真木悠介のレビュー一覧

  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    現代社会において”心ある道”を進むことの苦悩を感じながら、いつかそんな風に生きるための練習をするために、人生でこれは何度も読み返すべき作品だと思う

    根と翼についてもう少し考えたい
    あとドンファンの本も読みたい

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    2026年09月22日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    生への意志に生きること、不合理に転げ落ちるように生きること、こうしたことのなかにあるのは、感性や欲求からなる主体性であり、そこでは明晰さが要求されないのかもしれない。『チベットのモーツァルト』や『老子』『チベットの僧院生活』を思い出した。

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    2026年01月27日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    抽象的で難解な文章だったが、共感できる部分も多くあった。全体像は把握出来たので、2回目は精読としてじっくり時間をかけて理解したい。

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    2026年01月04日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    人生のバイブルとなる本。
    あまりにも衝撃的であまりにも魅力的な本だが、むしろ全てにおける基本が書かれている本とも言える。
    人生はここから始めなければいけない。
    これを読まないことには、まだ本当の人生は始まっていないとすら言えるかもしれない。
    ここを起点にあらゆる物事を考え、整理し、理解することで、自分の人生を組み立てていく必要がある。

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    2025年08月10日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    1979年12月発行。

    真木悠介は、社会学者見田宗介の、もうひとつの筆名。
    学生時代から何度も読んだ。

    真木悠介が、言葉の魔術を遺憾なく発揮した、80年代若者のバイブルと言える。
    社会学が青年の悩み自体を真正面から取り扱いうることを知って、誰もが感動した。

    カルロス•カスタネダの迫ったアメリカインディアンの知を頼りに、現代の知のあり方を大きく転換してみせる衝撃的な書。
    「人間の解放とは何か」を、北米ポピインディアンの思想を準拠として、近代西洋的なしがらみを取っ払って、読者の心を揺さぶる。

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    2025年07月19日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    バイブル。大事な人には、これを読んでほしいと渡し続けるだろうし、わたしはこの本と生きていきたい!ずっと出会いたかった、ずっと待ってた、とふしぎなことを思ってしまったくらい。

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    2023年09月12日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    ネタバレ

    今年亡くなられた見田宗介さんの名著。大学時代に出会い、人生の節目節目で何度か読んできた座右の書で、読むたびに新しい発見がある。 常に自分のものの見方が狭い枠組みに囚われているかもしれないことを思い、そこから外に出ようとする営みをやめないこと(「翼」)。言葉にできない、より大いなるものに感覚を開き、そこに根ざすこと(「根」)。そういう姿勢を持ち続け、「心ある道」を歩いていきたいと自分も思う。

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    2022年12月19日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    真木祐介のペンネームで書かれている、見田宗介氏の著書。
    1977年に発行された。
    自分は1975年生まれなので、ほぼ同い年くらいの本だ。

    ドン・ファンやドン・ヘナロという名のインディオの生活から、現代社会を生きる知恵を探る試み。ドン・ファンはカスタネダというアメリカ人にインディオの知恵を授けていく。そのカスタネダの書いた本を通して、著者はエッセンスを抽出していく。その結晶が本書。読後、著者の素晴らしい知性に圧倒された。ドン・ファンの教えは決して易しい内容ではないが、それを非常にわかりやすく概念化していく。著者の世代の知識人(エリート)の知性の高さには本当に驚かされる。

    元々この本は、ジャーナリストである神保哲生さんと社会学者の宮台真司さんがやってる「マル激・トーク・オン・デマンド」にて、見田宗介氏の追悼番組で知った。宮台さんは見田宗介氏の弟子にあたるらしく、現在宮台さんが発する言葉の節々に、この本の影響が垣間見える。

    自分は普段から宮台さんの発言に触れているので、この本の内容はスッと腹落ちした。それは、マル激を20年近く見続けているからだろう。いきなりこの本を読んだら、結構難しい内容だったと思う。

    とりあえず読み終えたが、それほど長い本ではないので、また何回か読み返すと思う。都度、内容を頭に入れて身体で実践できるところまで内在化しないと、すぐに忘れてしまう。「今を生きる」ことや「生きている奇跡」を味わう、という感覚は、日々の忙しさに振り回されていると忘れてしまうので。

    これを機に、見田宗介(真木祐介)氏の別の本も色々と読んでみようと思う。

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    2022年10月11日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    「どんな時にも心あるみちを行く。」
    カルロス・カスタネダのドン・ファンシリーズを
    真木先生が体型的に再解釈した本です。
    理屈や言葉でがんじがらめになってしまった時、
    この本を手に取ると、いつも一筋の風が流れる。
    とても楽な気持ちになれます。

    生命の喜びは、遠い場所や時間の果てにはない。
    いつも、この場所に。
    ここにあると、実感させてくれる
    大切な本です。

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    2021年10月01日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    地平線の彼方へ 異世界と明晰と感性との出会いを通して生き方を解き放つ想像力の翼を獲得する

    見田先生が真木悠介名で書いた本。学生時代に読んで、《世界》に気づき、「世界」と、どう向き合うか考えるきっかけになった一冊。

    【目次】
    Ⅰ 「共同体」の彼方へ
    Ⅱ カラスの予言
    人間主義の彼岸
    Ⅲ 「世界を止める」
    〈明晰の罠〉からの解放
    Ⅳ 「心ある道」
    〈意味への疎外〉からの解放
    結 根を持つことと翼を持つこと 他

    時に立ち止まり、異なる世界に心を馳せる…そんな時間が私たちには必要だと思う。いや求めていることだと思う。

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    2013年02月15日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    「知恵 のあるものは
    心のある道を選びそれに従う。
    そこで彼は無心に眺めたり喜んだり笑ったりもするし
    また見たり知ったりもする。
    彼は人生がすぐに終わってしまうことを知っている し、
    自分が他の皆と同様に
    どこにも行かない事を知っている。」
    見田先生は私たちの住む 「この世界が実存と意識の中でどのように存在をしているのか」 American Indianの呪術師が捉えていた ナワールとトーナールの説明にも挑戦してくれている

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    2013年02月22日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    学生時代に物理学から真木ゼミに転向した先輩からいただいた。
    当時は よくわからなかったが、
    何度か読み返して、そのたびに 少しずつ
    あぁ、これはあれを言ってたのか、そういうことだったのか、
    ということが 増えてきて うれしい。
    たぶん わからないなりに 大事にずっともっている本だと思う。

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    2012年09月04日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    理性からの覚醒剤としての幻覚サボテン
    世界をカッコに入れること
    図と地の反転
    コントロールされた愚かさで他者と繋がる
    万人が全世界を所有する
    彩色の精神と脱色の精神
    ライヒとマルクーゼ

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    2012年05月14日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    「人が世界はこういうものだぞ、とお前に教えてきた。人はわしらが生まれてきたときから世界はこういうものだと言い続ける。だから自然に教えらてきた世界以外の世界を見ようなぞという選択の余地はなくなっているんだ。」

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    2011年06月04日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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     ネイティブの物事の捕らえ方の一端を社会的視点から俯瞰した書物。
     目で見て記して学ぶ世界と、世界を静止させて在ることを感じる世界。

     マンガ家の五十嵐大介の描く世界のようである。
     実に面白かった!

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    2010年05月10日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    文化人類学者のカスタネダが、シャーマンであるドンファンのもとを訪ねる話をもとに、精緻に描く、
    現代の私たちの自明性の罠からの解放を目指す、真木氏の一冊。
    ドンファンの言葉を、カスタネダや私が言葉という文字で「理解」したと思ってはいけない。
    私たちが当たり前だと思っているもの、貨幣や西欧中心的な思考などは、ドンファンの住むメキシコの地では通用しない。
    何が、本当の価値なのか、私たちのツールとしての言語や貨幣、思考は、本当の普遍性を持つものなのか
    エゴイズムからの解放、死への恐怖からの解放、私たちの内奥をすべてを解き放ったときに、交響するコミューンが開かれる。

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    2009年10月04日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    久しぶりに読んでいて興奮した本。驚くのは、この本が1977年に書かれた著作だということ。「根をもつことと翼をもつこと」のくだりが特に好き。

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    2011年02月19日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    真木悠介(本名見田宗介)が1977年『展望』に発表したいくつかの論文をまとめたものだ。彼は時間論、自我論、関係論などを主題にした比較社会学者で、東大教授時代のゼミ出身者には大澤真幸、宮台真司、小熊英二らがいる。

    「私がこれから数年の間やりたいと思っていことは、
    <コミューン論を問題意識とし、文化人類学・民俗学を素材とする、比較社会学>である。私は人間の生き方を発掘したい。とりわけその生き方を充たしている感覚を発掘してみたい。・・・コミューン論は、人間と人間との関係のあり方を問うばかりでなく、自然論、宇宙論、存在論をその中に包括しなければならない。」と始まる。

    カエルやネコやミミズやミツバチが、温度や湿度や気圧や地熱、あるいはそれ以外の要素のきわめて微小な変化に対して、人間を超えた敏感さや「知恵」をもっていることがありうる。

    『創世記』バベルの塔の伝説で、人間は文明に驕り天までとどく塔をたてて大いに名をあげ大地の仲間から抜きんでてひとり高くあらんとした。塔は文明の高さの象徴で、代償は原初的、普遍的な交信能力の喪失であった。人間は次第に「言語」によってしかものを感覚しなくなり、したがって異なった民族相互の交信が不能になるばかりでなくそれぞれの民族の内部でも、言語という媒介された方法によってしか共同性を存立させえなくなっている。

    梢や風、カラスや草花、ネコや魚、ウズラや灌木、
    これらのことばが言語でないことは当然である。
    しかしわれわれの耳は言語へと疎外されているから、すべての<ことば>を言語として聞く。そして言語化しえないことばはきこえない。というふうに感受性と交信能力を自己限定する。

    インディオの<トナール>と<ナワール>の概念について、彼らはそれを動物または精霊の表象へ具象化するとイメージする。
    トナールは社会的人間、人間における間主体的(言語的・社会的)な「世界」の存立の機制そのもの。
    「太初に言語ありき」(ヨハネの福音書)、われわれの生きる「世界」は「言葉」によってはじめて構造化された「世界」として存立する。
    人間が自己の<トナール>とのかかわりにおいて、そこに向かって自己疎外してゆく。
    <トナール>はやりかたが周到で嫉妬深い、重要な部面だからしまいに変質し守護者から看守になってしまう。本来心が広い守護者でなければならないのにわれわれの中で狭量で専制的な看守になってしまう。

    人間は生まれた時からしばらくは完全に<ナワール>なのだが、自分が機能するためにはその補完物<トナール>が必要だと感じる。それが発達しわれわれにとって重要なものになり<ナワール>を圧倒してしまう。<ナワール>とはこの<トナール>という島をとり囲む大海であり、他者や自然や宇宙と直接通底し「まじり合う」われわれ自身の本源性である。

    近代文明があらゆる種類の本源的共同体とその自然との関係を風化し解体し地表をおおいつくすように、
    <トナール>もまたその機能性によってわれわれの内なる<ナワール>を侵略し、抑圧し、包摂してゆく。

    言葉による内的な世界分割が完了してしまった時代をわれわれは通常生きる。そしてこの広大な、かつ抑圧された<第三世界>の解放と、それに向かって<トナール>そのものを根底から再編成してゆく課題が、われわれ自身の自己解放と、存在の充実性の獲得の軸としてたちあらわれる。

    ・・・・。

    1970年代、世界はベトナム戦争などイデオロギー対立の激動期にあった。この作品は見田宗介がメキシコ留学をへて社会学者として思考を重ね集大成したもので、その内容は50年後の今でもまったく色褪せない。そういう考えもあったと簡単に割り切ることのできない、長い時間軸で人類の存在を掘り下げた論考であり彼の覚悟が込められている。

    現在ウクライナやイラン戦争で激動する世界情勢下、起こっていることの本質と先行きについて沈黙する学術・言論界を見るにつけ、価値ある切実な考察であったといえる。

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    2026年05月06日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    近代以降のこれからの人間社会のあり方を模索した本。
    大枠は前近代と近代、前言語と言語、原宗教と宗教の対比。
    近代に凝り固まった私たちにとって、アメリカ原住民の思想は禅問答の実践のようだ。
    所有を乗り越える、マルクスの思想の再評価も試みている。
    新しい精神を実際にどう実現するか、制度の問題としては全く論じられていない。

    「後から生まれてくる人は、それだけ要求されるところも多いのだから、またしても迷ったり、探したりすべきではない。老人の忠告を役立てて、まっしぐらによい道を進んでいくべきだ。いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と運んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値あるものでなければならないよ」(『ゲーテとの対話・上』五九頁)にも通じる主張。本書はより神秘性が高いが。

    <メモ>
    ・山岸会では一体性、紫陽花邑では多様性は面白い問題意識(P23)
    ・音のないオーケストラの指揮者は滑稽に見える。(P77)→信仰などの習俗を理解するには、その「音」をどう伝えるかが肝心では?

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    2026年02月05日
  • 気流の鳴る音 ──交響するコミューン

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    最初は、インディオは何を言ってるのかなと思うが、読んでいくと分かってくるのが面白い。
    異なる世界に片足を踏み入れる感じ、理性の蓋を半開きにする感じが、スポーツに似ていると思った。

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    2024年10月14日