森日向のレビュー一覧

  • レトリカ・クロニクル 嘘つき話術士と狐の師匠

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    自分の言葉で他人が傷つくのを知り、
    そしてそれ以上に自分自身の心を傷つける

    僕が他人を騙し続けて、
    いつか世界中のみんなを騙して、
    憎しみ合ってる人たちまで騙して、
    その先で、
    ―誰も争わない世界をつくれるかな?


    言葉を大切に扱うことに気づかされます。
    言葉は武器になる
    それは自分にとっても、相手にとっても。
    自分の言葉で傷つく人がいることを忘れてはいけない。
    けれど、あなたの言葉で救われる人も確かにいることを忘れてはいけない・・・。

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    2016年02月20日
  • レトリカ・クロニクル 嘘つき話術士と狐の師匠

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    言葉を使って人を操り、すべてをうまく運ぶ事。
    師匠に助けられながら一人前になろうとする彼の職場に
    ある日やってきたのは獣人の少女。

    部族内の話を治めるだけ、だったのが
    部族間になり、人と獣人の間になり…。
    その間、自分が交渉に入っていいのか、とか
    色々考えていますが、当然といえば当然の悩み。
    生命がかかったやり取りなど
    そうそうする事がない事、ですし。

    しかし言葉というものは恐ろしいものです。
    そう聞こうと思えば聞こえるし、言われれば
    そういう意味にも取れるし…。
    深読みしろ、と言われても、即できるわけもなく。

    話としては王道な感じです。
    そんな事だろうとは思いましたが、最後の狙いまでは

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    2015年11月11日
  • レトリカ・クロニクル 嘘つき話術士と狐の師匠

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    ネタバレ

    主人公の職業柄仕方ないんだけど、これは詭弁ココが詭弁と何度も説明が出て来るのが面倒くさい

    悪いことした奴は報復を受けるのが当然だと思っているけど、ハンネスは過去の非道がさらりと描かれているので、ラルフと同レベルでは怒れなくて、うわぁあの年から奴隷になるのは大変だろうなぁと逆にちょっと同情してしまった

    表紙の岩崎美奈子さんのイラストがどストライク

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    2015年10月08日
  • レトリカ・クロニクル 嘘つき話術士と狐の師匠

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    僕が他人を騙し続けて、
    いつか世界中のみんなを騙して、
    憎しみ合ってる人たちまで騙して、
    その先で、
    ―誰も争わない世界をつくれるかな?

    319頁、命令者が違うような。

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    2015年04月12日
  • レトリカ・クロニクル 嘘つき話術士と狐の師匠

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    これが銀賞かァ、という感じ。言葉は武器だ。それは確かにその通り。だけど話術で圧倒するには理論が弱い。詭弁というよりただの屁理屈だ。キャラクターやシチュエーションの演出も平凡で、よけいに言葉が埋没する。カズラがシンを助けるきっかけになった言葉も、拍子抜けするほど弱かった。

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    2015年03月27日