高崎順子のレビュー一覧

  • フランスはどう少子化を克服したか

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    刊行当時はフランスが少子化を克服したとされていたため、日本と比べて優れている!という考えになってしまうかもしれない。

    しかし、数年経ったいまだからこそ読む人がいるのなら、エッセイのような気持ちで読むといいと思う。

    フランスの保育学校について調べていた際には、当事者の1意見として参考にさせていただいていた。

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    2024年08月11日
  • 休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方

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    バカンス休暇をただただ取りたくなった。
    取れたらいいなでは取れない、取るためにどうするかを考える必要あり。
    休み方改革

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    2023年06月04日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    フランスでは国のために人口を増やそうとは言わない。出生率の維持、世代の更新という表現を使う。
    妊娠中のパートナーと人前に出ると男は素でいられない。そのため男だけの出産準備クラスにする。
    無痛分娩を選ぶのは痛いのが嫌だからではない。産んでからの方が大変だから。
    保育支援はコストではなく投資。
    フランスは階級社会。
    2023/12/1
    子育てが大変だと認められている。親の育児能力に対する期待が低い。

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    2018年03月18日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    フランスの幼児に対する取り組みをまとめた好著だ.冒頭に出てくる無痛分娩の話は膝を打つものだ.父親に14日間の出産休暇を出すという発想も素晴らしいが,無痛分娩は母親を精神面でサポートすることを前提に取られている手段だというのも素晴らしい.p58の麻酔医のコメントはぜひ日本の医療関係者や出産予備軍の女性に読んでほしい.3歳からは国が子供の面倒をみるシステムである保育学校.保護者に負担を掛けない考え方.2014年度,3歳から6歳児の教育政策に使われた公的資金は,日本円で1兆9千億円.0~3歳児の保育政策にもほぼ同じ予算が分配されている.等々,バラ色の評価が目白押しだが,教育格差は日本以上に深刻そうだ

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    2017年09月10日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    ■フランスでは0~2歳児関連の政策は「家族・子供・女性の権利省」,3歳以上の児童関連の政策は国家教育省が担当する。
    ・0~2歳までは「保育」であるが3歳からは「教育」の対象
    ■3歳から5歳までの3年間は教育の重要なファーストステップであり,そこで身につけるものとして国家教育省は5分野を掲げる。
    ①あらゆる場面での言葉を使わせる
    ②体を動かして意思を表現し,理解する
    ③芸術を通して意思を表現し,理解する
    ④自分でものを考えるための基本技術を身につける
    ⑤世界を知る

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    2017年02月12日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    ネタバレ

    SNSを通じて知り合ったフランス在住のライター高崎順子さんが、ご自身の経験と、きめ細かい調査でまとめられたレポート。フランスが少子化問題に対してどのような対策を行ってきたか、今どのような問題が残っているか、とてもわかりやすく書かれている。特に興味深かったのは第1章。父親を父親にするための国をあげてのシステムというのは、とてもユニークで本質をついていると思う。

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    2016年10月23日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    発行が2016年のため少し古い内容になるのかもしれませんが、とても興味深く読めました。
    自分自身が合理主義なところがあるので、同じく合理的なフランスの、国家としての育児方針には共感できるところが大いにあり、考え方としてとても参考になりました。
    育児中の方というよりも、企業や自治体等で意志決定ができる層に読んでいただきたい本だなーと思いました。
    とは言え、現在のフランスの出生率はまた落ちているので、そこも含めての検証要ですが。

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    2025年04月07日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    わおー!
    カッコいい。こんなん一度でも言ってみたいわ。

    ここは集団の場ですからね。原則が違うんです。例えば布おむつを使って欲しいという声や外遊びを増やして欲しいという希望は時々あります。要望は聞いて検討しても、それが全体の運営を乱すようだったらお断りします。それが嫌なら別の保育方法を探していただく。私たちの仕事の基本は保育園で過ごす間、子供達がそれぞれ尊重されていること、愛情を受けていると感じられるようにすることです。そしてじたくいがいのばてあの他者との生活から、近くの目覚めを促すこと。それ以外のことは二の次なんです。

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    2024年05月09日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    ネタバレ

    他の本を読むなかでフランスの教育や社会制度に興味が湧き、遅ればせながらこちらも読みました。

    制度を整えるだけでなく、その使いやすさもセットで整えることが重要だと感じた。
    また、子育ては大変なものだからみんなで支えていく必要があるよね、という共通認識によって、精神的な負担も和らげられているのだろうと感じる。なんでも自己責任で片付けられがちな日本との大きな違いだと思う。
    フランスの保育学校での分業制の事例などは、長時間労働が問題となっている日本での教員の労働環境を改善していくヒントにもなると感じた。(保育学校の存在により、小学校以降の不登校等の問題に対して良い影響が出ているのか気になった。)

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    2023年12月05日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    子どもを持つことを決めたときに読んだ本。
    誰だって、産んだ/産んでもらっただけで親になれるわけじゃないんだよな。男性育休とか待機児童の課題が解決されないと少子化は止まらないよね。

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    2023年02月10日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    日本と学校の制度が大きく違って驚いた、向こうへ行って住むことになった時にこの違いは絶対に知っておきたいので、これは購入して行く前にもう一度熟読しようと思う

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    2018年12月01日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    この本を読むと、フランスが子育て大国と胸をはっているのがよくわかる。それほど、日本との差は大きい。男性の育児参加、職場への罰則、無痛分娩、保育園の充実、などなど、とにかく保護者の負担をいかに減らすかの発想に満ち満ちている。

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    2018年11月12日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    幼児教育に関わる歴史や文化が日本とはかなり異なり、この部分の差は如何ともし難いと感じたが、3歳から6歳の子供のほとんどが通う保育学校というものが独特で参考になると思った。日本でまったく同じものが作れるとは思わないが、幼稚園や保育園から小学校へのつなぎ方や、貧困世帯へのサポートのあり方は参考にできるはずだ。

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    2018年09月04日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    フランスで行われている少子化対策を、実際に現地で子育てしながら仕事をされている著者がレポートしています。
    日本の少子化対策とは比べものにならないほど、少子化に効果がありそうな施策がいろいろとあります。

    特徴的なのは3歳から全入の保育学校(小学校の前段階となる教育機関)に無償で入学でき、月・火・木・金は午前と午後、水曜は午前、子どもを預かってもらえる(というか教育してもらえる)という点です。

    少子化対策に関心のある方は必読と思います。

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    2017年11月13日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    パリに1年半、20年前になりますが、住んで居ました。文句を言ってナンボの国民気質、日本人とは違いました。質素な教員環境は知りませんでした。隣の家の嫁さん、旦那と駆け落ちが結構多かったかと。
    現職の幼稚園、保育園の経営者にはヒントが有りかと感じます。

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    2017年01月30日
  • 休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方

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    なぜフランスでは長期で休みを取ることができるのか、フランス人はそれをどう考えているのかを歴史的な背景と実例をもとにわかりやすくまとめられている。
    とはいえ、これを日本ですぐに行うことは現実的に考えて無理なので、自営業をするか休暇制度が整った会社に就職するのが一番手っ取り早い。

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    2024年08月07日
  • 休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方

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    ネタバレ

    バカンス大国のフランスも、年2週間の有給休暇が始まったときは、労働者は反対した。職が無くなる、仕事が回らない、バカンスはぜいたく品、楽しむ金がない、心理的な抵抗感、価値も意味も理解できない、など理由。

    バカンスとは、数週間のまとまった休み期間。現行では5月から10月までの間に12~24日間。
    初代社会主義内閣で誕生した制度。
    日本は、長期休暇はないが、祝日は多い。
    フランスでは、余暇が生きる喜びと尊厳。暇を持て余すという感覚が生きること。
    旅行のための鉄道料金を大幅割引した。
    アウトドア、スポーツ、大衆文化などお金がかからない遊び方を提唱した。
    初期には、若い労働者たちのために休暇が設けられ

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    2024年01月23日
  • 休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方

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    ▼感想
    ・自身の考え方・行動で日本でも2週間の休みは取れる。(環境の整備、引継ぎ、業務分担、自らが率先して休暇を取得することでチームに伝染させる)

    ▼memo
    ・「労働者や農民、失業者には余暇を通して、生きる喜びと、尊厳の意味を見出してほしいのだ」

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    2023年12月11日
  • フランスはどう少子化を克服したか

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    メディアで日本と比較されるのは北欧の国のイメージの方が強いが、フランスも時には見かける。フランス在住の著者自身の体験も踏まえて日仏の比較をし、フランスでの出産・保育の充実ぶりをレポートしている。

    制度の充実よりも、人々の意識や文化の違い方が最終的には明暗が分かれる。フランスの制度の充実ぶりに最初は感心させられるが、地域差や経済格差による度合いは日本以上にあるようだ。しかし職場や周囲の理解(フランス版の同調圧力もほのめかされている)が日本とだいぶ異なることが伺える。

    男性の2週間の育児経験期間と無痛分娩の章が印象深い。前者は人によっては人生観が変わるくらいの経験になるらしい。無痛分娩について

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    2023年08月19日
  • 休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方

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    日本と同じように豊かな欧米の国。なぜバカンスに1ヶ月も費やしてそれが成り立つのか⁈
    そんな疑問に答えてくれつつ、
    「欧米はバカンス文化だから休みを取れる」という思い込みが的外れだったと教えてくれる一冊。

    バカンスは上流階級のみ、庶民はずっと働き詰めという昔は日本と同様だった(!)というフランスに取材し、いかに国民総バカンスを実現したかを著者のフランクな語り口で伝えてくれる。

    それなりのボリュームではあるが、重要部分が太字になっていて、なおかつ項の終わりに要点のまとめがあり、飛ばし読みにも親切なつくり。

    みんながバカンスをとるって、不可能なことではないんだ。

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    2023年07月01日