広田照幸のレビュー一覧
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私は教える側の人間だけど、あんなに必死に覚えたはずの教育基本法をすっかり忘れてしまっていたことに気がついた。子どもたちは社会の形成者。明日からの取り組みを変えていけたらいいなと思う。参考になった。子供にも読んでほしい。Posted by ブクログ
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教育社会学的観点から説明した本である。教員養成学部の学生だけでなく、教育に問題意識を持っている全ての人に向けて読んでみてもいい本である。現在の教育の問題点だけでなく教育の功罪をあますことなく丁寧に伝えている。Posted by ブクログ
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学校教育の目的について再確認できたし、学校教育の役割や孕んでいる問題などについて新たな視点も得られた。
第3章『知識と経験』は共感できる部分が多く、生徒、学生側が読んでくれたら最高だなと思ったけど、まず読まないだろうな。
日常経験からかけ離れたことを記号などを通して学ぶから、学校は退屈。だけど、日常...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルに惹かれて軽い気持ちで読み始めたのだが、久しぶりに「教育」について深く考える機会を得られ、とても充実した。そもそも学校ってなぜ存在するのか、なぜ現存の教科を勉強すべきかなど興味深く読んだ。Posted by ブクログ
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思春期の中学生と接していると、学校の意義、将来への不安、充実しないマンネリ化した日常などなど、友だちや成績以外のボンヤリとした悩みで、鬱々としている姿をよく見かけます。学校の意義とは?学校にできることとは?そして学校に期待するとは?そんな疑問に答えを見つけたくて、手にしました。Posted by ブクログ
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読みやすい、分かりやすい。そして、時事ネタも。
・教育とは、誰かが意図的に、他者の学習を組織化しようとすること。
・条文より…素案は「人格の完成」ではなく「人間性の開発」だった。「一人ひとりが未来の新しい社会を作り出していく主人公のような存在になること」が目指されている。
・「偏向」よりも「教育内...続きを読むPosted by ブクログ -
学校教育の役割を検証する。
特にこれからの学校教育に求められるものをとらえなおす。
「よりよく生きていくこと」と「高い収入を得ること」を切り離したとき、人はなぜ学ぶのか?「よく生きる」とはどういうことなのかまで考える。
中高生向けに書かれているけど、大人こそ読むべきかも。
教育学者のエゴもあって笑え...続きを読むPosted by ブクログ -
しつけの部分、やっぱり気になりますね~。自分がするって意味でも、他人がしているって意味でも。必然的に自分に甘く、他人に厳しくなりがちなものだと思うし、巷の“最近のしつけは…”っていう話も、そもそも古い人が自分に甘く他人に厳しい結果繰り出される言葉、って気がする。本書にもあるように、最近の方が我が子に...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトル通り、日本人のしつけ観をまとめた一冊です。
大まかな流れとして、子供のしつけの責任所在は
①周囲の環境
②学校
③学校と家庭(主に親)
④家庭(主に親)
と変遷してきたようです。
その背景には高度経済成長による貧困層の縮小及びそれに付随する親たちの余暇時間の増加
としてい...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
礼儀正しく、子どもらしく、勉強好き。
パーフェクト・チャイルド願望は何をもたらしたか。
しつけの変遷から子育てを問い直す。
[ 目次 ]
●「家庭の教育力」は低下した?
●「村のしつけ」は幸福なものだったのか
●「教育する家族」の登場
●童心主義・厳格主義・学歴主義
●高度成長は何を...続きを読むPosted by ブクログ -
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。(2回目)
年末に読んだ本のレビューが追いつかないまま、年を越してしまった…
2023年に残した、わたしの煩悩かも。
新書のレビューって長くなっちゃうんですよね。
2024年は、もう少しレビューを早くコンスタントに端的に、したいもの...続きを読むPosted by ブクログ