深見弾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ソビエト時代のロシアのSF作家の兄弟、
アルカジイ&ボリス・ストルガツキーの共作。
タルコフスキーによって映画化された『ストーカー』。
原題はПикник на обочине(路傍のピクニック)。
地球を訪れ、地球人と接触しないまま去った
異星人の《来訪》から13年。
国際地球外文化研究所によって
厳重に警戒・管理される《来訪ゾーン》に不法侵入し、
異星人が残した物品を持ち出しては売り捌く
《ストーカー》の物語。
タイトル stalker は現在一般的な
他人に付きまとう者の意ではなく、
「隈なく見て回る者」「巡回する者」のこと。
沖縄の人、また、沖縄が大好きな他県民には
「≒戦果アギヤー -
Posted by ブクログ
「ストーカー」というタイトルだと、好きな相手につきまとって最悪なときには殺人事件に発展してしまうあのストーカーを連想しがちだ。しかし、本書はそのストーカーではない、れっきとしたSF小説だ。
何が起きるのかわからない謎の領域であるゾーン。来訪者があったのち、地球に残された謎である。
そのゾーンの謎を解明するため、ゾーンに不法侵入して遺物を命懸けで持ち出すストーカーたちがいる。
こういう設定で物語は進む。この作品においてのストーカーとはそういう意味だったのか。
SF小説にはよくあるが、設定を読み解くまでは何のことかわからない言葉に戸惑う。この作品では、来訪者であったりストーカーであったりだ。
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Posted by ブクログ
スタニスワフ・レムの泰平ヨンシリーズ。以前読んだ「泰平ヨンの航星日記」がとてつもないユーモアと深い洞察に富んでいたので、同シリーズのこちらを購入。
またしてもタラントガ教授の甘い言葉に誘われたヨンは、地球の人口問題の解決を目的に開催される国際未来学会議に出席するため、単身コスタリカを訪れる。ところが、会議の最中にテロが勃発。避難するヨンや他の出席者たちであったが…
いいオチです。というか、まさかここまできて、このオチがくるとは思わなかった笑 それまではレムの手がけるドラッグ社会の神秘と脅威が縦横無尽に飛び交っていたためか、もはや注意が逸らされてしまいましたよ。して、物語の中心となるそのドラ