正岡子規のレビュー一覧

  • 子規句集

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    高橋の小説家になるための本の紹介本である。ものすごい量の俳句である。ところどころ有名な俳句もあるがほとんどは知られていない。夏のものであれば、「金持ちは涼しき家に住みにけり」、という句がこの酷暑にピッタリであるのになぜかよく知られた俳句ではないのはなぜだろうか。現在でも通じる俳句である。

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    2023年07月29日
  • 子規句集

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    漠然とした風景画や風景写真の細やかな感想ではなく、生活の中の一コマからさりげなさをいっぱいに詰め込んだ、素敵な一冊

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    2023年02月09日
  • 子規句集

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    ネタバレ

    正岡子規は35年という短い生涯の間に多彩な文学 活動をおこなったが、その文学は俳句にはじま り、最後まで片時も俳句から離れることはなかっ た。『ホトトギス』を主宰、蕪村を再発見した近 代俳句の先駆者子規の秀句2306句を選び、その 俳句世界をあますところなくつたえる。改版にあ たり、新たに初句索引を付す。

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    2015年06月26日
  • 蕪村句集講義1

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    蕪村の句について子規と門下生が討論しあう。
    今回は冬之部と春之部。

    よい句はそのままでよい句なのだが、それについての様々な考察をみると、新しい思考の発見となり、さらにその風景が奥行きを増す。

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    2012年10月29日
  • 墨汁一滴

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    子規の病床での随筆。というより今でいうならブログっぽいなと。

    達観してるよなぁ。調べてみたら初めて喀血したの私より若い時だ。そりゃ達観もするか。死を思っていても湿っぽくならない子規。淡々と死を受け入れている。
    そして何が面白いって同時代人の情報が。漱石が遊びにきたり明星が廃刊になったって書いたら与謝野さんから否定の手紙がきたり。交流がなくても噂程度で聞いてたりする人の話も。睦奥宗光や板垣退助。幕末好きだから幕末に活躍した彼らが明治の人にはどう見られてたかわかるのが楽しい。

    病床から静かに世間を見ている子規さんは素敵。流石は漱石の友達だ。

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    2019年01月16日
  • 墨汁一滴

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    病床の正岡子規の随筆。ちょっと難しかったけど、やっぱりいいものはいい。

    ここまで苦しみもがきながらも、彼の研ぎ澄まされた感性と、生きることへの喜び、美意識の高さには本当に感動しました。

    表紙や本文の空白に埋まっている小鳥の挿絵などからそれが伝わってきます。

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    2010年11月14日
  • 墨汁一滴

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    子規が病床で書いた随筆。かなり素直に病状をつづったり、詩の世界について語っている。個人的には子規の添削している投稿句が白眉。面白かった。警句っぽいのもいい感じでした。

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    2009年10月04日
  • 仰臥漫録

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    20250510024

    子規が亡くなる直前まで書き溜めた心内。体力的にきつい中ではあるが子規の根っことしての陽性が分かる。短歌、俳句よりも文章のほうが子規らしさを感じる。

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    2025年05月10日
  • 墨汁一滴

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     1901(明治34)年、子規が死の前年に新聞に連載した随筆。
     このときすでに正岡子規は立って歩けず、ひたすら病床に伏せっていたようである。ウィキペディアによると脊椎カリエスだという。
     書かれた断片はたった1行のものからせいぜい2ページ程度に及ぶもので、闘病生活のこと、雑誌などを読んでの詩歌批評、過去の思い出、たまに俳句・短歌の習作なども入る。徒然なるままに書き連ねられた雑種の文集で、そう言うとあたかも余裕のある老人がひなたぼっこしながら書いた雑記のように聞こえるが、じっさいには子規は非常な苦しみの最中にありながら、「もはや唯一の自由」として「書く」ことを続けたのである。しかもこのときまだ

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    2022年03月12日
  • 子規句集

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    子規句集
    (和書)2009年09月01日 20:50
    岩波書店 正岡 子規, 高浜 虚子


    正岡子規の随筆を読んでいると、たまに出てくる俳句がとても面白かった。それで今回、この本を読んでみました。

    俳句はとても良い酔い方をするように感じます。抜けのいいアルコールを飲んだ時のようなすっきりした酔い心地を感じる。

    他にも正岡子規の作品を読んでみたいな。

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    2020年09月25日
  • 墨汁一滴

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    墨汁一滴
    (和書)2009年08月27日 15:27
    1984 岩波書店 正岡 子規


    正岡子規ってとてもいい。読んでいて救われる感じがします。「病床六尺」「仰臥慢録」と「墨汁一滴」と読みとても読後感が良い。内容的には、生きると言うことを意識しなくても考えてしまうような状況の中で作品を創作しそれを今、私は読んでいるわけです。その宇宙的拡がりが奇蹟を感じさせてくれます。

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    2020年09月25日
  • 墨汁一滴

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    「墨汁一滴」と聞いて、漫画マニアがまず思い浮かべるのは石森章太郎主宰の肉筆回覧誌。復刻版を石ノ森章太郎ふるさと記念館で入手したものだ。
    「病床六尺」「仰臥漫録」と読み進めてきた以上、「墨汁一滴」を読むしかあるまい。
    闘病記より俳論・歌論の配分が大きい。

    明治34年3月28日から4月3日まで7回に渡り、落合直文の短歌を激烈に批判している。新聞「日本」を開く落合にしてみれば「おいおい、今日もかよ⁉︎」と、気の休まらない日々であろう。相手は命旦夕に迫る子規だけに、反論もままならない。うたた同情を禁じ得ず。
    同年4月5日の記事。見舞い客が子規の無聊を慰めようと蓄音機を運んでくる。レコード盤ではなく蠟

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    2019年03月11日
  • 墨汁一滴

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    子規はもっともっと生きたかっただろう。悔しかっただろう。そして残りわずかな生を歯をくいしばってではなく、呻き、喚き、七転八倒(ほんとうは寝返りもできないのだが)しながらも作品を紡ぎ続けたのだ。「試に我枕もとに若干の毒薬を置け。而して余が之を飲むか飲まぬかを見よ。」のような激烈な意志を示す!これはどうだ!「一 人間一匹 右返上申候但時々幽霊となつて出られ得る様以特別御取計可被下候也 明治三十四年月日 何がし 地水火風御中」

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    2011年09月23日
  • 墨汁一滴

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    病牀六尺の前。
    まだ体調がましだったせいか、文芸論がさらに活発。
    子規の鑑賞文を多く読むうちに、俳句や短歌の面白みが段々にわかってきた気がする。

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    2011年09月19日
  • 子規句集

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    月並みではないか。論は良いが、実作はなかなか伴わず、碧虚を得てようやくホトトギスは成ったと理解できる。それにしても、鶏頭を外すとは虚子も頑迷だろう。

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    2020年12月19日
  • ちくま日本文学全集正岡子規

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    ちくま日本文学全集037 正岡子規。

    正岡子規は脊椎カリエスのため、35歳で亡くなる最後の4、5年は、まったくの寝たきり状態でした。
    それはなんとなく知ってましたが、どれほどひどい状態であったのか、そういうほとんど体を動かせない中で、いかにたゆまず諦めず文学者としての活動を行っていたかということについては、「墨汁一滴」や「病状六尺」を読んではじめて知りました。

    ただ、文語文はやっぱりなじみが薄いし、俳句もあまり興味ないので、「歌よみに与うる書」や「古池の句の弁」に込められた熱は分かるものの、あまりピンときませんでした。

    文章を読むのにせっかちなせいか、俳句や短歌をゆっくり味わうなんてこと

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    2017年11月12日
  • 墨汁一滴

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    正岡子規が新聞に連載していた随筆集。
    いわゆる子規の随筆三部作では一番最初の巻であるため、病状もそこまでひどくないだろうと思っていたら、「座ることはともあれ、せめて1時間でも苦痛なく安らかに臥すことができればどんなに嬉しいだろう」と言っていて涙。

    とはいえ、子規の創作に対する信念や頑固っぷりも十二分に楽しめる随筆だった。
    中には、新聞連載なのにそこまで言っていいのか? と心配してしまうくらい、痛烈に個人を批評しているものもある。時代が違ったのだなぁ。今だったら炎上必須である(笑)。

    この作品を読んで、私は子規の事を本当に大将気質だったのだな、と思った。融通が利かず、しかしマメで、志に燃えや

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    2015年06月25日
  • ちくま日本文学全集正岡子規

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    くだもの
    ラムプの影
    九月十四日の朝
    俳句
    俳句問答
    古池の句の弁
    墨汁一滴(抄)
    夏の夜の音

    小園の記
    明治三十三年十月十五日記事
    松蘿玉液(抄)
    歌よみに与うる書
    死後
    煩悶
    熊手と提灯

    病牀六尺(抄)
    短歌

    車上所見

    雲の日記
    飯待つ間

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    2015年06月21日
  • 仰臥漫録

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    受験の現代文の問題集に使われていて、ずっと読みたかった一冊。
    俳句の知識もまったくなく、子規についても全然知らない私でも面白く読むことができました。
    食べ物で生きる意思を繋いでいる様子がなんともいじらしいというかなんというか。
    読み進めていくうちにはまっていきました。

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    2011年09月28日
  • 墨汁一滴

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    ネタバレ

    詩はユーモアがあるものも多くて、その場の光景が浮かぶよう。
    俳句に対する批評は感情的で攻撃的、
    日々の生活をつづった内容からはさびしがりで食べるのが大好きな正岡子規が思い浮かぶ。

    この人、病気じゃなかったら全然作風ちがったんだろうなぁ。

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    2011年07月10日