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少子化に悩む先進国から、子育て大国へ。大転換のカギは、手厚い支援策の根幹を貫く新発想だった。「2週間で男を父親にする」「子供はお腹を痛めて産まなくていい」「保育園に連絡帳は要らない」「3歳からは全員、学校に行く」――。パリ郊外で二児を育てる著者が、現地の実情と生の声を徹底レポート。日本の保育の意外な手厚さ、行き過ぎにも気づかされる、これからの育児と少子化問題を考えるうえで必読の書。
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Posted by ブクログ
刊行当時はフランスが少子化を克服したとされていたため、日本と比べて優れている!という考えになってしまうかもしれない。 しかし、数年経ったいまだからこそ読む人がいるのなら、エッセイのような気持ちで読むといいと思う。 フランスの保育学校について調べていた際には、当事者の1意見として参考にさせていただ...続きを読むいていた。
フランスでは国のために人口を増やそうとは言わない。出生率の維持、世代の更新という表現を使う。 妊娠中のパートナーと人前に出ると男は素でいられない。そのため男だけの出産準備クラスにする。 無痛分娩を選ぶのは痛いのが嫌だからではない。産んでからの方が大変だから。 保育支援はコストではなく投資。 フランス...続きを読むは階級社会。 2023/12/1 子育てが大変だと認められている。親の育児能力に対する期待が低い。
フランスの幼児に対する取り組みをまとめた好著だ.冒頭に出てくる無痛分娩の話は膝を打つものだ.父親に14日間の出産休暇を出すという発想も素晴らしいが,無痛分娩は母親を精神面でサポートすることを前提に取られている手段だというのも素晴らしい.p58の麻酔医のコメントはぜひ日本の医療関係者や出産予備軍の女性...続きを読むに読んでほしい.3歳からは国が子供の面倒をみるシステムである保育学校.保護者に負担を掛けない考え方.2014年度,3歳から6歳児の教育政策に使われた公的資金は,日本円で1兆9千億円.0~3歳児の保育政策にもほぼ同じ予算が分配されている.等々,バラ色の評価が目白押しだが,教育格差は日本以上に深刻そうだ.面白い視点の著書だった.
■フランスでは0~2歳児関連の政策は「家族・子供・女性の権利省」,3歳以上の児童関連の政策は国家教育省が担当する。 ・0~2歳までは「保育」であるが3歳からは「教育」の対象 ■3歳から5歳までの3年間は教育の重要なファーストステップであり,そこで身につけるものとして国家教育省は5分野を掲げる。 ①あ...続きを読むらゆる場面での言葉を使わせる ②体を動かして意思を表現し,理解する ③芸術を通して意思を表現し,理解する ④自分でものを考えるための基本技術を身につける ⑤世界を知る
発行が2016年のため少し古い内容になるのかもしれませんが、とても興味深く読めました。 自分自身が合理主義なところがあるので、同じく合理的なフランスの、国家としての育児方針には共感できるところが大いにあり、考え方としてとても参考になりました。 育児中の方というよりも、企業や自治体等で意志決定ができる...続きを読む層に読んでいただきたい本だなーと思いました。 とは言え、現在のフランスの出生率はまた落ちているので、そこも含めての検証要ですが。
わおー! カッコいい。こんなん一度でも言ってみたいわ。 ここは集団の場ですからね。原則が違うんです。例えば布おむつを使って欲しいという声や外遊びを増やして欲しいという希望は時々あります。要望は聞いて検討しても、それが全体の運営を乱すようだったらお断りします。それが嫌なら別の保育方法を探していただく...続きを読む。私たちの仕事の基本は保育園で過ごす間、子供達がそれぞれ尊重されていること、愛情を受けていると感じられるようにすることです。そしてじたくいがいのばてあの他者との生活から、近くの目覚めを促すこと。それ以外のことは二の次なんです。
子どもを持つことを決めたときに読んだ本。 誰だって、産んだ/産んでもらっただけで親になれるわけじゃないんだよな。男性育休とか待機児童の課題が解決されないと少子化は止まらないよね。
日本と学校の制度が大きく違って驚いた、向こうへ行って住むことになった時にこの違いは絶対に知っておきたいので、これは購入して行く前にもう一度熟読しようと思う
この本を読むと、フランスが子育て大国と胸をはっているのがよくわかる。それほど、日本との差は大きい。男性の育児参加、職場への罰則、無痛分娩、保育園の充実、などなど、とにかく保護者の負担をいかに減らすかの発想に満ち満ちている。
幼児教育に関わる歴史や文化が日本とはかなり異なり、この部分の差は如何ともし難いと感じたが、3歳から6歳の子供のほとんどが通う保育学校というものが独特で参考になると思った。日本でまったく同じものが作れるとは思わないが、幼稚園や保育園から小学校へのつなぎ方や、貧困世帯へのサポートのあり方は参考にできるは...続きを読むずだ。
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