森日向のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前半は筆を折った元天才作家の高校生を女子高生が立ち直らせるお話。
後半はいわゆる難病もの。
前半はちょっと文学少女を思い出したりした。
…のだけど、なんというか非常に個人的な話としては、前半の流れのようなプロットのお話を昔書いたことがあってそのストリーラインにちょっと驚いた。
正体を明かさず近づく所、強引に物語を書かせようとするところ、その理由、そしてファンレターの件。
いやあ、まあそうだよね、そういう構成になるよねと一人納得^^
後半の彼女の病気が発覚するあたりから難病物の定型になっていくのだけど、正直個人的には苦手な分野。
ただ結末には希望があってよかった。 -
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Posted by ブクログ
ふらっと立ち寄った本屋さんでふいに惹かれて購入したこの本、すごく面白かったです!
偶然にもこんな素敵な掘り出し物を見つけて、読んでる間ずっと幸せでした。
なんというか、最近仕事で緊急対応が多くて心が疲れていたから、苦くも優しいファンタジーの世界に随分癒されました。
主人公は、話術士。
ペンでも剣でもなく、言葉を武器に生き抜きます。
舞台は、人と獣人が暮らす4つの大陸からなる世界。
単なるハートウォーミングストーリーじゃなくて、人の醜い部分、暗い部分も描きつつ、希望を持たせてくれることに何より私自身が救われました。
エピローグがまた良くて、思わず何度も読み返しました。あの台詞がほんと秀逸。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大陸は崩れ落ち、人々は空に点在する浮遊島で生活している世界で、少女アリアが飛空挺乗りの泊人とともに、お互いの目的を果たすために旅をする話。キノの旅風ノベル。収録されているのは「精霊の島」、「監獄の島」、「繰り返しの島」、「願いと代償の島」の4つ。「願いと代償の島」の話で両親を探すというアリアの目的は果たされたが、泊人の探す「はじまりの島」については1巻ではわからずじまい。
空の旅、7色に輝く虹雲や雲海クジラなど、空への憧憬をそそられるような描写があり、そんな世界がどのようにはじまったのか、「はじまりの島」に行けば知ることができるのか…気になる。