島田虎之介のレビュー一覧

  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    ネタバレ

    上巻からのちょっとした謎が解けていく。
    ロボットの無機質さに余計感情が揺さぶられる。
    人間とロボット、どっちかが悪役ってわけではないのに共存はできないのか。
    時間航行士クロエとトビーの回が個人的に

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    2021年02月02日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    ネタバレ

    アンドロイドは人間の生の有限性からは解き放たれた存在。老いもしないし、死にもしない。では彼らにとっての幸せとは何か。

    放射能が安全値になるまでオンカロの管理を任せられた恩田カロ子。調査旅行中に宇宙船が隕石と衝突し、宇宙空間に投げ出されたトビーとクロエ。持ち主と永遠に愛し合うアンドロイド。

    元来感情のない彼らの、ドライな世界が、デザイン的というかシャープなタッチで淡々と描かれている。しかしふれあうこと、見つめあうこと、抱き合うこと、そうしたアンドロイドとしては単なる動作に過ぎない行為の中から、次第に何か感情の芽生えのようなものが現れてくる。

    この感情の芽生えこそが、作者が「前史」と名付けた

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    2020年09月14日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

    購入済み

    良い。

    謎めいた感じがよかった。

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    2020年04月25日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    ネタバレ

     壮大な時が過ぎてとうとう人類は猿同然にまで退化してしまい、ロボットが未来を担うようになる。安倍総理やトランプ大統領が幅を利かせている現在そうなっても全く不思議ではない。そんな静寂に包まれた未来に感傷的な気持ちになる。

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    2020年02月28日
  • ロボ・サピエンス前史(上)

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    ネタバレ

     未来SFになってもシマトラさんの作風はそのまま。ロボットが優秀なのはいいのだけど、人類として読んでいると、人類の立場がどんどん薄くなっていくのが寂しい。擬音がほぼないしセリフも少なくて、読んでいて静かな気持ちになる。

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    2020年02月28日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    現在の自分達とは全く異なる時間の感覚が流れている世界観がおもしろかった。上巻では近未来だったキャラクターたちでさえみんな古くなっていく描写がさえてた。

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    2023年01月16日
  • ロボ・サピエンス前史(上)

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    ネタバレ

    超長期耐用型ロボット・タイムノート(時間航行士)のお話し。星間旅行、放射能汚染物質の管理など、人間のライフ・サイクルの中では納まらないミッションの合間に、孤独な金持ち老人の思い出の謎に迫る話、ラスコーの壁画から現代までを一気に時間旅行するエピソードや各地の様々なニーズにこたえるアンドロイドの話がアンソロジーのように集められている。

    「AIがヒトを超えた未来」という煽りが目に付いたのだが、それぞれのお話しは意外と古典的で、どれもどこかでみたようなストーリーばかりだ。

    むしろこの作品の特徴はシンプルな線、デザイン的な画面構成の中に滲みでてくる独特な浮遊感である。一つ一つのコマは明快に描き切って

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    2020年08月18日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    上巻からのリンクが素晴らしい。温度を感じないひんやりとした世界、硬質なロボットたちが社会を動かし人間は縮こまっていく、未来は本当にこうなっていそうです。30000年とか50000年とか、時間軸が壮大。自然と目線が遠くなります。今目の前で起きていることが実にちっぽけに見えてきてしまいます。AIとか、これまで見てきたたくさんの作品を思い出しました。

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    2020年03月11日
  • ロボ・サピエンス前史(上)

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    シンプルな絵とシュールな背景、未来に迷い込んだようです。ロボットが主人公でとても静か。未来は本当にこんな感じかも。放射能処理施設を守るロボット、外の世界はどうなってるのか、人間はどうなってるのか考えると少しゾクリとします。

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    2020年03月11日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    2020年「このマンガがすごい!オトコ編2位」なので紐解いて見た。題名は、「サピエンス全史」をもじっているのは明らか。つまり、長い長い人類・前史の後に急速に人類正史が始まって終わる。そして長い長いロボ・サピエンス前史が始まるのだろう、という作品なのだろう。

    普通のSF小説にあるように、人類VSロボットの歴史は、ここでは描かれない。おそらく、ほとんど最初の数十年間でそれは終わったからだろう。最初から人類とロボットは共存している。人類とロボットの結婚もいつか許されている。それでも、人類は衰退していき、メンテナンスすれば永遠の生命と過酷な環境での生存と情報保持を能力として持つロボットは、生き残る。

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    2020年01月21日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

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    『マンガ・オブ・ザ・デッド(2012)』を読んでみた。 色んなストーリーがあって面白かった!! お気に入り・・・寺田克也氏の”アンドアイラバー”とうぐいす祥子さんの"死体と暮らすな子供たち"と外薗昌也氏の”死霊の社”とヒロモト森一氏の”少年ゾンビ”で、一番、好きだったのは・・・腑貌篤史氏の”有機溶解人間オルガノゲ”です!!

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    2019年08月13日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    ネタバレ

    味のあるイラストでシンギュラリティの世界を描いた作品。
    上巻で繋がっていないように見えて繋がっていたストーリーから、時を経て人類が居なくなった後のディストピアを描いた下巻。

    サピエンス全史をまだ読んでいないので内容的にリンクしているのかどうかはわからないが、博士の言った「ごらんなさい5万年の進化の果てを」はこの作品の終末を物語っているようにも思える。時代は繰り返し、人間が無くなった後に新人類のような生物がオンカロに来て終わる。

    ロボットにとっての人権や幸せとは、死とは何か、そういった人情的な一面がよく出てくる。各々がプログラムで動く中、最期に近付いたロボット達の選択に人間味を感じる。

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    2022年03月21日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

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     わたしの六月はゾンビ月間。
     ゾンビ作品を検索してたどり着いた一冊。
     まぁそのまんまアンソロジー。
     ちょっとサイズの大きい本なので、リアル書店で探すときには注意が必要。
     
     アンソロジーなので、凝ったものから安直なものまでとりどり。
     イラストや1ページだけの作家も並んでいるので、目当て作家がいる方は注意が必要かも。

     極端につまらないものはなかったけれど、面白いと思えるものも多くはなかった印象。
     アクションありスリラー的なものもあり。
     読者がぞ何尾物に求める形も様々だから、すべてのゾンビファンが全ての話に喜べるつくりには絶対にならないわけで、こんな感じのものが一番なのであろう。

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    2021年06月14日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    【あらすじ】
    100年。それは、ヒトにとっては一生、ロボットにとっては一瞬。ヒトの依頼に応え続ける「自由ロボット」が抱える過去、半永久的に稼働し続けられる超長期耐用ロボット「時間航行者」に与えられた秘密の任務、完遂するのに25万年かかるミッションを与えられた独りのロボット……。これは、人類とロボットが、いずれ迎えるかもしれない果ての果ての未来の、一つのカタチ。

    数十万年、数百万年という単位で物事を考えると、今自分がやっている仕事って何の意味があるんだろうと思ってしまいます。一方で、自分が今積み重ねていることがどこかの未来に繋がっていくことも事実。足元の数年と数百万年後を2つ並べて比較すると全

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    2020年06月06日
  • ロボ・サピエンス前史(上)

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    このマンガがすごい2020オトコ編第2位。ロボットとの結婚も可能になった未来。この手の世界観はおじさんなので星新一さんの方が好きかも。

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    2020年02月13日
  • ロボ・サピエンス前史(下)

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    ⒊11の後、どこでだったか、原子力発電所の廃棄物を処理するための対策はどうすればいいかという話を読んだことがある。
    埋めるとか、宇宙に廃棄するとかいうのに並んで、
    宗教を作って、司祭に守らせるというのがあって、すごいと思ったことがある。何世代もの間、それを(廃棄物)を守っていくには、組織が必要で、しかも信心レベルの必ずやる意志が必要という話。同じものを読んだのかな、それとも別々に発想したんだろうか。ちょっと気になる。

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    2020年01月09日
  • ロボ・サピエンス前史(上)

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    島田虎之介の「ラストワルツ」は、自分の中では、あらゆる漫画の中でもベストのうちの一つ。一見、バラバラの物語を収束させて、時間や、世界などの大きなものを感じさせる力量は秀逸と思っている。
    その島虎の新作。
    今回作も、時間が主役。
    しかし、ちょっと個々の話が(彼にしては)普通かなと思う。

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    2020年01月09日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

    購入済み

    残念

    面白くなかった上に値段が高い。がっかり。

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    2022年09月29日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

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    ゾンビ漫画の競作集。うぐいす祥子の作品あり。絵の上手い人が多いが、絵で魅せるぶん、シナリオの凝った作品は少ない印象。

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    2013年04月17日