで社会的知性を磨いているのだ。


     たいていのいいデザイナーは、世の中のことをよく知っていると思います。彼らは自分のまわりで起こっていることをよく見ている。これはうまく機能しているとか、あれは機能していないとか。人をいいデザイナーにするのは、そうした観察の積み重ねなんですよ。私は自分の仕事とは関係ない業界の展示会を見るのが大好きです。期待していなかったものに出会えるからです。たとえば、私は建築関係のカンファレンスに参加します。すると、思いもよらなかった素材に出会うんです。…
     それから、デザインというのは、いろいろな点と点をまったく新しいやり方でつなげることでもあると思うんです。必ずしも何もないところから新しいものを作ることではない。何かを微調整したり、パーツをこれまではなかったような組み合わせ方で組み立てたりするのもデザインだと思います。そういうデザインなら、そんなに大変じゃない。つまり私たちの業界では、すごくおもしろい新しいアイデアというのは、とてもささいなことなんです。誰も気づかなかったことを見つけるだけでいいってことです。人が考えてもみなかったようなものを見つければいいんですよ。

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    2022年12月03日
  • CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法

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    ネタバレ

    時代の急速な変化に伴い、過去に求められていたCEOの像から
    情報化社会に伴って過去のCEOの像から集団的な変化を促すデザインの創造性を伴ったDEOが求められている
    という主張の元、様々なDEOへのインタビューと
    必要なスキルセットについて書かれている本
    検索的に使うのが良いのと、巻末の参考本は有意義

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    2019年05月22日
  • 「人を動かす」広告デザインの心理術33 - 人の無意識に影響を与える、イメージに秘められた説得力

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    主にヨーロッパの広告デザインを使用したカタログ。人を動かすことを目的に広告は打たれるわけだから,何らかの学術理論や体験理論に基づいて作成されているはずだ。この本は広告を作った本人がその意図を語るわけではなく,研究者がこの広告デザインはこういう仕組みで人を動かそうとしていると解説する。

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    2016年09月22日
  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか

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    ルール34=人が頭に描くものすべてに対してオンラインポルノが存在する

    男は映像を好み、女はストーリーを好む

    GILF=granny i'd like to fack 特にケニアとイギリス

    女性は脳の意識的な興奮と無意識な興奮が一致しない。男性は一致する。強くて支配的な大金持ちとちょいワルが好き。
    女性向け小説には必ずヒーローが登場する。

    ポルノは顔が見えず温かみが感じられないもの。ロマンス小説の要素とは両立しない。

    ANDのパワーとORのパワー。女性はいくつものバリアーがある。男性はどれか、をクリアすればよい。

    男性は「女性」を求めている。女性は「男性の欲望」を求めている。
    女性の欲しい言葉は愛している、である。

    ゲイの男性はストレートの男が魅力的=男らしさに惹かれる。肉体面だけでなく内面の男らしさに惹かれる。

    排卵期の女性のほうが欲望が男に近い。

    女性がパートナーがポルノを見るのを嫌悪するが、男性は興奮する。

    浮気妻と素人娘は、競争原理と本物志向の現れ
    浮気された妻に競争原理でハッスルする。
    素人娘なら本物の反応を示すはず。自分に満足しないと浮気される心配がある。
    女性は感情面で本物にこだわる。
    男は、目新しいもの=素人娘、に興味がある。
    男の性欲は悲劇的なところがある

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    2016年04月13日
  • CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法

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    権限を持ったCEOではなく、デザインするリーダー、つまり変化に素早く対応することを厭わず、柔軟にみなを引っ張っていくリーダーについての解説本。いまどきのリーダー論と言える。「小さな変化を起こすことから始める。時計をいつもと違う腕にすることで良い」「証明するときには論理を使うが、発見するときには直感を使う」「私ではなく、私たち」「emailの署名欄が気になって眠れない。間違いを無くしたいのではなく会社がどう伝わるかが気になるのだ」「よく考えてから願いなさい。かなってしまうから」「言うべきことがないとこはおとなしくしていよう。本物の情熱に揺り動かされたときに言うべきことを言えば良い。そのときは熱く語ろう」

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    2015年12月23日
  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか

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    妹に、「お兄ちゃん絶対読んだ方がいいよ」と言われて借りた本。妹の俺への視点がよくわかる。確かに自分は歪んでいるが、別に歪んでないのだとなんとなく安心できた。今の時代でなければ絶対に調べられない情報を集めることで人間の素晴らしく果てしない想像する力に感動すらする。

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    2015年11月15日
  • 女性が知っておくべきビジネスのオキテ

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    こういう説教くさい本って基本的に好きではないことが多いのだけれど、
    ビジネスはゲームだと割り切って、
    とりあえずこうやっといた方が有利だという書き方をしてくれているので、そこまで不快感はなかった。

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    2014年05月18日
  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか

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     誰もが興味があるにも拘らず、声高に話せない「性欲」の話。この世にはなぜ多くの官能小説が、ポルノが、アダルトサイトが存在するのだろうか。
     数多くのデータを元に、「性欲」について語り尽くした真面目な科学書。日本人にも同感できる内容なので、これを読めば、パートナーを見つけることが容易になり、またパートナーを楽しませ、喜ばせることが容易になる、かもしれない。

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    2012年06月17日
  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか

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    英語版読んだときも同じことを思ったのだが、内容はおもしろいはずなのに、なんだか「おもしろい!」ってことにならないんだよな。なんか書き方の問題かもしれない。でもまあ素材として重要。

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    2020年06月15日
  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか

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    タブー視されがちで情報の集まらない問題に対しネット上の膨大な情報から男女&ゲイの性的嗜好について纏めた一冊。その過程は評価できるけど個人的には特別真新しい知見はなかった。
    邦題の科学という文言については仮説、推測のみで実証の伴わない部分が多いので不適切かと。副題に関しても論の末端を取り上げただけで恣意的に思われる。

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    2012年05月16日
  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか

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    ネタバレ

    男性は好みの対象自体が性欲のトリガーとなる。女性は好みの状況にならないと性欲が働かないフィルターがある。体調、自分の魅力、相手が自分を愛してくれている事、その相手が群れの中の強者である事、など。ラブロマンスのコンテンツはアダルトコンテンツと同規模に近く消費されている。なので、女性がドラマ、ワイドショー、韓流などを好むのは極論すれば男性がグラビアを好むのと似たようなものなのだ。
    ホモセクシャル向けのアダルトコンテンツで男性が男性に責められているのを見ると、女性との感覚ギャップが想像つくだろうと書かれていた。確かに、あの対象が自分と同性に向けられているとギョッとする。でも、トリガー自体は変わらないので理解できるのだが、多分女性はトリガーも異なっているので、、もっと気色悪いんだろうな。。

    ・キャンパスで魅力的な若い男女が初対面の異性に近づき、
    ①今晩、デートしない?
    ②今晩、僕の(私の)アパートに来ない?
    ③今晩、ベットを共にしない?
    と声をかける。
    男性がYESと答えたのは、
    ①50% ②69% ③75%
    女性がYESと答えたのは
    ①56% ②6%  ③0%
    だった。

    ・心理的な性的興奮と身体的な性的興奮は、男性の場合は一致するが女性の場合は一致しない。

    ・女性の脳は、ウォーレン・バフェットに近い。常に長期的な視点から考え、状況の変化に順応する。男性の脳は株式ブローカーのようなものだ。マーケットが上向こうが、冷え込もうが、自分のクライアント全員に同じアドバイスをする。「グーグルに投資しとけ。失敗するはずがない。」

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    2012年04月21日