杉森久英のレビュー一覧

  • 天皇の料理番 上
    ☆2015年5月22日
    現在ドラマ放映中の原作。
    1979年初版発売、翌年、堺正章主演でドラマ化。
    そのドラマを、大変印象深く見ていた。
    華族会館修業時代の同僚が明石家さんまと加賀丈だったことは完璧に忘れていたけれど、研究熱心で破天荒な料理人の立身出世物語に、子供の私でも夢中になった。
    原作は、わり...続きを読む
  • 天皇の料理番 下
    下巻のほうが良かった。読んでて楽しい♪
    ついにフランスへ!そして待ちに待った天皇の料理番。
    篤蔵のすばらしさは料理の腕前だけでなく、前例を気にせず挑戦する前向きさ、行動力、真心、そして誰にも勝る努力なのかなあ。3代の天皇の料理番を全うした篤蔵はついに永眠。おつかれ様、と言いたい。
  • 天皇の料理番 上
    ドラマ化ということで読んでみました。
    西洋料理に衝撃を受けて東京に出て料理人を目指す話。篤蔵のまっすぐすぎる性格から多々人とぶつかり、お店を転々と変わるも(ここがドラマでは端折られてる?)、周りの人に助けられ成長していく。上巻ではまだまだ下積み時代といった感じ。下巻でどうなるのか楽しみー。
    個人的に...続きを読む
  • 天皇の料理番 上
    味などの秋山徳蔵さんのエッセイが好きだったこともあり小説も購入。天皇の料理番になる前に、こんな破天荒な青年時代があったことに驚き。明治から昭和にかけての時代の空気感なども伝わってきて興味深い。
  • 天皇の料理番 下
    フランスでの料理人修業に人間関係の取り方の修業も加わって大変。いよいよ宮内省主厨長としての仕事が始まる。持って生まれた性格がガラッと変わるわけもなく、自分の信念に基いた言動を貫く篤蔵さんには恐れ入ってしまう。周りの人達の目が怖くはないのだろうか?いやそれぐらいでないとあの立場での仕事は出来ないのかも...続きを読む
  • 天皇の料理番 上
    TBSの初回2時間スペシャルが面白かったので読んでみました。細かい設定は違うんだけど、篤蔵さんの破天荒ぶりは面白い。当時の日本の西洋料理人の世界が垣間見える。
  • 天皇の料理番 下
    下巻はどちらかというと、伝記や回顧録といった印象。少しかけ足で書かれていた気がするので、もう少しゆっくりが良かったなぁと。だけれど、所々笑えるエピソードがあって面白かった(新聞記者とも墓場の場面、スッポンを料理する場面とか)そして相変わらずの頑固さと、きかんぼうは健在。オタンコナス!なんて久々に聞い...続きを読む
  • 天皇の料理番 下
    上巻の面白切ったんだけど、下巻で失速した印象。
    パリでの修行までは面白かったんだけど、天皇の料理番になってからの主人公の描写が、粗筋か!?ってくらい淡々としすぎてて、あまり感情移入できなかった。
    あと、主人公がだんだんくそオヤジ化してて、最後めっちゃ老害なっとるやん…と、思ってしまった。
    正直、先行...続きを読む
  • 天皇の料理番 上
     本作は、1979年に刊行され翌年にはTVドラマ化もされました。最近でも2015年に若手人気俳優を起用しTVドラマ放映されました。

     物語は、福井県の庄屋の次男坊が軍隊の宿舎でカツレツを食べ料理に目覚め、明治37年(1904年)に料理の修行の為に東京へ向かった。

     東京神田の兄周太郎の下宿に居候...続きを読む
  • 天皇の料理番 下
    最初この本を手に取った時、すでに天皇の料理人になった主人公の物語だと思っていた。
    実際読み始めると、生い立ちぐらいから書かれており肩透かしを食らった。
    下巻を読み始めてすぐに、解説を読み始めた。まさか伝記小説だったとは・・・
    淡々とした書き方で、少し残念な気がした。私は、もう少し生々しい物を求めてい...続きを読む
  • 天皇の料理番 下
    パリで修行した後は題名の通り天皇の料理番に抜擢されることになり、篤蔵の成長を楽しみに読み進めていった読者としては喜びの気持ちに。下巻でも篤蔵の人となりは変わらずで、人間味があって魅力的です。全体的に時代背景の描写が多く、個人的にはもう少し人間模様の描写が多い方が楽しめたかなという印象でした。ただ背景...続きを読む
  • 天皇の料理番 上
    テレビドラマを先に見ることになった本です。
    ドラマではひたむきに努力するとにかく純粋な主人公という印象でしたが、この作品では良くも悪くも人間臭さが感じられて印象が大きく変わりました。
    「好き」なことにただ一直線に向き合っている人は、やっぱり応援したくなります。
    天皇の料理番になったからすごいというだ...続きを読む
  • 天皇の料理番 下
    大正・昭和天皇の料理番となった秋山徳蔵の生涯を描いた話。
    福井県の片田舎の裕福な家に次男として生まれ、養子に出された先でひょんなことから口にしたカツレツに衝撃を受け、洋食のコックを志す。思い立ったら即実行という生来の性質で大学在学中の兄を頼って東京へ。修行先にも恵まれ、日々勉強の毎日を過ごすが、本場...続きを読む
  • 美酒一代―鳥井信治郎伝―(新潮文庫)
    らび姉さんから面白いからといただいた一冊。
    私も酒好きだから、日本のウイスキー、酒類充実に奮闘してくれた鳥井氏の行動や時代の流れには興味がある。

    鳥井氏のエネルギーを感じる。時代も感じるが事を成す人はこのような熱が有るんだよな、と改めて思う。
  • 天皇の料理番 上
    201504/ドラマは未見だけど気になって読んでみたら面白かった。ひどい男だなって思う箇所もあったけど、時代も考えると相当の情熱がないとこれだけのことを成し遂げられなかっただろうな。
  • 天皇の料理番 下
    201504/ドラマは未見だけど気になって読んでみたら面白かった。ひどい男だなって思う箇所もあったけど、時代も考えると相当の情熱がないとこれだけのことを成し遂げられなかっただろうな。
  • 天皇の料理番 下
    今ドラマでやっている天皇の料理番の原作。
    フランスのホテルでの修行から終戦後までを描いている。
    上巻に比べると事実を淡々と述べていく印象が強かった。下巻だと宮内庁にはっきりと物申す人という印象で、上巻の方が特徴的な人物であったと感じられた。
  • 天皇の料理番 上
    終始、この人いつ天皇様におつかえするのかしら…と思いながら読んでいたらつかえずに上巻終わってしまった…。まあことはそんな簡単ではないかと。伝記だと思わずに読んだもので、小説だと思っていてんー微妙とか思っていた、すみません。しかし、一つのことに打ち込む大切さがわかるなあ。
  • 天皇の料理番 下
    なんというか、生き方まで豪傑な人だったんだなーと。そりゃ、天皇様の料理番になるくらいなんだから並大抵の人では務まらないのだろうけれど。ドラマは見ていないけれど佐藤健君が演じているようで、なんかキャラがあっているのか想像しがたい。
  • 美酒一代―鳥井信治郎伝―(新潮文庫)
    大阪の一奉公人から身を起こし、世界に冠たる洋酒メーカー「サントリー」を創り上げた男、鳥井信治郎。食卓に西洋の文化をと生まれた赤玉ポートワイン。スコッチに負けないウイスキーをという執念が生んだサントリー・オールド。次々と銘酒を世に送り出し、その優れた経営感覚と新しいアイディアで、常に時代をリードして来...続きを読む