杉森久英のレビュー一覧

  • 天皇の料理番 下

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    下巻はフランスでの修行から天皇の料理番としてのお話。
    いろいろなエピソードが書かれていますが、美化したりしないで、どこか淡々として、でも味気ない訳では無い、私には丁度良い塩梅の文章でした。
    最期の最後まで料理人として生きた人生に、それだけ打ち込めた情熱や信念を思うと羨ましくもあります。
    久しぶりに伝記小説を読みましたが、思いのほかいろいろ考えさせられた一冊です。

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    2023年06月01日
  • 天皇の料理番 上

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    上巻はさしずめ立志編といったところ。
    若くして目指すものに必要な事柄を理解して、行動出来る事が一番の才能だったのかも。
    当時の時事や風俗もふんだんに描かれていて興味深く読みました。
    下巻も楽しみです。

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    2023年05月31日
  • 天皇の料理番 下

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    昭和の戦前戦後を生きたフランス料理の第一人者にして天皇の料理番になった篤蔵の力強い生き様に感銘を受けた。今とは時代が違うが、どこか懐かしい昭和初期の景色や人々が手に取るように表現される杉森久英さんの文章がとても良かった。

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    2023年03月24日
  • 天皇の料理番 上

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    野望はあるが、うまく動かなければ台無しになってしまう。上を気にかけながら、世を渡り出世していくことや人生の帰路に立った時の決断など学べることが多い。就活生なんかにおすすめかもしれない

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    2022年04月04日
  • 天皇の料理番 上

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    TVドラマか何かで話題になっていたので、いつか読んでみたいと思っていた一冊。週末に風邪を引きこんで、ずっと布団の中にいたので、その間の暇潰しに読んでみた。

    『村上信夫 私の履歴書』も面白かったが、戦前戦後あたりの西洋料理人の話というのは面白いものだ。あの時代にあって、腕一本で勝負する世界に乗り込んでいく男達の気迫が感じられるからかもしれない。

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    2017年10月24日
  • アラビア太郎

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    アラビア石油創設者 山下太郎の一代記。
    満州で満鉄お抱えの政商として巨万の富を蓄え、敗戦後もしぶとく生き残りアラビア石油を立ち上げるという一世一代の博打に買った巨運の漢。
    アラブとの付き合いや交渉の出来るスケールの大きいほら吹きは一味違う。

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    2017年02月17日
  • 天皇の料理番 下

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    ネタバレ

    料理人がまだ認められていなかった時代に、
    国賓をもてなす為に腕をふるった一人の料理人。

    負けん気の強い篤蔵のキャラクターに惹かれます。

    人の体を形作る食事という行為のために
    真心をこめて料理を作る。

    どうしようもない男だった篤蔵 のシンデレラストーリーとも言える
    内容ではありますが
    古き良き時代や天皇陛下の偉大さも感じられます。

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    2017年02月12日
  • 天皇の料理番 上

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    ネタバレ

    テレビドラマをきっかけに興味を抱き読んでみました。

    初代主厨長の秋山徳三さんをモデルにしたフィクションで、
    篤蔵の人間臭さや時代背景なども相まって
    魅力の多い読み応えのある作品です。

    秋山さん御本人とはやはり多少印象は変わりますが
    仕事に対する考え方や潔さなどが面白く、
    天才という人間の紙一重さなどをまざまざと感じます。

    食に対しても今一度襟を正せる内容かと思います。

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    2017年02月12日
  • 天皇の料理番 上

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    2015年に読んだ本。
    ドラマは昔のも見たので、どんなもんかと原作を読んでみたら、今回のドラマの方が意外と原作に忠実な部分もあり・・

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    2015年12月19日
  • 天皇の料理番 上

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    主人公の努力と才覚で成り上がる物語は痛快。

    ただ女性に対する扱いは、あまり良いもんじゃない。
    時代も価値観も違うので当たり前ですが。

    2015 10 24

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    2015年10月24日
  • 天皇の料理番 下

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    料理に挑み続ける姿は達人と呼ぶに相応しいが一歩、料理の道から外れれば只の人でしかなかった。
    人生を料理という刀に捧げられたのだから幸福だったろうなぁ

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    2015年10月16日
  • 天皇の料理番 上

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    直向きに料理に打ち込む姿は素晴らしいと思った。如何に才能のある人間でも努力しなければ開花しないお手本のようなもの。
    ただ、妻が可哀相だった。クズ男。

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    2015年10月15日
  • 天皇の料理番 上

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    面白かった。
    篤蔵が才能だけでなく、
    努力で成り上がっていくのがいい。
    今の世の中、
    情報過多で未来の予測が立てやすい。
    だから、夢を見づらくなってしまったのですが、
    ぜひ生徒には大志を抱いて突っ走ってほしい。
    もちろん口だけじゃダメ。
    努力もできる人であってほしい。

    がんばれ、若人。

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    2015年10月15日
  • 天皇の料理番 上

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    努力が報われた物語。
    腕一本でのし上がって行く姿がすごい。もちろん順風満帆ではなく、様々な困難を超えて。

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    2015年09月27日
  • 天皇の料理番 上

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    ドラマがとても面白かったので、原作読んでみました。
    ドラマ以上に面白い。
    明治の時代の背景とともに裕福な家庭で育った篤蔵がゼロからはじめる料理人の世界。
    佐藤健君なら、ただ突っ走るだけのドラマの中の篤蔵では無く
    原作の思慮深く野心強い篤蔵の方も上手に演じたと思う。
    最近のドラマは三か月で終わらせるから、端折り単純なお話になってしまうけど
    こういうおはなしをじっくり大河のようにやれば、良いドラマになるのになぁ
    などと考えながら、下巻にいきます。

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    2015年09月02日
  • 天皇の料理番 下

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    下巻はパリに行って修行して呼び戻されて天皇の料理番になるのだが、パリでのフランソワーズとの恋の話、呼び戻されてからの妻とのこと、ザリガニの話などドラマのほうがよくできていた。本は伝記として読むのにはよかった。

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    2015年08月31日
  • 天皇の料理番 上

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    佐藤健が出ていたドラマがすごくおもしろかったので原作を読んでみた。篤蔵の性格がおもしろおかしく書かれていたのはドラマのほうだったが本を読んでみると当時の日本の風景がわかってよかった。妻のおふじが訪ねてきた話、吉原の話がでていて明治で妻がいてもこんな時代だったのかと改めて思った。

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    2015年08月31日
  • 天皇の料理番 上

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    ドラマ化されてヒラ積みされていたため購入。主人公の歩みが面白いだけでなく、筆者の書き方がとても読みやすくつるっと読める。他の本も読みたい。
    主人公がまだ洋食が珍しい時代に、こつこつと仕事をしながらも自分がよりよくなるための修業先、フランス留学と志を形にすべく自分の道を切り開いて、修行していく様子が勇気づけられる。

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    2015年07月14日
  • 天皇の料理番 上

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    佐藤健の好演でいいドラマになってるものの原作。まだ東京で経験を積んでいるところまでですが、ドラマは要素を取り出して、話を大きくしてたんですね。確かに原作のままのドラマにしても面白くないかも。結構料理人の歴史的(?)な説明が多い。篤蔵は自己中ではあるけど、ドラマほど極端ではない。

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    2015年07月12日
  • 天皇の料理番 下

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    伝記小説というのを初めて読みました。
    普通の小説に読み慣れているとちょっと違和感もありますし、どこまでがホントでどこからがフィクションなのかとか余計なとこが気になってしまいます。。

    ドラマが大好きで原作も読んでみたのですが、ドラマとか結構内容が異なり、別の楽しみ方が出来たとは思いますが、ドラマの方が好きだなぁというのが正直な感想です。

    後半が少しダラダラと羅列している様な印象を受けました。

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    2015年07月12日