ダニエル・S・ハマーメッシュのレビュー一覧

  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    「美形のお得度を真面目に測った史上初の本」と謳っているだけのことはある本。
    本当に美貌格差はあるらしい。

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    2024年06月18日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    美の評価方法についてもきちんと触れてあるから、読む価値あり。そこがある程度しっかりしてないと、比較なんてできないもんね。
    「美人がトクする?当たり前だろ!」ですまされがちな仮説、しかも、なかなか触れづらいところを、統計を用いて定量・定性的に評価してみる試みって、なかなかできることじゃない。この着眼点と方法論に関心。

    目次にズラーっと「ブサイク」が並ぶ容赦のなさにはちょっと笑ってしまった。

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    2025年09月14日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    経済学の視点から、美しいことが現実的にはどれだけ得なのかについて明らかにした一冊。

    イケメンや美人が経済的に得であることは、誰しも生きていれば感じることだと思う。ただ、どの程度の得があるのかまで理解している人は少ないのではないだろうか。

    実際に本書を読んで、考えていたよりも得は少ないようにボクは感じた。

    こういった現実と認識の違いというのは、ときに僕らの心を蝕むことがある。だからこそ、本書のように、実際はどうなのかという研究結果を知ることは大切なように思う。

    ただ、著者が主張するようなブサイクを社会システムによって保護するという考えには個人的には同意できなかった。データと分析結果だけを

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    2022年01月08日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    目の付け所はいいと思います。
    が、まだまだデータ不足な印象を受けました。
    その一方で、「見た目の美」という曖昧かつ主観的な価値(観)とも言えるものを基にした割には、かなり科学的なアプローチではあると思います。

    もし、この本の言う通り、見た目の美しさが、平均的には有利に働くものだとしても、何事にも個体差があるので、見た目で劣っているとしても、逆転の余地はあります。
    そういう逆転できる部分を探し、身に付けていくことこそ、本当は大切なのかもしれません。

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    2015年05月19日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    なんでも経済学になってしまうのね。
    でも、わかりやすくまとまっていると思う。

    何が驚いたって、男性の方が容姿で給料が変わってしまう確率が高いこと。女性の方が高そうだけど。

    ブサイクな人が取るべき道を、目下歩いている最中な私は、このまま信じてもいいんだな(笑)

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    2015年05月09日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    容姿に関する心理学的なあれこれではなく、とりあえずざっと5段階ぐらいで評定して、それが労働収入とかとどう統計的に関係しているかとかそういう話。うしろの方では結婚とかのマッチングの話をしてる。さらに容姿から生じる不平等を解消するにはどうしたらいいかっていう議論もやっているが、まああんまり効果的なのはなさげ。差別に関する面倒な議論をしているところは訳語の不統一とかあってちょっと読みにくい。

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    2020年06月15日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    なかなか胸糞だし外見コンプをフル加速させる本ですが、夢中で読みました。正直読んでいて気分が悪くなる人もいるんじゃないかと思います。

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    2024年01月30日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    美男美女は得をする。これが本書の結論です。一見自明にも思えるこの結論について、経済学の枠組みを使って分析したたくさんの研究結果を紹介しています。

    みなさんの中には、経済学ってこんな分野も扱うの?株とか景気とか、そうゆうのを研究する学問なんじゃないの?と思った方もいるかもしれません。確かにそれらは主要な研究対象ですが、人の意思決定に関わる内容であれば、だいたいは経済学の対象になる。相撲の八百長についてまじめに研究した経済学の論文もあるんですよ。

    さて、美貌と収入の関係を経済学的に分析するにはどうすればいいか。やり方は簡単です。たくさんの人の容姿(例えば5点〜1点の5段階評価)と収入のデータを

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    2020年11月09日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    容姿が収入をはじめとした様々な要素に影響があると同時に、容姿だけが決定づける要因になるわけではないという、当たり前っちゃ当たり前なことを統計等から分析した本。

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    2019年10月27日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    男性の方が容姿に影響される、って説が面白かった。

    経営者側に美形は必要か?って章の、全員美形だとコストがかかるから対外的な役職には美形を置いて、見えない役職にはブサイクを置いておけって説が、そりゃそうだよなぁと思いつつもひどい。

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    2017年06月23日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    ネタバレ

    顔の良し悪しがどの程度収入に影響するか、をベテラン経済学者がまとめた本。
    以外とこの類の論文は書かれてはいるらしいが、本流とは認められてはいないと入っている。訳文的には「ブサイクが〜」というのが連発されるためあまり読んでいて心地よくはない。

    仕草や体つきまで入れてしまうと適正かつ安定的な評価は難しいためこの本では顔の良し悪しに絞っている。また見た目の評価はあまり母集団によってばらついたりはしない。

    顔が良いことのプレミアムよりも悪いことのペナルティの方が大きい。また男性の方が格差は大きくなる。女性は職に付かないというオプションが男性よりも現状は多く、「ブサイク」は職を持っていない可能性が高

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    2015年09月01日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    何か語っているようで、あんまり何も語ってないかなあ。
    美貌によって得/損があるのでは?というのは凡人の誰もが薄々、でも確信を持って思っていることで、それを立証しようとするのは面白いのだが。

    まずサンプルとして「美しい人」「普通の人」「醜い」を分ける時、一体何の基準で分けてるのかが曖昧だし疑問。美は顔の対称だけではないはず。

    そしてアンケートの対象の層や、何をもって「得」とするのかも、なんかバイアスがいろいろかかり過ぎて、ズレズレのような気がする。

    話の種としては面白いけど、としか言いようがない。

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    2015年07月16日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    こういう題材を経済学で真面目に追及した本は初めて読んだけど、アンケートの結果を細かく分析して仮説を立てたり、なかなか細かい内容。容姿の差で生じる不利益からの生涯収入差が23万ドルってなかなかインパクトあるけど、実際は見た目以外の要因も多々あるので、直接的に体感する差では無いのかも。

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    2015年06月26日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    ネタバレ

    面白いテーマなのだろうけど、書籍にするほどのネタがないのだろう。大きめのフォントでページ数も少ないが、それでも同じような内容の繰り返しが目立つ。

    経済学が希少性に関する学問である以上、美貌について論ずるのはよいが、やはり定量的な話は難しそう。5段階で評価(文化や個人の好みなどによる差もあるし、これ以上細かくしても意味がないとは思うけれど)したところ、4−5の美貌であれば女性は8%、男性は4%収入が多い。逆に1−2だと女性は−4%、男性は−13%の収入減になる。たとえば教育期間の場合はこれが一年延びるごとに収入が10%増えるので、容姿は通学1.5年分ぐらいに相当するということになる。
    美貌効果

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    2015年04月18日