甘詰留太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
男が女になる、女が男になる、乱暴に言えば「よくある」設定にも関わらず、甘詰先生が漫画にすると、こうも面白くなるのか
世間一般的に見れば、アブノーマルで「普通」じゃない、明らかに歪んでいる、それだからこそ清く潔く美しい愛の形が芽生える恋愛漫画を生み出せる、この先生だからこそ難しいテーマだろう
ナナカオを読んでいる時は、軟らかさを絶妙な線で体現している乳房や、肉厚で程好く潤んでいる唇に、背筋を撫でられるような甘美で淫靡なエロスが漂っているように感じ、事実、この作品でもそれはキャッチできた
だが、内容が内容だからか、それ以上に、私は表題作に登場する純子の艶めかしい肢体よりも、瞳が印象に残った。その瞳 -
Posted by ブクログ
個人的に素直に感じたモノなので、退かないで欲しいのだけど、私は甘詰先生の描く女性で一等にエロいパーツは鎖骨の辺りだと思っている(二番が肋骨で、三番が唇)
最早、乳首や尻よりも興奮してしまう
色気などでは追いつかず、女子高生とは思えない、成熟しきった妖艶さがそこから香ってきて、読んでいるこっちは冗談抜きでクラクラしてしまう
しかも、SMの真髄に勢い良く踏み込めんでくる、露骨とも言える心理描写や台詞の数々で、読み手はゾクソクさせられ、胸はぎゅうううと絞めつけられる
アブノーマルに見えるようで、純粋で純真、気を緩めたら泣いてしまいそうになった
何と言うか、大なり小なり、その『属性』で、コッチへの扉の -
Posted by ブクログ
ネタバレストーリー:10 画力:9 魅力:9 デザイン:8 構成:10 表現力:10 独創性:10 熱中度:10 センス:10 感動:9 総合:95
正直、下手なエロ漫画よりよっぽどエロいです
ただ、これは成人マークをつけてあからさまにエロ漫画とやってしまうとここまで評価出来なかったと思います
成人指定じゃないSMってのはかなり斬新でとても良いです
続きもどうなるのか、新しい巻が出る度に次の巻が気になって仕方ないです
個人的にナナのために何気に損しているカオルが超好き
漫画の設定ではチビでキモい事になっているようですが、自分を自分で分かっているというよりも、多分普通の人よりも自分を低く評価して -
Posted by ブクログ
モテない男と学園のヒロインが幼馴染でちょっといい感じっていうベタな設定をSMで味付けした感じ。
恋愛漫画のいいところのひとつとして「ちょっといい感じ」から進展していかないもどかしさ、っていうのがある。ナナとカオルはその進展していかない理由付けが明確。SMだから進展しない。ここが絶妙。もどかしい。お互いにどんどん信頼度を増してるはずなのに─。
あとカオルがいい子すぎ、というか男前すぎる。SMってそういうものだと思うんだけど、それにしてもとにかくM役のナナに対する気づかいのすごいこと。
エロシーン、というかSMシーンについては、とにかくモノローグの使い方と、視点の切り替わり方が上手。普通エロ -
Posted by ブクログ
我慢できず途中から読み始めたこのシリーズだが完成度が高い。スパンキングをここまで丁寧に描いた作品は官能小説くらいしかなかったんじゃないかと思う。出版社はエロいよ、とかすぐエロ度を前面に出そうとするが(まあ確かにエロいがw)、SMというか主従関係に存在する愛のようなものを一般誌で描ける範疇で挑んでる点をもう少し伝えてもいいと思う。あまりサドマゾみたいな変態的な言葉が出てくるのを警戒してるのかもしれないが、偏執的愛情でもなく、純愛+(敬愛してる?)趣味というのが主人側の立ち位置だし、この先どういう展開にするのかは興味深い。
今回はそのスパンキングに始まるがヒロインのナナはちょっと舞台から降りて
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