サーバーのレビュー一覧
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サーバーのイラストも入っている短編集。
「傍迷惑な人々」というタイトルの通り、身近にいるちょっとおかしな家族や友人をユーモアたっぷりに描いている短編集。読むと何故だか元気が出る。笑える。
最後の「本棚の上の女」は自作のイラスト解題なんだけど、あの人喰ったカバの絵とかすごい、あと線のふわっと加減がたま...続きを読むPosted by ブクログ -
河出書房『はじめて読む!海外文学ブックガイド』(十四歳の世渡り術シリーズ)で、芹澤恵さんが紹介なさっていたので知り、読んだ。
九十八セントの買い物に一ドル紙幣を出したウィルマ伯母さんに対し、細かい釣り銭がないのでもう三セント出せないかと雑貨屋の主人が頼んだことを端緒とする世紀の一騎打ちを描いた「...続きを読むPosted by ブクログ -
家族の絆:傍迷惑なのは疑いようもないが、退屈はしなさそうな家族。しかし夜は静かに寝て欲しい。傍迷惑な人々:家庭だけでなく職場にも面倒な人々が。ツグミの巣ごもりは、勤勉実直な社員の密かなる復讐劇で、バローズ夫人には悪いがスッとする。妄想暴走族:マクベスをミステリー脳で妄想すると、考えすぎて突飛なことに...続きを読むPosted by ブクログ
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気になったので読んでみた次第なのだが、笑いに満ちた一冊だった。
「家族の絆」パートはエッセー集。どの物語も「なんでそうなるの!www」ってツッコミまくりだった。でも、ダム決壊の話は冗談抜き、いつだってありそうだから自戒自戒。
「傍迷惑な人々」パートはありそうな変な人シリーズ。少しホラーなとこ...続きを読むPosted by ブクログ -
20世紀アメリカの作家・イラストレーターにして雑誌『ニューヨーカー』の執筆者でもあったジェイムズ・サーバー(1894-1961)のエッセイ風ユーモア短篇集。
「ウィルマ伯母さんの損得勘定」の頭のよじれるような面白さは傑作。「ダム決壊の日」のなぜかほのぼのとしてしまっているユーモラスなドタバタぶりも...続きを読むPosted by ブクログ -
He wrote the original of The Secret Life of Walter Mitty (虹を掴む男)and some fictions in U.S.Posted by ブクログ
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軽妙洒脱なサーバーの短編集。
20編収録も、どれもこれも楽しく飽きがこない。
まるでハンナ・バーベラの作品を文字で読んだような気分。
個人的には家族の絆が好み。Posted by ブクログ -
サーバーは、イラストレーターと思っていたけれど、作家でもあるのね。
思わニヤリとしてしまうセンスに、引き込まれました。
イラストレーターとして名前が知られるようになってから、目がかなり悪くなり、あまり見えていなったとか、知らなかった。
でも、古典新訳文庫、なんだ。古典かぁ~。Posted by ブクログ