永田雄三のレビュー一覧

  • 1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト

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    税金の計算の仕方、iDeCoとNISAの違いなど、分かってるようで分からないことが理解できた。やったことリストは難しいことではない。やるか、やらないかでその差が出る気がしました。

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    2023年12月29日
  • トルコを知るための53章

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    トルコにおける世俗主義とイスラームの関係が本当に興味深かったです。かつては欧州に近づこうとしましたが、度重なる拒否にトルコ側もいよいよしびれを切らしてイスラームを元に欧州との対等の関係を求めつつも独自路線を歩んでいくことを決めた現在のエルドアン大統領、前任のギュル大統領の英断だったと思います(日本ではいまだに欧米の後追いという現実・・・)。欧州の域内では自由や民主主義を掲げる一方で域外ではそれを平気で踏みにじるダブルスタンダードという欺瞞を世界で一番理解しているのはトルコではないかと思いますから。
    その他古代トルコやオスマン帝国の歴史の概要や現在のトルコの文化・風習が理解できる内容盛りだくさん

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    2020年11月22日
  • トルコの歴史<下>

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     オスマン・トルコというと、1453年のコンスタンティノープル攻略から16世紀半ばまでのスレイマン大帝の全盛時代を迎え、その後は衰退期に入っていき、数次の露土戦争を経て領土も侵食されていくといったような知識だった。
     本書第六章では近世のオスマン帝国(それは16世紀後半から19世紀初頭の時期)が対象として扱われるが、その冒頭において著者は、レパントの海戦以降野蛮な遊牧民トルコ人の建てたオスマン帝国は衰退し、まはや無視しても構わない存在になったとする19世紀ヨーロッパの「オリエンタリズム」的偏見に満ちた「衰退史観」を克服しなければならないとする。
     そしてこの間の歴史の流れを著者は、次のように要

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    2024年12月22日
  • トルコを知るための53章

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    文明の十字路、トルコ。近隣諸国と絶えず緊張関係のもとで生きてきたトルコの人たち。そもそも国境すら時々で大きく変わってきた…。アジア大陸の東端、日本。西端に位置するトルコ。言葉、民族、宗教、文化、習俗、領土、いずれも乱暴に言えば均一の日本人に、トルコの歴史の層の厚さからくる“いま”は到底理解できないか。頭で考えても仕方ないので現地に行ってせめて数千年の歴史の一端に触れてこよう。

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    2023年11月20日
  • 富女子の「お金」論

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    「まずは1000万円貯金しましょう」にハッとしました。
    一体いくら貯金したら良いのか、さまざまな意見がありますが、納得いく金額でした。
    自分にとってハードルが高い投資、諸々の保険の話も分かりやすく書いてあります。
    夫婦のお小遣い制が良いとは限らない、など貯金するために当たり前と感じてきたことを今一度考え直すきっかけとなりました。ためになりました。

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    2022年07月19日
  • 富女子の「お金」論

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    ネタバレ

    金言がたくさんある。
    お金を増やすというよりも、
    心構えを説いている。

    個人的には、家のために人生の自由度を下げない
    というところが響いた。
    ローンで使えるお金が減るという意味とは逆に、
    欲しい物件が買えないために今の住居で我慢するのも
    自由度を下げているのだとおもう。
    そして、それは「現状維持システム」によって
    抵抗されている。
    あー。私のことだー--。


    お金は人生の選択肢を増やし、自由にしてくれるもの
    人生における価値は、無形資産>有形資産
    本当の敵は、自分の中の「現状維持システム」
     現状維持システムのパワーに逆らうと「不安」という心理状態を生み出す
     挑戦するのに自身がないのは当

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    2022年05月15日
  • 富女子の「お金」論

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    ネタバレ

    幸せな人生は選択肢が多い人生、お金は自由になるための道具。そのとおり。財布の中に1日に稼ぎたい金額をいれておく、実践中。目標を立てた時にワクワクした感覚がないのは間違った目標。挑戦こそ人生。役職が人を育てる、そのとおり。書かれていることに共感することがとても多くて楽しくよめました。450万円の壁、1000万貯金やる!富女子会にとても興味がわきました。

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    2021年12月28日
  • トルコを知るための53章

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    「知るための」シリーズのトルコ版。半分以上前近代で占められていて、後半は現代トルコに関する内容。

    在日トルコ社会についても述べられていて興味深い。あとトルコがアフガニスタン、パキスタンと深い関係にあるのは初めて知った。

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    2012年08月03日
  • トルコを知るための53章

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     トルコの歴史から現代社会、文化までこの一冊で網羅している。
    僕が特に興味深く感じたのは「スカーフ論争」。イスラムの女性はスカーフで肌を隠すというイメージがあるが、トルコは世俗主義(政教分離)を強く推し進めた歴史があるため、「スカーフ」は宗教の象徴として公の場(大学など)では禁止されていた。「スカーフ」はイスラムの象徴であり、「イスラム主義」を政治の持ち込むという意思表示であるとみなされる場合もあるからだ。
    2012年7月にトルコを訪れたとき、多くの女性がスカーフを身に着けていたが、スカーフをめぐってそのような論争が繰り広げられていたとはそらなかった。大変勉強になった。

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    2012年07月23日
  • トルコの歴史<上>

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     トルコ系民族とは何か、古代になればなるほど必ずしも明確ではないのかもしれないが、突厥がトルコ系諸部族を中心とした多「民族」の遊牧部族連合国家だと言われている。そして遊牧民は、騎馬の機動性を活かして平原を長距離に移動し、アジアの東端から西へ、西へと移動し、中央ユーラシアからアナトリアまで展開、移住した。

     そんな雄大なトルコの歴史を通史的に描いたのが本書であるが、全体を通読して、単純に東洋と西洋といった割り切りができないことが良く分かった。特にオスマン帝国を例に考えると、今でこそトルコの領域はほぼアナトリアに限られているが、その歴史を見ると15世紀半ばからバルカンへ進出し、400年近く統治下

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    2024年12月22日
  • トルコを知るための53章

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    トルコの歴史・文化・政治についてオムニバス形式で色んな人が書いている。

    地理・気候
    アナトリア高原と南東ヨーロッパのトラキアからなる。アナトリア高原は短い夏は暑いが、冬は零下20度にもなるところがある。小麦が取れる。沿岸部は地中海性気候。

    歴史
    古代ではヒッタイトが有名。製鉄を最初に始めたとも言われる。その後、アレクサンドロス大王が通過していったり、ヘレニズム諸王朝やローマ帝国の支配下でギリシア化が進んだ。ローマ帝国とビザンツ帝国の時代にキリスト教化される。11世紀にトルコ系遊牧民のセルジューク朝が入ってきて急速にイスラム化が進んだが、土着の信仰の影響も残った(神秘的傾向のあるスーフィー)

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    2018年11月05日
  • トルコを知るための53章

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    昔のトルコから、近代までよく網羅してある本。
    財閥としては、コチ、サバンジュが1920年代に産声を上げた。
    AKBANK AKSigorta ENERJISA,BRISA,CarefourSA, TEMSA、ドウシュ、ドアン、エンカ、

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    2016年04月30日
  • トルコを知るための53章

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    前半の方は、著者個人の属人的な内容で薄いが、後半はなかなか今日のトルコを知る上で役に立つ事が書かれている
    巻末近くの、在日トルコ人の方々による、震災後の支援活動はとても胸を打つのでぜひ一読なされますように

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    2013年08月13日
  • トルコを知るための53章

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    トルコ人は人なつこく、自尊心が高く、日本人に友好的。イスラム的な家族観があり、家族の絆が強く個人主義的な部分は弱い。弱者は放っておかない社会的な雰囲気がある。
    ギリシャを退けオスマン帝国に変わって建国されたトルコはヨーロッパ的な世俗国家を目指していたが、奔放な恋愛・性交渉、厳格な個人主義などの文化にはなじめず、近年ではイスラム主義が隆盛し支持を集めている。しかし世俗国家としての原則は微妙なバランスの上に守られている。

    まるごと一冊で概ねトルコの初歩的なことを理解できると思う。Wikipediaなどでは難しい、情報の横の繋がりが理解の助けになっている。

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    2012年07月01日