中村一のレビュー一覧

  • 江の島ひなた食堂 キッコさんのふしぎな瞳

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    ネタバレ

    「心が視える」からと言って、それが「正しい」とは限らない。
    例えば同じ景色を見ても感じ方は人それぞれであるのと同じように、誰かの想いを見ても、結局解釈はそれを見た人が考えること。
    この話の場合は、キッコの主観による解釈、希望的解釈が入ってしまう。
    要は色眼鏡だ。
    その人の本当の想いを正確に汲み取ることなど、きっと誰にだってできはしない。
    それゆえに、キッコは何度も間違えてしまう。
    魔法使いの力は万能ではないのだ。

    まひろの作る美味しそうな料理にもてなされつつ、一筋縄ではいかない人々の思いを解きほぐしていくお話。
    様々な愛の形がでてきて、今ならではの多様性を感じることができた。
    そして、前述通

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    2022年03月05日
  • お先に失礼します! 共働きパパが見つけた残業しない働き方

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    表紙の漫画はイメージで、中身は漫画ではありません。日本の企業の大半は、まだまだ残業や労働時間、どのくらい会社に尽くすかで人事評価される。著者は会社で定時退社や育休取得を実行し、仕事だけでは得られなかった経験や人脈に感動し、自分が前例になる事で後世に続く仕組みづくりにチャレンジしている。昔の人、独身の人には理解しがたい考え方かもしれないが、多様性の今の時代、新たな働き方や人生感を実行する人に勇気づけられた。

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    2021年10月15日
  • 明日から本気出す人たち

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    「あなた、あまり幸せそうではありませんね」
    日々の色々なやるせなさをぐっと堪える人たちの前に現れる未来予報士。うさんくさくても、現状がちょっと変わるかもしれないような、ある種の期待と気まぐれをもってこれまでと異なる一歩を踏み出してみる。
    結果としていいか悪いかというのは描かれず、それを積み重ねた時に未来の自分がどう感じるのかというにとどめ、本当に些細なことで未来は変わるのかもしれないなとなんとなく感じさせる。
    何人か登場するが、それぞれがリンクしていて面白いし、時系列というか、そのリンクのさせ方も面白かった。
    それにしても、最初に登場する残業ばかりの契約社員、職場環境とか感じることとか、色々と

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    2020年12月19日
  • ココロ・ドリップ3 ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~

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    六分儀のピンチを常連さんの協力でのりきります。
    その過程に人のつながりってとっても素敵だなっておもいました。

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    2018年06月19日
  • お先に失礼します! 共働きパパが見つけた残業しない働き方

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    いわゆる5時ダッシュをすることで見えてみた世の真実。
    それを著者の経験から綴った内容。
    完全に価値観の問題であり、何が良くて何が悪いという話ではないけど、
    日本、特に日本企業では、なかなか難しいのが現実。

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    2017年12月04日
  • 明日から本気出す人たち

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    最初の方は、いわゆるお仕事小説かな?という場面が多く、個人的にあまり印象に残る場面もなかったけれど、最後は想像していなかった展開になったので驚いた。

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    2017年09月03日
  • ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~

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    飾り棚に『贈り物』が並ぶ、不思議なカフェ。
    そこで働く3人と、お客さんの連続短編集。

    容赦なく圧力かけられてみたり、知らなかった個人情報を
    ふいに知ってみたり、親子関係が複雑化してみたり。
    最後には主人公の目的が分かるわけですが
    その気持ちが分かるような、分からないような。
    謎なのは、自主製作本。
    これはまたその内出てくるのでしょうか?

    ツンヘタレ、になるほど! という気持ちです。
    これは確かにそれです。
    どう見ても、喧嘩友達状態にしか…w

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    2017年04月26日
  • ココロ・ドリップ3 ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~

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    六分儀の絶体絶命に
    自分のやりかたで向かい合う
    知磨ちゃんと相変わらずの店主とコック

    贈り物の飾り棚がつなぐ
    人と人との途切れてしまった糸
    紡ぎ直したその糸は前より強くなる

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    2016年05月22日
  • ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~

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    自由が丘、カフェ、謎、イケメン店主

    カフェ六分儀にはちょっと変わった飾り棚がある。統一感のないその棚には誰かへの贈り物が誰かに会える日を待っている。

    プレゼントとギフトのくだりとかいい感じ。
    登場人物にリアリティーが薄い。

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    2016年04月08日
  • ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~

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    カフェで働く女の子が主人公。ちょっとキャラがつかみにくかったのと、最初少し入りにくかったけれど、途中から面白かった。
    2015/7/5

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    2015年07月05日
  • ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~

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    ネタバレ

    評価:☆3.5

    東京・自由が丘、『カフェ六分儀』を舞台として、飾り棚に並ぶ想いを込められた贈り物が人と人とを繋ぐ物語。

    登場人物達が基本的に温かいので気持ちよく読めたかな。
    エピソードは家族絡みのものが多く、よく言えば王道、悪く言えばありきたりって感じ。
    最後に千磨に思いやりが返ってくる展開は綺麗で良かった。
    綺麗にまとまってはいるんだけど、綺麗過ぎてあまり印象に残らなかったような。
    面白いと思った贈り物の設定がそこまで生かせてなかったように思うので、続刊があるならそこに期待。

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    2015年03月31日
  • 空を継ぐもの ~覚醒遺伝子~

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    『眠り病』って、今のわたしか?! グー(笑)
     
    バックグランドとして出てくる遺伝子とか生物学とか、作者はたぶん理系なんだろうなあとおもう。
    物語的にはちょっとSF。
    なんとなく『パラサイトイブ』?
     
    お話自体は、いろんな伏線を残しつつも綺麗にまとまっている。
    ただ、おもしろかったかと聞かれると、ちょっと微妙。
    なにかが足りない。
    ちゃんと山場もオチもあるんだけど、あまり盛り上がらない。いや、盛り上がれなかった。
    すごく淡々と平板な印象だ。
    それは展開がだいたい読めてしまうと言うこともある。
    でもそれ以上に、主人公の性格に問題があるような気がする。
    なんというか、ちょっと醒めた感じで、
    その

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    2010年12月07日
  • 空を継ぐもの ~覚醒遺伝子~

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    覚醒遺伝子(キリッ まぁ悪くは無いけど印象に残りづらい感はあるよなぁ。1巻完結で良いと思いました。あ、絵師買いでした

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    2010年10月17日
  • 空を継ぐもの ~覚醒遺伝子~

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    発売前の見本を頂戴してしまった。ナムさんのデビュー作。書く分野が「なんでラノベなの?」の理由が良く分かった。こういうナムさんみたいな大人になりたいです。
    作家を、クリエイティブさがびしびし溢れてる芸術家さんと、既存のものを丁寧に組み立てる職人さんに分けるとしたら後者。今後の期待を込めて星三つ。

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    2010年05月09日