棚花尋平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
異世界に召喚されたしがないおっさんが、チート能力なしにガチのサバイバルを強いられる話。
昨今のヌルい異世界チート無双モノとは対極に位置するような物語構成が殊のほか気に入っております。
何度も死にかけながら修行して、ようやっと異世界における人並み程度の能力になったとか。やたら底意地の悪い人間、もしくは主人公の蔵人さんに無理解な登場人物が多いとか。
異世界の厳しい現実(リアル)がこれでもかと襲い掛かる1巻です。
相棒であり保護者である雪白の姉御(魔獣)がいなかったら早々に「詰んで」いたでしょうね。ある意味、神様がくれた餞別とは雪白のことだったのかも。
ずっと鬱展開が続くのかと思いきや、最後の -
購入済み
使命を果たした勇者の後示談
書いてあるごとく異世界転生を果たした主人公が魔王を討伐後隠居生活をしていたが裏切られる。すると、異世界管理と称した保護団体が話を持ちかけ各異世界を行来する列車に乗るというスケールが大きくなったお話。
まず、用務員さんの作者ということで次作品を試した次第。正直な感想としては、よく分からなかったというのがある。一巻全部読んだ訳でもない、半分とちょっとでこんなこと書くのも烏滸がましいかもしれない。しかし、何を重きに書いてあるかよく分からなかった。異世界をつなぐ列車に乗り込み各異世界でのイベントがチョイチョイ発生するけど、説明分が圧倒的に足らない。例えるなら新幹線の駅停車中に駆け足で駅弁を買い