小川勝己のレビュー一覧

  • ヤングキングBULL 2019年5月号

    今月のトランスジッター

    ついに波乱が巻き起こる。心情を丁寧に描かれてますが、暴力シーンの荒々しい迫力も凄かったです。優香が…!強い優香にすごくトキメキました…!最高です
  • ヤングキングBULL 2019年1月号

    トランスジッターが面白い

    トランスジッター目当てで買ってます。
    性転換のリアルな漫画、他になかなか無くて面白いです。
  • 眩暈を愛して夢を見よ
    『匣の中の失落』のような酩酊感、まさかの某有名作のアレが飛び出したり、後半パートでは脳がぐちゃぐちゃになりながらも、美しいロジックを見せられたような錯覚が… 答えがあるのだとしたら、辿りついている自信はないのだが 。なんだ奇書か。AV業界出てくるし万人に薦めにくいぞこれ笑

    作中作の強烈な批評には頭...続きを読む
  • 眩暈を愛して夢を見よ
    平成の奇書。第一部までは先の展開を予想できるくらいには解りやすいのだがそれ以降は最後の1ページまでまさしく眩暈のするような展開と構造。『ドグラ・マグラ』のような夢現の混乱、『虚無への供物』のような現実とフィクションのメタ的接続、『匣の中の失楽』のような構造的幻惑、『夏と冬の奏鳴曲』のような唐突な収束...続きを読む
  • 葬列
    やくざになり切れない男、何もやる気のない女、犯罪マニアで詐欺に引っかかりやすい女、武器マニアの女が、それぞれの事情でやくざの組のせん滅を目指すアクション作品。

    この作家は知らなかったけど、面白かった。章ごとに主観の人物が変わるので混乱するし、最初の頃は特に犯罪らしきものも起こるわけではないので手探...続きを読む
  • 葬列
    ハンパなヤクザと性格破綻女たち。
    不幸のどん底の中 人生賭けて 命をかけてハチャメチャな限界アクションを繰り広げる物語。

    1ページで10人 死んでゆく。凶悪なのに、命を賭ける姿に心打たれる。
    会話の中には決意がみなぎって 凄まじいエネルギーを感じた。だから残酷感ななくむしろ爽快だ。

    欲望は人間...続きを読む
  • 彼岸の奴隷
    刑事物の中では一番好きです。大好き。
    ミステリーも捨てたもんじゃないですねぇ、あれ?これミステリー。。。?
  • まどろむベイビーキッス
    ニックネーム・ハンドルネーム・源氏名・本名‥ 「名前」がいくつもつけられる時代。上辺だけの付き合いばかりで人恋しくなる。 その中でどれが本当の自分かわからなくなってしまった時、この物語は始まるのだろう。
  • 葬列
     普通の生活をしていた4人の男女が、銀行強盗計画・現金輸送車襲撃というアイディアを起点として、どんどんと道を転がっていく。最初のうちは、パワーを感じさせない本書も、途中から登場する渚という女性の持つエネルギーが原動力となって、特に暴力的な描写を中心にして、読ませる力を帯びてくる。
     第20回横溝正史...続きを読む
  • 純情期
    体育の先生の白い足に見とれて突然恋に落ちてしまう中学生。先生が受け持つ体操部に入部。体が硬くて才能がなくて、後輩にも馬鹿にされて、でも先生に憧れてドキドキしてしまう。その男の子に青春期特有に人間関係と事件が襲ってくる。馬鹿みたいなエッチもあるけど、瑞々しくて面白い。
  • 彼岸の奴隷
    小川勝己の小説読んだのはこれが初めてでした。
    一番最初に読むにはある意味衝撃的で(普通に本屋に並んでいる小説でこんなにグロいのは見た事なかった※しかし私の世界は狭い)
    でも衝撃的だったからこそこの人について行きたくなった笑。

    (小川勝己作品全般にいえるけど)キャラが良い。皆可愛い。
    猟奇的な描写で...続きを読む
  • 葬列
    この作品は第20回横溝正史賞。
    ★5に近い★4です
    やくざな男と主婦が主人公で進んだ話だったけど・・・
    展開がもうあり得なさ過ぎてあれでしたが
    楽しめました
  • 葬列
    前半グズグズした主人公達のストーリーの先に待ち受ける藤並渚というブチ切れた少女の立ち回りにカタルシスを覚えました。長生きしなくていいからこんな少女に会ってみたい。
  • 彼岸の奴隷
    ストーリー自体は普通のクライムサスペンス。だが、主要登場人物が皆鬼畜であり、普通とは一味違って面白かった。久しぶりの一気読み。エログロな表現が多く、読む人を選ぶ内容でありお勧めはできないが、彼岸な行為すぎてある意味リアリティがなく、思ったほど胸糞ではなかった。
  • 彼岸の奴隷
    グロテスクでクレイジーでカオスティックなエロスハードボイルド。人間の想像し得る中で最も狂った世界を楽しみたくて、そのような小説を探していたのだが、その本意は無事、遂げられた。型破りで病的な世界だ。

    物語の設定において、読み手のスムーズな理解を促すためには、登場人物にブレの無い一貫性が必要であり、仮...続きを読む
  • 葬列
    パットしない主婦とパットしない三下ヤクザが、ヤクザの屋敷にカチコミに行く話。
    主婦ってところが新しい。

    多少無理もあるが、各々の思惑もあり、あれよあれよとそういう流れに成って行ってしまう。
    藤並渚の存在もこの小説をピリッとさせていて、伏線にもしっかり対応。楽しく読めた一冊でした。
  • 葬列
     気弱なヤクザが家族を殺害されたことを知ることで覚醒する。偶然に知り会った、おばさん二人と壮絶な過去を持つ娘を巻き込んでヤクザの組織を破滅させるというお話である。気弱なヤクザは目的を遂げることができるのだろうか、そして大金を手にしたおばさん二人の運命は如何に。狂気をはらんだ娘は生き残り、まだまだお話...続きを読む
  • 純情期
    前半シモばっかりでちょっと飽きてきたけど、
    後半の事件はいい刺激になった。

    『青い春』を思い出した。
  • 彼岸の奴隷
    読み終わるまで、釈然としない、胸くそ悪い作品では、最近の作品では中々ではないでしょうか。
    バラバラ殺人を担当する主人公と相方。
    不審な行動を取る相方によって徐々に判知する過去。
    内容が内容なので、ネタバレはしませんが、
    「正常の定義」とは、なんなのでしょうか。
  • 葬列
    おもしろい、この人がこんなことをしててこんなことになったというオチと伏線がきちんとある。爽快感あり。読みやすい。キャラが立ってる←意外と重要だ!