【感想・ネタバレ】休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方のレビュー

あらすじ

今の日本に必要な働き方がここにある!
・仕事を効率化したい
・不況対策
・心身の疲労
・モチベーションの低下
・部署内の人間関係
バカンスが解決するかも!?

日本と同じようにかつては「休めない国」だったフランス。
今では仕事も経済も回しながらガッツリ休むようになったフランスのやり方をヒントに「休むための働き方」を考える!

第1章 休みベタな国から、休むために働く国へ
第2章 実録! 年5週間休む人々の働き方 ~ サラリーマン編
第3章 経営者&管理職が語る、休暇マネジメントの思想と実践
第4章 年休5週間が社会に与える影響は? データで見るバカンスの効能
第5章 今からできる! 法制度と実例から考える日本のバカンス

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Posted by ブクログ

バカンス休暇をただただ取りたくなった。
取れたらいいなでは取れない、取るためにどうするかを考える必要あり。
休み方改革

0
2023年06月04日

Posted by ブクログ

なぜフランスでは長期で休みを取ることができるのか、フランス人はそれをどう考えているのかを歴史的な背景と実例をもとにわかりやすくまとめられている。
とはいえ、これを日本ですぐに行うことは現実的に考えて無理なので、自営業をするか休暇制度が整った会社に就職するのが一番手っ取り早い。

0
2024年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バカンス大国のフランスも、年2週間の有給休暇が始まったときは、労働者は反対した。職が無くなる、仕事が回らない、バカンスはぜいたく品、楽しむ金がない、心理的な抵抗感、価値も意味も理解できない、など理由。

バカンスとは、数週間のまとまった休み期間。現行では5月から10月までの間に12~24日間。
初代社会主義内閣で誕生した制度。
日本は、長期休暇はないが、祝日は多い。
フランスでは、余暇が生きる喜びと尊厳。暇を持て余すという感覚が生きること。
旅行のための鉄道料金を大幅割引した。
アウトドア、スポーツ、大衆文化などお金がかからない遊び方を提唱した。
初期には、若い労働者たちのために休暇が設けられた。

いまは、1年のうち11か月を働く、が当たり前になった。
有給休暇は年間4週間。バカンスのための高速道路を整備した。
ワークシェアで週35時間労働。
コロナ禍では、バカンス小切手を配った。
管理職は同じ働き方を非管理職に求めない。
有給休暇を完全消化させるのが雇う側の義務。
自営業者も年間32日間休暇を取得している。
年間30日、夏に2~4週間、が義務。
労働法でバカンスの相談をすることを義務づけている。
学校は、7週授業をしたら2週休み。授業36週、休み16週に配分。地域によって違う。
管理職は、時期は非管理職に譲るが9~10月に休む。

バカンスが一つの産業となって、派遣労働者を受け入れている。派遣はひとつの働き方。仕方なく派遣、ではない。
ツーリズムが基幹産業。中核は宿泊、外食、交通。
観光収入も支出も多い。観光収入は国内客が7割。
バカンスの予算は下週1か月分。
宿泊費と交通費。長期滞在型。気ままに自由時間を過ごすこと、が目的。観光ではない。
滞在先は家族、友人宅、など。宿泊費が抑えられる。
互いの故郷を訪ねあう。途中で観光と宿泊をする。
キャンピングも多い。キャンプ場が多い。バカンス村も多い。バカンス村は、土地開発事業。地域振興になる。
ツーリズム関連の雇用は200万人。季節労働者など。季節労働契約は、農業にも多い。身軽な働き方を好む人も多い。
自家用車で移動。高速を使わず、のんびり途中泊をしながら移動。
高速道路料金で、バス電車船舶の整備を賄う。

バカンスブルーがある。休暇の終わりに鬱になる。
長い休みは、人生や仕事についていろいろ考えられるいい効果がある。

病気休暇など、余暇以外の休業制度を整えること。
フランスには、病気休業という制度があり、所得手当が出る。
店を閉めてもいい、と消費者が受け入れること。

一泊長く滞在する=日帰りか1泊のところを、2泊する旅行。

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

▼感想
・自身の考え方・行動で日本でも2週間の休みは取れる。(環境の整備、引継ぎ、業務分担、自らが率先して休暇を取得することでチームに伝染させる)

▼memo
・「労働者や農民、失業者には余暇を通して、生きる喜びと、尊厳の意味を見出してほしいのだ」

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2023年12月11日

Posted by ブクログ

日本と同じように豊かな欧米の国。なぜバカンスに1ヶ月も費やしてそれが成り立つのか⁈
そんな疑問に答えてくれつつ、
「欧米はバカンス文化だから休みを取れる」という思い込みが的外れだったと教えてくれる一冊。

バカンスは上流階級のみ、庶民はずっと働き詰めという昔は日本と同様だった(!)というフランスに取材し、いかに国民総バカンスを実現したかを著者のフランクな語り口で伝えてくれる。

それなりのボリュームではあるが、重要部分が太字になっていて、なおかつ項の終わりに要点のまとめがあり、飛ばし読みにも親切なつくり。

みんながバカンスをとるって、不可能なことではないんだ。

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2023年07月01日

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