博報堂DYグループエンゲージメント研究会のレビュー一覧
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「自分ごと」だと人は動く~情報がスルーされる時代のマーケティング、というタイトルに共感して購入。
●『to C』 から『with C』へ。伝えたいことをお客様に一方的に伝えるのではなく、情報を伝えた後にお客様にどう行動をして欲しいか、ここまで考えた設計が必用。
・エンゲージメント(お客様が共感できる約束事)の設定 → スルーされないように突っ込みたくなるメッセージを選定 → エンゲージメントテーマを体感できる装置・場を作る → 生活者に自分ごとが起こり → 生活者の間で自分ごとのシェアが始まる。
●例、シブヤ大学。ライオンのキレイキレイ。 -
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ネタバレ・ざっくり言うと
博報堂で最近の広告というか、コミュニケーションってどんな?というのをいろいろ考えたんやけど、
一人一人が情報を「スルー」できる時代、あるいは発信できる時代になったので、
「他人ごと」ならぬ「自分ごと」として捉えてもらうことがとても大事だし有効だよね、という話。
・思うこと
本そのものは2009年の出版ですが、今日に至るまでの流れを丁寧に解説してくれていると思う。
2014年の今読んで、発見!ということはないけれど、なんとなく感じていたことにうまく言葉をあててもらった感じ。
広告代理店として今後どういうことをしかけていくのか、はもちろん商売道具なので秘密なんだと思いますが、 -
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ネタバレ大衆→分衆→網衆
これまでは結果として、マスメディアが生活時間を規制してしまっていましたが、その制限をストック可能な仕組みが解放することになりました。p71
【ピンボールモデル】
前提:生活者が情報を扱うようになった。
ピンボールゲーム:ところどころにある柱にぶつかると、光ったり音がでたりしながら得点が増えていくゲーム。
⇒各所を回りながら情報としての価値が高まっていく。情報はピンボール台に乗っかっていて、何かと衝突すればするほど輝きを増していきます。p77
(マス→ブログ→個人)あらゆる可能性がある。
1980年『第三の波』by アルビン・トフラー
生活者と消費者が融合する「プロシュー -
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昨日書いた、「to C から with C へ」について詳しく解説しているのが、今回紹介する新刊「自分ごと」だと人は動く、だ。
「to C から with C へ」がこれからの時代のコミュニケーションのキーワードとして、企業も顧客とパートナーとなって、パートナーを主役としたマーケティングが必要不可欠とする。
パートナーに主役となってもらうためには、「自分ごと」として商品やサービスを捉えてもらわなければならない。
当然広告のあり方も変わってしかるべき。ターゲットなどという言葉は死語になる。
生活者目線という言葉があるが、まさに企業と生活者が同じ高さで、コミュニケーションをとる時代が来 -
Posted by ブクログ
この本は現代について、「大衆が網衆に分化している」「情報がスルーされる時代である」という2つの定義を行うこと始まる。DMでもメールでもRSSでも、得ようと思えば情報はいくらでも入ってくる。情報の受けてである自分を思えば、みな知らず知らず上手くスルーする、つまり読まずに削除したり一瞥して気になったものだけ保存したりしているのだと思うが、情報の発信者であるマーケターの立場に立つと由々しき問題だ。そしてこの危機感に退位して「自分ごと、と感じられる情報を発信しよう」という解決策が打ち出され、この本の中心テーマになっている。
ソーシャルメディアマーケティングの走りのような話か、とも思ったが必ずしもそう