花崎正晴のレビュー一覧

  • コーポレート・ガバナンス

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    会社法改正も、某塚家具の親子間紛争も、 東芝の不正会計発覚も、シャープの減資も、猫も杓子もコーポレート・ガバナン ス。

    法律や経営といった「型」の側面から解説 されるものも多いなか、そのインセンティブでガバナンスが維持できるんですかとい う数字の側面から書かれているので理解が しやすい一冊。

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    2015年05月18日
  • コーポレート・ガバナンス

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    話題の本を読んでみました。日本型ガバナンスの検証と銀行のガバナンスの検討により通説を揺るがすもの。深刻な銀行危機をもたらしたのは、銀行自身のコーポレートガバナンスの問題であったとするなど、検討すべき箇所が多いです。再読による分析が必要ですね。

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    2015年01月31日
  • コーポレート・ガバナンス

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    欧米型、日本型、東アジア型のコーポレートガバナンスを読み解きながら、あるべき統治の形を探っているように思える一冊。
    200ページに満たない新書サイズには、膨大な調査や分析により得られた知見が凝縮されている。

    本書ではガバナンスの「効かせ方」に軸足を置いており、もう少し現場よりのガバナンス実践についても知りたいところだ。

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    2021年03月07日
  • コーポレート・ガバナンス

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    脚注もなく、さらっと書かれているが、ベースとなっている先行研究の積み上げが半端でない。新書だからといって、侮るなかれ。

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    2020年11月05日
  • コーポレート・ガバナンス

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    ネタバレ

    昨年の売れ行きランキングからチョイス。
    著者の花崎正晴氏は、ブルキングス研究所や政投銀を経て、現在は一橋大院教授。

    感想。
    面白かった。価格740円は安い。仮説→実証研究の流れとか参考になる。

    備忘録。
    ・2012年、日本の法人数は195万社あって、うち3万が中堅・大企業。ここがコーポレートガバナンスの議論の対象か。
    ・米国では従来から独立色の強い社外取締役が、取締役総数の過半数を占めることがSECから求められている。
    ・エンロン→アーサーアンダーセン消滅へ。
    ・ストックオプションや業績連動型報酬といった、エージェンシー問題解決策(インセンティブスキーム)は、次の2点に限界有。①業績や株価

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    2015年01月16日
  • コーポレート・ガバナンス

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    企業統治(コーポレートガバナンス)を知るには良い本である。
    本著では、アメリカ型ガバナンスと日本型ガバナンスの特徴とメリットデメリットを挙げており、合わせて次世代のガバナンスの在り方として、ステークホルダー(従業員、取引先、社会を含む)型ガバナンスを提示主張。
    日本型の場合は、経営陣に絶大な権力が集まり、経営陣の質によっては独裁経営による業績悪化や変革の鈍重さを指摘。アメリカ型は株主至上主義であり、経営陣は外部から招聘き、従業員との関係が希薄である。
    さて、会社法や会社の仕組みといった外的な要因から多分に影響を受ける。だが、企業統治は一つの国作りのようなもので、実際に組織作りから運営までの道の

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    2025年06月01日
  • コーポレート・ガバナンス

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    コーポレートガバナンスの背景。そして、これからの重要性。そこまで、株主のものというものにも企業はなってほしくないという個人的感想。

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    2015年02月13日
  • コーポレート・ガバナンス

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    昨今・・・韓国の「財閥」の長女が報道を騒がしている。
    家族支配型企業の占める割合が高い東アジア。
    ガバナンスという観点からはまだまだ日本は健全。

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    2015年01月09日
  • コーポレート・ガバナンス

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    コーポレート・ガバナンスについて、欧米・日本・東アジアを比べた入門書。目新しい点は、日本版のコーポレートガンバナンスの中心であった銀行からの監視について説明を加えた点と、東アジアの家族資本主義の状況を説明した点。ガバナンスのあり方や利点について、「資産効率がよくなる」「短期思考か長期思考か」などいろいろ定量調査を説明しようとしているが、結局自分自身で実証しきれないと言ってしまっており、なんのための主張なのかよくわらかなくなる。

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    2014年12月07日