西川恵のレビュー一覧

  • 知られざる皇室外交

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    ちきりんさんのブログを読んで皇室についてもっと知りたくて読みました。
    現在後継者問題が続く皇室だが、この皇室を守るのは日本国民のために必要なんだと強く感じた本。
    今の皇帝陛下の覚悟の留学とチャーチル首相のスピーチの話は緊迫感が伝わってきました。
    改めて若く、自分たちの年齢に近い皇族の方々がこれほど大きなものを背負って生きてらっしゃると知ることができて良かったです。

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    2025年02月08日
  • ワインと外交

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    著者は外交官として各国の饗宴の場に携わっており、その中で「饗宴」にはどのような意味合いや目的があるのか、その目的を達成するためにどういったことに気を配るのか、その舞台裏を事細かに記載した内容となっている。
    普段あまり読まない分野の書籍であるが、このような世界があるのかと勉強になった。

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    2024年12月31日
  • 知られざる皇室外交

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    西川 恵
    長崎県生まれ。毎日新聞客員編集委員。東京外国語大学中国語専攻を卒業後、71年に毎日新聞入社。テヘラン支局、パリ支局、ローマ支局などを経て、98~2001年外信部長。あわせて皇室外交の取材を一貫して行っている。主な著書に『ワインと外交』新潮新書、『饗宴外交』世界文化社、『歴代首相のおもてなし ~晩餐会のメニューに秘められた外交戦略』宝島新書などがある。公益財団法人日本交通文化協会常任理事(事務局長)、公益財団法人日仏会館常務理事。

    知られざる皇室外交 (角川新書)
    by 西川 恵
     しかしこれから免れているというべきか、政治や外交の論理をあえて排除しているのが皇

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    2024年07月22日
  • 知られざる皇室外交

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    日本人なら必読の本だと思う。皇室が日本国にとってとんでもなく価値のあるアセットであるということ。そして上皇ご夫妻の思慮の深さには感銘を受けた。
    天皇、皇室について語るとき、反射的にウヨクだとかサヨクだとかそんなワードが飛び交うことがある。(し、私も同様の反応をとっていたことがあったように思う)今思えば教養がなく、とても恥ずかしいことだったなぁ。自制の念も込めて。

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    2022年09月08日
  • 知られざる皇室外交

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    これを読むと、日本人でよかったという素直な思いと皇室に対して敬虔な気持ちになります。課題は多々あれど、我々が色々な国と良好な関係を維持できるのは、皇室や宮内庁・外務省などの報道されない尽力あればこそと痛感しました。

    外交には歴史がつきもの。オバマ大統領、ミッテラン大統領、イギリス王室との関わりなどが書かれていますが、特にインドネシアでの戦争捕虜の取り扱いから、オランダとの外交修復にこれほど紆余曲折があったということは初めて知りました。「皇室は日本にとって最高の外交資産」というのは全くそのとおりと頷けます。

    一方、宮中晩餐会など「誰に対しても最高のものを」というポリシーを掲げ、国のために力を

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    2021年07月12日
  • 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか(新潮新書)

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    学生時代は「皇室不要」に近い考え方だった。
    特に皇居からは撤退すべきだと、これは今でも。

    この本は皇室を海外からの視点で描いてる点が
    とても興味深い、少なくとも以前の私には無かった
    考え方である。

    「君臨すれども統治せず」をどう外交に活かすか。
    その辺を考えながら読むととても面白い。

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    2020年04月10日
  • 知られざる皇室外交

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    皇室は日本及び日本国の象徴と憲法で規定されている。その象徴天皇が外国訪問をしたり、外国の元首を歓迎したりする姿がテレビで報道されているのを見て、今まではその行為が何の意味を持ってるかを全く分かってなかった。むしろ、天皇は必要な存在なのか?とも思ってしまっていた。
    そんな中で、元号が令和となり、時代が変わることを感じて、その機会に皇室のことを知りたいと思った。愛読するちきりんさんのブログでこの本が紹介されていたので読んだ。
    こんなに世界の中でも大きな存在で、今の日本に良い意味で大きな役割を果たしていて、日本だけでなく世界のことも親身になって考えておられる姿に感動した。これからの皇室への見方か変わ

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    2020年01月18日
  • 知られざる皇室外交

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    元号も変わったしということで、ちきりんがおススメしていていつ読もうかと思っていた本を読みました。
    天皇陛下や皇室というのが日本人である我々にとってはある種当たり前のものになっている一方で、万世一系であることからも諸外国から大変な経緯を表せられる存在であり、諸外国との関係に大きな役割を果たしていることがよくわかりました。このタイミングで読んで良かった。必読書と言うのも納得。
    皇室、とりわけ天皇となる立場の方は、いつぐらいからご自身の立場を理解し、ふるまいを考えるようになるのだろう。諸外国から見たときのご自身の立場は。戦争への責任、それに対する感情。ご自身が日本人を代表する存在として。考えれば考え

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    2019年05月30日
  • 知られざる皇室外交

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    ネタバレ

    皇族、特に天皇皇后の諸外国首脳との交流、外国訪問が、どれだけ日本全体が外国に与える印象を好ましいものにして来たかを、実例によって説く。
    ・誰に対しても平等にもてなすこと
    ・庶民と真近に接すること
    ・戦後日本への悪印象を保っていた国々の多くの人の印象を塗り替えたこと
    ・諸王室との交流を長く続けていること
    ・慰霊の旅を続けていること
    日本の庶民が知らされていなかったことの多さにも、呆れるけれど。

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    2018年02月22日
  • 知られざる皇室外交

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     本書は各国外交についてその儀礼的側面から(特に食事会のメニューによって)読み解いてきた著者による、両陛下の軌跡を手繰った新書である。
     2016年10月に刊行された本書は、古くは今上の陛下の皇太子時代(戦後)から10年代に至るまで両陛下が切り開いてきた日本と各国の関係を詳らかにするものであり、そうした意味で(過去へと話が飛ぶなどして)やや錯雑とした構成も目立つ。
     しかし、退位を示唆したメッセージが巷間の話題となった2016年のことを思えば、ここでの刊行は非常に意義あるものであり、必携と称してもいいほどの内容だったと言っていいだろう。
     内容的には示唆に富み、その指摘は鋭く、長らく外交の現場

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    2017年03月02日
  • ワインと外交

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    『エリゼ宮の食卓』の著者の本。相変わらず料理からワインにまで隠喩的に散りばめられた政治的メッセージに関する著者の解釈が面白い

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    2009年10月04日
  • ワインと外交

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    饗宴外交というけど、首脳会談や訪問など表の舞台の裏でも大変なお金と労力と気がつかわれる世界だと認識(笑)。ある意味見栄の張り合いか。ワインの選び方にもその国の気風が出るのが面白い。
    でもまあ旧共産圏ではもてなされたくないな。やっぱ嫌い(笑)。

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    2009年10月04日
  • 教養として学んでおきたい日本の皇室

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    ネタバレ

    ▪️やはり主題は皇位の継にある。

    後継が危ぶまれる中、
    A案:皇位継承者を「女性」「女系」まで広げる。女性宮家の創設。
    B案:旧宮家の皇族復帰。
    が対策として挙げられる。

    Aの課題として、女性皇族の人権問題があるのが興味深かった。
    結婚したら皇室を離れることを前提に育った女性皇族は、法律が変わると、急に宮家を創設しなければいけない立場になる。

    仏大統領と皇族との間で交わされたこんな会話がある。

    仏「私は本を読んで暮らしたい。しかし大統領になってはそれはできません。やっと1年終わったばかりで、任期はあと6年ある。かごの鳥で我慢しなければなりません。」
    皇「それでは終生、かごの鳥でいなけれ

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    2024年01月20日
  • ワインと外交

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    作者の「饗宴外交」がとても面白かったため手に取った。
    堅苦しいイメージのある外交を、誰にも身近な食を通じた面白いエピソードにして書いてあり「饗宴外交」と同じくとても面白かった。
    これだけ技術や文明が発達した現代社会においても、結局物事を動かすには人間の根元的な欲求である食欲に訴えかけるのが効果的な場面もあるのだなと改めて思った。
    個人的にはフランスとドイツの関係性が印象的だった。彼等こそソフトパワーとしての饗宴を効果的に活用して外交を動かしているんだな~という感じ。

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    2024年01月06日
  • 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか(新潮新書)

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    自分が読みたいものを読んだ気がする

    実は尊敬する人のかなり上位に先の天皇皇后両陛下、現在の上皇上皇后両陛下がランクインしているワタクシです

    本作は主にその上皇上皇后両陛下の天皇皇后時代のことが書かれています(他にも高円宮妃久子様や今上天皇についても)

    象徴天皇としてのご自身の役割について常に真摯に考え、国民の苦難に常に寄り添う姿に日本国民であることに誇りを感じさせる存在なんですよね

    まぁ象徴天皇制そのものについてはいろんなご意見があると思うし、あって良いと思うのですが、上皇上皇后両陛下の人間性の素晴らしさについては異論を認める気は全くありません

    著者の西川恵さんは元毎日新聞の記者で元

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    2023年12月10日
  • 知られざる皇室外交

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    皇室外交とは?今まで考えたことがなかった。天皇陛下が海外に行くという事がどれだけ価値があることなのかを知ることができた。政治利用というより、海外との親善に対する効果という考え方が正しいと思う。

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    2022年11月20日
  • 知られざる皇室外交

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    ネタバレ

    序盤はお料理とワインが美味しそうだなーくらいにしか感じていなかったが、読み進めるに連れて上皇の平和への強いお気持ちと行動をしり感謝しかない。

    オランダやフィリピンとの国交融和へのご尽力、仏ヴァレリーさんとのエピソードから知る美智子様のお人柄、サイパン、パラオ、フィリピンで続けられている慰霊の旅の裏にある上皇の想い…我々が知らないことも多く、この本を読めて良かった。

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    2022年02月25日
  • 教養として学んでおきたい日本の皇室

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    日本の皇室のいとなみ、各国首脳や王家との交際、男系女系?、玉串料?など、ニュースでは聞いたことあるけれど。これなんだっけ、なにが問題なんだっけ?
    と思ったことのある方に。
    知ってて得することはなさそうだが、この一冊で知的好奇心を少し満たせたり、恥をかく機会は減らせそう。
    あと、あまり紙面は割かれてないが武家社会時代って教科書では朝廷に触れられてないので、当時の衰退模様も一興。

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    2021年10月29日
  • 知られざる皇室外交

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    日本中を感動させた、平成最後の、当時の天皇陛下の誕生日の会見。

    「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに心から安堵しています」というお言葉に、ふと涙ぐんでしまった。あぁそうだよね、憲法で定められているとはいえ、戦争が起きないことって当たり前じゃないんだ、起こさない努力をしていかないといけないんだ、と思った。

    ご自身の父親(=昭和天皇)のために戦え、命を捧げよ、と教育された国民が約300万人亡くなった。そしてそれ以上の数の外国人(兵士、民間人)を死なせた。敗戦後、満身創痍かつ世界中から憎まれていた日本を国際社会に復帰させることの重圧は計り知れない。上皇様は何年もの間、他国の対日感

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    2021年07月22日
  • 知られざる皇室外交

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    皇室のもてなし方、海外での振る舞われ方などが仔細に載っており、皇室ならではの政治外交の違いがわかる。宮中晩餐会の内容やメニュー、ワインの説明など読んでいるだけでも面白い。

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    2020年07月26日