石神賢介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あらかじめ断っておきますが私は既婚者です。
この本を読んだのは、あくまで現代社会の縮
図を知りたいという好奇心からです。
この本で言う「すごかった」というのは、想
像もしないような世界が広がっているという
ことです。
全員がそういうわけでは無いですが、常識が
通用しない人が一般社会よりも多く存在する
世界なのだろうと想像できます。
そんな非常識な人々をただ笑い飛ばす内容で
はないです。
婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティと、
主に主要な3つの婚活ツールをリアルに冷静
にレポートしています。
これらのツールでは特に同性(この場合は男
性です)の動きが分かりづらいというのもあ
り、それを克明に綴っている本書は貴重なの
では?と思ってしまいます。
婚活中の女性は自分より年収の多いパートナ
ーを求める傾向にあると言います。
そして専業主婦となり”上がり”を目指すとか。
現代ではそれはかなりハードルが高い気がし
ますが、これを読んだ人はどう思いでしょう
か。
現代社会の縮図をこれほど分かりやすく炙り
出した本はなかなか無いなあ、と思わせる一
冊です。(上から目線で失礼しました) -
Posted by ブクログ
自身の婚活生活と、インタビューした色々なひとたちの婚活生活を赤裸々に綴りつつ、パートナーを欲する男女に、できるだけ広範なロードマップを提示する本。
主観と客観のバランスがよく、文章も押し付けがましくなく、文体だけを見てもとても参考になりました。
個人的には、男女ともに30代に入るとなかなか男女の出会いがしづらくなってくるという意見と、ニューヨーク駐在員の日本人男性を青田刈りするために婚活旅行をするしたたかな女性の章が特に印象的でした。
叶うなら自分は、心から打ち解けた方とパートナーになりたいのですが、果たしてどうでしょうか。静かに望むことにしましょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上前に書かれた本なので今の婚活事情とは異なってる部分も多そう。街コン全盛期って感じの時代かな?
それぞれの婚活での体験記は面白かったし、色んな人がいるんだなぁと思った。
出会いがないから〜と思ってるけど、こんだけ出会いまくっても結ばれない人もいるのか、と思うと婚活の奥深さを改めて感じた。
印象に残ったのは、婚活という場が、単に「結婚相手を探す場所」ではなく、その人の価値観や欲望、現実感、自己認識がかなり出る場所なのだということ。
著者の体験だけでなく、そこで出会った人たちの話を読むことで、婚活という場そのものがひとつの人間観察のフィールドに見えてくる。
婚活は、効率よく条件に合う相手を探す活動のようでいて、実際にはかなり人間くさい。
年齢、収入、見た目、会話、過去の結婚歴、将来への期待。いろいろな条件が見え隠れする中で、それでも人は誰かと出会おうとする。
出会いの場で迷ったり、期待したり、がっかりしたりする人間の感じは、今も昔もあまり変わらないのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
新聞等で報じられない川口市のクルド人問題について、実際に住み、関係者に取材したルポ。
ネットだと部外者(川口在住でない人)の声も大きくなるので、ニュートラルな目線で書かれた書籍はとても貴重に感じる。
日本人がやりたがらない解体業に従事していることで助かっている側面があることも事実で、強行的な策を取れば全ての問題が解決、とはいかないだろう。
芝園団地の中国人との共生の例のように、時間が解決することもあると思う。ただ、中国人と異なり、
①在留資格がない人もいる
②複数の国にまたがる民族である
③家族間での絆は強いがクルド人同士の繋がりは薄い
など比較した上での困難さを挙げているのは興味深かった。
日本語とクルド語・トルコ語の通訳ができる人材が日本人にもクルド人にも極めて少ないのも対立と軋轢の原因だと思う。川口市の教育を受けた子どもたちが、その役目を担っていってくれることに期待したい。
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Posted by ブクログ
埼玉県で生まれ育った身でありながら、正直川口は大宮から東京へ出る際の県境である荒川を越える前の通過駅程度の認識しか持ってこなかった身からすると、川口でどのようなことが実際に起きているのかの一部だけでもまずは知ることができる本だった。意識的か無意識的にSNSでの煽動的な情報から距離を置いていた身としては極めていずれの立場にも与しないように気をつけて中立的に書かれているように感じた。
労働力として必要だからと実質的な出稼ぎを「技能実習制度」という名前をつけて海外の方の労働力の恩恵を受けつつ居着いてもらっては困るからと3年で帰国させ、また難民条約も批准していながらも助けを求めてきた人達にさえも定住させず、裁判もなく収容するという、構造的な制度の欠陥、政策の欠如が一番立場の弱い者(地元の方、クルドの方双方)へ皺寄せを生んでいる現状はもう少し自分ごととして積極的に情報を摂取すべきだったと反省。 -
Posted by ブクログ
アラ還になられてからの婚活。
連載記事を書くという前提があるからかもしれないけど、石神さんの戦略的な動き、そしてフットワークの軽さに前作以上に感嘆。
失礼な話、婚活市場で50代半ば以上ともなるとほとんどマッチングできないものだと思い込んでいたけれど、全然そんなことないどころか何人かと(しかもそれなりに若い人も含む)男女の関係にまでなっていることにビックリしました。
清潔感やTPO、機転の利き方等は”数字のスペック”をしのぐアドバンテージになるということなのかしら…
それにしても「写経と座禅と婚活飲み会がセット」はツッコミどころが多すぎ! -
Posted by ブクログ
著者の近著『57歳で婚活したらすごかった』のタイトルに惹かれた流れで、以前に書かれたこちらの本のことを知り「まずはこっちから」と手に取りました。
しょっぱなから思わず笑っちゃうくらいのインパクト!!
「つかみが完璧だわー」と妙に感心しちゃいました。
その後もなかなかの曲者がどんどん出てくるし、これまでほとんど知らなかった婚活サイトや結婚相談所のシステムや実態(?)あれこれが書かれていて、あっという間に読みきりました。
やっぱり戦略的に、そして積極的に動かないと登録しただけじゃどうにもならないんだな…。
何事もそんな気はするけど、人と人との出逢いは特に。
『57歳~』も読むのが楽しみ。 -
Posted by ブクログ
本書はひとり暮らしに寂しさを覚え、そこに新型コロナ罹患による孤独死も頭を過り、〈やっぱり結婚したい!〉と決意したのは57歳のフリーランスの記者。バツイチ・子どもなし・持ち家なし・年収700〜900万。そのスペックを婚活アプリ・結婚相談所・婚活パーティーに登録し、怒涛の婚活ライフに突入していく。
実は著者は40代でも〈ふと結婚したい!〉と思い、今回同様の方法で結婚相手を探した前歴あり。その際は成就には至らず。それを受けて、本書表題にある〈やっぱり〉に繋がる。婚活を成就はできなかったものの、著者は転んでもただでは起きず、その一連の活動譚を『婚活したらすごかった』〈新潮新書〉を著す。
10年経ち、いよいよ還暦が視野に入る57歳となり巻き返しを期す。本書はそういう経緯を踏まえ、悪戦苦闘ぶりをリアルに仔細に活写した中高年の婚活ルポ。
◉著者の掲げた婚活の3大行動指針
①婚活アプリに登録。ネットを通して毎日誰かにアプローチする。
②コストをかけて、結婚相談所に登録する。
③週末でも平日でも時間が許す限り婚活パーティーに参加する。
それに加えて、婚活バスツアー・婚活ハイキング・婚活料理教室等にも積極参加。
はたして、その結果は...。
〈すごかった〉の言葉の意味するところは…。
通読し、以下の文章がしっくりと腑に落ちた。
参加者はみんなパートナーを求めている。それなのに、男女ともなかなか相手に恵まれない。なぜか…
40代を過ぎると、自我は育ち切っている。自分が好きな人間、波長が合う人間がよくわかる。だから、ストライクゾーンがどんどん狭くなっていく。自覚はある。しかし、それは理性でコントロールできる領域ではない。たぶん、女性側も同じだろう。男女ともこの歳まで頑張ったのだから何とかしたいという気持ちも強くなる。
…深い考察だ。
たまたま観たNetflixのある韓流映画の台詞。
〈人と出会い、愛し合う…それ自体が奇跡〉。
字面だけ見れば陳腐すぎる言葉ながら、『運命の人』という表現もあるぐらいだから、確かにそうだ。
中高年の婚活とは、〈自我×優先順位×依存心〉の上に成り立つ狭小なストライクゾーンを持つ同士のガチンコの場であり、等価値交換の場。
ひとり暮らしの寂しさや孤独死が頭を過ぎり、熟年婚活を始めた著者がたどり着いた境地は、〈婚活をひとりで生きていく自信があってこそ、自分以外の人間に費やす時間と余力があってこそ、誰かと一緒に生きていくことがようやくにしてできる〉。この境地こそ婚活を成功に導くと著者は綴る。
軽妙なタッチで描かれてはいるも、なかなかどうして深くて鋭い社会考現学の好著。 -
Posted by ブクログ
バツイチ・40代・フリーランスライターの著者がある日突然結婚したくなってスタートした「婚活」。その実体験を描いたルポ。
いや~おもしろかった!!
結婚相談所、ネット婚活、婚活パーティーなどなど…
様々な婚活に登録して活動するんだけど
女性はめちゃくちゃシビア!
結婚となると年収と職業重視
あと、独身証明書っていうのがあるのね~知らんかった!
で、婚活の男女の話がリアルですごくおもしろかった~
これは著者と著者の友人の女性の話らしいけど
「あ~わかる~!」って思わずつぶやいてしまった。
すぐにホテルに行く人
バブルを引きずっている女性
婚活市場に出没するナンパ男
身だしなみに気を遣わないダメ男
金品を巻き上げるだけのサギ女
めちゃくちゃケチな男
結婚をしたい人(相手は誰でもいい)
積極的でない人(いつも受け身)
などなど…
そしてラストにあった「婚活」は海をも超える話
なんと海外駐在員&外国人をターゲットにした「婚活」市場も人気らしい
そうか…
で、読んでて思ったんだけど
昔みたいに親が結婚相手を決めるみたいな方が逆に人気になるんじゃない?
またはAIが決めた人と結婚とか…
なんかもう最後は近未来小説かぶれているけど…
そんな日も近いんじゃないかな…
なんて…
で、著者の石神さん…
2020年の今、結婚したのかな?