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Posted by ブクログ 2019年01月16日
子規の病床での随筆。というより今でいうならブログっぽいなと。
達観してるよなぁ。調べてみたら初めて喀血したの私より若い時だ。そりゃ達観もするか。死を思っていても湿っぽくならない子規。淡々と死を受け入れている。
そして何が面白いって同時代人の情報が。漱石が遊びにきたり明星が廃刊になったって書いたら与...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月12日
1901(明治34)年、子規が死の前年に新聞に連載した随筆。
このときすでに正岡子規は立って歩けず、ひたすら病床に伏せっていたようである。ウィキペディアによると脊椎カリエスだという。
書かれた断片はたった1行のものからせいぜい2ページ程度に及ぶもので、闘病生活のこと、雑誌などを読んでの詩歌批評...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月25日
墨汁一滴
(和書)2009年08月27日 15:27
1984 岩波書店 正岡 子規
正岡子規ってとてもいい。読んでいて救われる感じがします。「病床六尺」「仰臥慢録」と「墨汁一滴」と読みとても読後感が良い。内容的には、生きると言うことを意識しなくても考えてしまうような状況の中で作品を創作しそれを...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月11日
「墨汁一滴」と聞いて、漫画マニアがまず思い浮かべるのは石森章太郎主宰の肉筆回覧誌。復刻版を石ノ森章太郎ふるさと記念館で入手したものだ。
「病床六尺」「仰臥漫録」と読み進めてきた以上、「墨汁一滴」を読むしかあるまい。
闘病記より俳論・歌論の配分が大きい。
明治34年3月28日から4月3日まで7回に渡...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月23日
子規はもっともっと生きたかっただろう。悔しかっただろう。そして残りわずかな生を歯をくいしばってではなく、呻き、喚き、七転八倒(ほんとうは寝返りもできないのだが)しながらも作品を紡ぎ続けたのだ。「試に我枕もとに若干の毒薬を置け。而して余が之を飲むか飲まぬかを見よ。」のような激烈な意志を示す!これはどう...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月25日
正岡子規が新聞に連載していた随筆集。
いわゆる子規の随筆三部作では一番最初の巻であるため、病状もそこまでひどくないだろうと思っていたら、「座ることはともあれ、せめて1時間でも苦痛なく安らかに臥すことができればどんなに嬉しいだろう」と言っていて涙。
とはいえ、子規の創作に対する信念や頑固っぷりも十二...続きを読む
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