辺天使のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
笑えるミステリー!
前巻ラストでブラックな正体を晒した主人公とクールヒロインの知略対決といった感じの2巻。策士VS策士。
後半ではエロ教師の毒牙からクラスメートを助けるためにヒロインが激しく活躍。その過程で彼女の過去も色々わかってきます。
相変わらず原作と作画分けてるだけあって、絵が上手い!加えて全体的にギャグシーンも多めで楽しめます。 -
ネタバレ 購入済み
コメディミステリー!
高校を主な舞台に、クラスメート男女のコンビが織り成すコメディ推理もの。内気でボッチな少年が毒舌クールな少女に突っ込まれる感じの掛け合いです。
1話の美術室事件でこそ校内殺人が起きますが、それ以外の2件はさほど悲惨な事件にはならないので楽な気持ちで読めます。残忍なミステリーが多い昨今、肩の力を抜いて見られるのは好印象。
-
Posted by ブクログ
結論だけ先に言うと、この『親愛なる殺し屋様』、一切の反対意見が挙がらず、満場一致で私の中で殿堂入りが決定
同じく、殺し屋を題材にしている、『職業・殺し屋』(西川秀明)とは作品の傾向や与える印象の質こそ違うが、単純な面白さの度合いだけを見れば、確実に肩を並べている
コミカルにもシリアスにも対応できる、地力の高さを感じる絵柄と、笑わせつつも泣かせる、人間味のあるストーリーとのバランスが非常に好かった
加えて、ヤシロさんの殺し屋らしくない個性、これがまた、斬新だった、と思う
ここまでターゲットの事を親身に考え、相手の事を真摯に理解しようと努力を惜しまず、その時が来たのならば、一切の容赦をせず、全身全 -
Posted by ブクログ
この巻でもヤシロさんのナイフにやられた
漫画家としての成長速度、これは『覚の駒』を精力的に執筆中の内富先生に匹敵する、と私は勝手に感服している
ヤシロさんと色んな意味で強くなり過ぎな麻田刑事の仲が進展し、ますます、どんな関係性なのか、初読みの人間どころか、ここまで読んできた私や他のファンにすら判らなくなってきた『まともリローテッド』も凄かったが、私の琴線を掻き鳴らしたのは、第11話~第13話で繰り広げられた、とある傲慢なサッカー選手と病弱な少年の真剣勝負だ
コメディ、熱血でストーリーを進めておいて、ラスト、まさかの展開でファンを泣かせる
十文字のオーバーヘッドキックは、私の心のゴールネットすら -
Posted by ブクログ
読み手を爆笑させるキレのあるシーン、麻田刑事の身体能力も、凄まじく向上している
一巻で既に殺されかけた人は、まず危ない
確実に、この作品と辺天使先生のファンになる
このコミカルさと真面目さのバランスは絶妙ですね
ヤシロさんの言葉は、その特異な職業故か、それとも、生きるか死ぬかの毎日を生き抜いてきた年月ゆえか、異様な重みと真っ直ぐさがあり、根本的にコメディ漫画であるにも関わらず、思わず、真摯に受け入れてしまう
話と話の間に描かれている“追伸”も、この作品の質を高めているようだ
収録されている話はどれも面白いが、個人的にはやはり、第9話〔まともリターンズ後編〕ぞっとしました、これは特に腕力がアップ -
Posted by ブクログ
今まで、殺し屋が主役、もしくは、重要なキャラである漫画は多く、様々なタイプの殺し屋が作品の数だけ、“活躍”してきてる訳だが、この作品は中々にインパクトがある
『暗殺教室』のギャグ要素だけを抽出して凝縮したかのような、面白可笑しさが読み手の急所に狙いを定めて迫ってくる
直筆の手紙で、標的との信頼関係を築いた上で、確実に殺す殺し屋は、今までいなかっただろう
絵柄は下手と言われているらしいが、私はそう思わない
特別、巧いとも言い難いものの、通常の緩く、良い意味で間の抜けた画風がシリアスな場面での、劇画風のタッチを際立たせている感があるのと同時に、ストーリーを読み手を力強く、読み手を引き付ける物にして -
Posted by ブクログ
殺しの前にはターゲットに必ず直筆の手紙を出す、そんな礼儀正しい殺し屋ヤシロさんのお話。ちなみに普段は農作物を作ってらっしゃいます。ターゲットや周りの人に贈ります。
冒頭からマフィアのような強面が集まるシリアス画面なのに、名前が「Mr.コロッサレル」「マモーティ・ヤルケン」ですよ!
終始シリアスな雰囲気で進んでいくので戸惑うんですが…これ、読んでるとにやっと笑っちゃいます。そして読み進めるとヤシロさんの純粋な瞳を見るだけで笑っちゃいます。
途中ちょっと絵が崩れるのが気になりましたが。
作者コメントでは「バカらしくも素敵な『殺し』のファンタジー」とあるのですが、私はギャグマンガだと思って読むこ