西川恵のレビュー一覧

  • 知られざる皇室外交
    日本人なら必読の本だと思う。皇室が日本国にとってとんでもなく価値のあるアセットであるということ。そして上皇ご夫妻の思慮の深さには感銘を受けた。
    天皇、皇室について語るとき、反射的にウヨクだとかサヨクだとかそんなワードが飛び交うことがある。(し、私も同様の反応をとっていたことがあったように思う)今思え...続きを読む
  • 知られざる皇室外交
    これを読むと、日本人でよかったという素直な思いと皇室に対して敬虔な気持ちになります。課題は多々あれど、我々が色々な国と良好な関係を維持できるのは、皇室や宮内庁・外務省などの報道されない尽力あればこそと痛感しました。

    外交には歴史がつきもの。オバマ大統領、ミッテラン大統領、イギリス王室との関わりなど...続きを読む
  • 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか(新潮新書)
    学生時代は「皇室不要」に近い考え方だった。
    特に皇居からは撤退すべきだと、これは今でも。

    この本は皇室を海外からの視点で描いてる点が
    とても興味深い、少なくとも以前の私には無かった
    考え方である。

    「君臨すれども統治せず」をどう外交に活かすか。
    その辺を考えながら読むととても面白い。
  • 知られざる皇室外交
    皇室は日本及び日本国の象徴と憲法で規定されている。その象徴天皇が外国訪問をしたり、外国の元首を歓迎したりする姿がテレビで報道されているのを見て、今まではその行為が何の意味を持ってるかを全く分かってなかった。むしろ、天皇は必要な存在なのか?とも思ってしまっていた。
    そんな中で、元号が令和となり、時代が...続きを読む
  • 知られざる皇室外交
    元号も変わったしということで、ちきりんがおススメしていていつ読もうかと思っていた本を読みました。
    天皇陛下や皇室というのが日本人である我々にとってはある種当たり前のものになっている一方で、万世一系であることからも諸外国から大変な経緯を表せられる存在であり、諸外国との関係に大きな役割を果たしていること...続きを読む
  • 知られざる皇室外交
    皇族、特に天皇皇后の諸外国首脳との交流、外国訪問が、どれだけ日本全体が外国に与える印象を好ましいものにして来たかを、実例によって説く。
    ・誰に対しても平等にもてなすこと
    ・庶民と真近に接すること
    ・戦後日本への悪印象を保っていた国々の多くの人の印象を塗り替えたこと
    ・諸王室との交流を長く続けているこ...続きを読む
  • 知られざる皇室外交
     本書は各国外交についてその儀礼的側面から(特に食事会のメニューによって)読み解いてきた著者による、両陛下の軌跡を手繰った新書である。
     2016年10月に刊行された本書は、古くは今上の陛下の皇太子時代(戦後)から10年代に至るまで両陛下が切り開いてきた日本と各国の関係を詳らかにするものであり、そう...続きを読む
  • ワインと外交
    『エリゼ宮の食卓』の著者の本。相変わらず料理からワインにまで隠喩的に散りばめられた政治的メッセージに関する著者の解釈が面白い
  • ワインと外交
    饗宴外交というけど、首脳会談や訪問など表の舞台の裏でも大変なお金と労力と気がつかわれる世界だと認識(笑)。ある意味見栄の張り合いか。ワインの選び方にもその国の気風が出るのが面白い。
    でもまあ旧共産圏ではもてなされたくないな。やっぱ嫌い(笑)。
  • 教養として学んでおきたい日本の皇室
    ▪️やはり主題は皇位の継にある。

    後継が危ぶまれる中、
    A案:皇位継承者を「女性」「女系」まで広げる。女性宮家の創設。
    B案:旧宮家の皇族復帰。
    が対策として挙げられる。

    Aの課題として、女性皇族の人権問題があるのが興味深かった。
    結婚したら皇室を離れることを前提に育った女性皇族は、法律が変わる...続きを読む
  • ワインと外交
    作者の「饗宴外交」がとても面白かったため手に取った。
    堅苦しいイメージのある外交を、誰にも身近な食を通じた面白いエピソードにして書いてあり「饗宴外交」と同じくとても面白かった。
    これだけ技術や文明が発達した現代社会においても、結局物事を動かすには人間の根元的な欲求である食欲に訴えかけるのが効果的な場...続きを読む
  • 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか(新潮新書)
    自分が読みたいものを読んだ気がする

    実は尊敬する人のかなり上位に先の天皇皇后両陛下、現在の上皇上皇后両陛下がランクインしているワタクシです

    本作は主にその上皇上皇后両陛下の天皇皇后時代のことが書かれています(他にも高円宮妃久子様や今上天皇についても)

    象徴天皇としてのご自身の役割について常に真...続きを読む
  • ワインと外交
    外交の舞台でどのようなワインが供されているのか興味を持ち読みました。ワインだけでなくメニューリストや社会情勢についても述べてあり大変興味深かった。

    リューセックや、モンラッシェはこういう時に飲まれているのがわかり、なんとなく納得。マグナムボトルをどのようにグラスに注ぐのかは、相変わらず謎です。持っ...続きを読む
  • 知られざる皇室外交
    皇室外交とは?今まで考えたことがなかった。天皇陛下が海外に行くという事がどれだけ価値があることなのかを知ることができた。政治利用というより、海外との親善に対する効果という考え方が正しいと思う。
  • 知られざる皇室外交
    序盤はお料理とワインが美味しそうだなーくらいにしか感じていなかったが、読み進めるに連れて上皇の平和への強いお気持ちと行動をしり感謝しかない。

    オランダやフィリピンとの国交融和へのご尽力、仏ヴァレリーさんとのエピソードから知る美智子様のお人柄、サイパン、パラオ、フィリピンで続けられている慰霊の旅の裏...続きを読む
  • 教養として学んでおきたい日本の皇室
    日本の皇室のいとなみ、各国首脳や王家との交際、男系女系?、玉串料?など、ニュースでは聞いたことあるけれど。これなんだっけ、なにが問題なんだっけ?
    と思ったことのある方に。
    知ってて得することはなさそうだが、この一冊で知的好奇心を少し満たせたり、恥をかく機会は減らせそう。
    あと、あまり紙面は割かれてな...続きを読む
  • 知られざる皇室外交
    日本中を感動させた、平成最後の、当時の天皇陛下の誕生日の会見。

    「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに心から安堵しています」というお言葉に、ふと涙ぐんでしまった。あぁそうだよね、憲法で定められているとはいえ、戦争が起きないことって当たり前じゃないんだ、起こさない努力をしていかないとい...続きを読む
  • 知られざる皇室外交
    皇室のもてなし方、海外での振る舞われ方などが仔細に載っており、皇室ならではの政治外交の違いがわかる。宮中晩餐会の内容やメニュー、ワインの説明など読んでいるだけでも面白い。
  • 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか(新潮新書)
    意外と知らない、皇室の外国との関係が事実ベースでいろいろ書いてあって興味深い。
    確かに、日本の場合、ちょいちょい変わってしまう首相より、うん十年代替わりしない天皇(皇太子時代から関係を築けると思えばそれこそ長い)は、王室同士などであれば、相当他国と仲良くできるのも事実だな、と素直に思った。

    筆者は...続きを読む
  • 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか(新潮新書)
    11月14日夜、東京都千代田区のJR東京駅・丸の内駅前広場で大嘗祭に反対する集会があった。

    11月14日深夜から15日未明にかけて行われるたった一夜限りの大嘗祭のために、27億円もの税金を使うことに対してのデモだという。

    ネットでは、9月に千葉を襲った台風・停電被害への国の対策費である12億円と...続きを読む