【感想・ネタバレ】親愛なる殺し屋様 3のレビュー

あらすじ

サンズ野川のエースストライカー・十文寺は、絶体絶命の只中にいた!! 好感度アップを狙い、病気の少年・一太と約束を交わした十文寺。それはハットトリックで優勝を決めることと引き換えに、一太が手術を受けるというものだった。だが、約束が守られなければ十文寺は殺し屋・ヤシロさんに殺される運命に──。試合の行方は!? そして十文寺を待っていた衝撃の結末とは──!?

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Posted by ブクログ

この巻でもヤシロさんのナイフにやられた
漫画家としての成長速度、これは『覚の駒』を精力的に執筆中の内富先生に匹敵する、と私は勝手に感服している
ヤシロさんと色んな意味で強くなり過ぎな麻田刑事の仲が進展し、ますます、どんな関係性なのか、初読みの人間どころか、ここまで読んできた私や他のファンにすら判らなくなってきた『まともリローテッド』も凄かったが、私の琴線を掻き鳴らしたのは、第11話~第13話で繰り広げられた、とある傲慢なサッカー選手と病弱な少年の真剣勝負だ
コメディ、熱血でストーリーを進めておいて、ラスト、まさかの展開でファンを泣かせる
十文字のオーバーヘッドキックは、私の心のゴールネットすら衝き破り、涙腺を崩壊させた
絵柄の描き分け、読み手の心情を揺さぶる嘘臭くない台詞、殺し屋独自の視点を持つヤシロさんの個性が、読み手を笑わせ、ハラハラさせ、そして、時たま、感動させてくれる漫画を形作っている
ファンとして、もっと注目を集めて欲しい、と思うし、アニメ化も願っている
次巻も楽しみだ。欲を言えば、何かオマケ(ヤシロさん自家製の芋や、他の漫画家が描いた『親愛なる殺し屋様』のパロディ集とか)が付いた特装版を出して欲しい
この台詞を選んだのは、ヤシロさんの言葉の力強さをシンプルに感じたから

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2015年02月04日

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